保活は妊娠中に始めたほうがいい?スケジュールや進め方のポイントを紹介!

産後に仕事復帰する妊婦さんや、産後から仕事を始めたいと思っている妊婦さんにとって、保育園に入れるかどうかは重要ですよね。「妊娠中から保活を始めたほうがいい」という噂を耳にして、焦る妊婦さんもいるかもしれません。

そこで今回は、保活は妊娠中から始めたほうがいいのか、スケジュールや保活の進め方とともに詳しくご紹介します。

保育園の申し込みスケジュールは?

保育園 入園 スケジュール オリジナルv2

保活をするうえで意識しておきたいのが、入園申し込みの時期です。入園申し込みは、認可保育園と認可外保育園で異なります。

● 認可保育園
認可保育園の場合、9月頃に各自治体から募集要項が出て、10〜11月頃に翌4月の入園申し込みがスタートします。

希望する園を記入するために、申し込みまでに情報収集や見学をしておくと安心です。

● 認可外保育園
認可外保育園は、一般的に入園の申し込みを随時受け付けています。

ただし、先着順や説明会に参加してからの申し込みなど各園によって条件が異なるため、早めに情報収集しておくことが大切です。

認可保育園と認可外保育園については以下の記事で詳しく説明しています。参考にしてみてくださいね。

保活は妊娠中に始めたほうがいいの?

保育園 園外観 シャッターストック

「妊娠中に必ず保活を始めなければいけない」というわけではありませんが、以下のことから妊娠中に始めたほうがいいともいえます。

① 0歳児クラスに4月入園させたい

早めに仕事復帰したい・新たに仕事を始めたいと考えていて、赤ちゃんを0歳児クラスに4月入園させたい場合、保育園の入園申し込みに合わせて保活をする必要があります。

認可保育園

認可保育園の0歳児クラスに4月入園させたい場合、入園の前年10月頃から始まる申し込みに間に合わせる必要があります。

それまでに情報収集をしたり見学をしたりする時間も必要なため、赤ちゃんの生まれる時期によっては妊娠中から保活をしないと間に合わないことも。

例えば10月生まれの赤ちゃんの場合、生まれる前か生まれてすぐの10月頃に申し込みをする必要があります。生まれてからでは情報収集をする時間がほぼない状態なので、妊娠中に保活をしておいた方がよいでしょう。

10月以前に生まれる場合でも、早めに保活を進めておくと申し込みギリギリで慌てることがありませんよ。

認可外保育園

認可外保育園は、事前の見学会や説明会への参加が申し込みの条件に含まれていたり、先着順に申し込みをしたりすることもあるので、早めに動き始めたほうがいいでしょう。

② 待機児童が多い地域に住んでいる

待機児童が多い地域に住んでいる場合、1園に絞らず複数の保育園を候補に加えるのがおすすめです。その分、情報収集などをする時間も増えるので、妊娠中から進めておくと良いでしょう。

また、育児休業は基本的に「子供が1歳になる前日までの期間」です。例えば、9月4日生まれの赤ちゃんであれば原則翌年の9月3日まで育児休業を取得できます。この場合、1年間育児休業を取得してからだと、0歳の年度途中か1歳児クラスでの入園になります。

待機児童が多い地域の場合、年度途中で空きがでるケースが少なかったり、1歳児クラスからの入園だと「0歳からの持ち上がり+数人」であることから、0歳と比べて新規の受け入れ枠が少なかったりすることも。

0歳の4月入園に切り替えるのも有効な対応策ですが、①の通り事前に情報収集をする時間も必要なので、妊娠中から保活をした方がよいこともあります。

③ 産後より妊娠中のほうが動きやすい

産後は、ママの体調不良や慣れない赤ちゃんのお世話もあり、思うように保活ができないことが想定されます。妊娠中から保活を始めておいたほうがのちのち楽なこともありますよ。

ただし、妊娠中もお腹が大きくなると動くのが大変なので、スケジュールに余裕をもっておきましょう。

妊娠中の保活は4ステップで進めよう!

ステップ 流れ

では具体的にいつから、どんな順番で保活を進めるといいのでしょうか?

スムーズに進めるためには、以下の4ステップに沿って行うといいでしょう。

ステップ① 情報収集

認可保育園は、まず役所で話を聞く

認可保育園の入園については市区町村が申し込み窓口となるため、役所で情報を得ることが大切です。

また、認可保育園の場合は家庭状況を指数(ポイント)であらわします。自治体によって加算・減点項目が異なります。役所で確認しておくと良いでしょう。

窓口で担当者に直接もしくは電話で話を聞くことができれば、自治体のウェブサイトだけではわからない必要な情報を的確に入手できます。

役所での主な確認事項

・ポイントの加算や減点について
・自分の家庭の点数と昨年の入園実績の比較について
・地域の待機児童数について
・書類の書き方や提出方法について など

認可外保育園は、それぞれの保育園を調査する

各園によって運営方法が異なるため、募集要項や説明会実施などについても園によってさまざまです。園のウェブサイトがあれば確認し、必要であれば電話で問い合わせしましょう。

地域の先輩ママ・パパに話を聞く

チャンスがあれば児童館や公園などで、地域の保育園に子どもが通園しているママやパパに園の雰囲気などを聞いてみましょう。実際に通っているママやパパだからこそ分かる情報が得られるかもしれません。

ステップ② 保育園を選ぶ

自分たちの大切な子供を預ける保育園。何を重視して保育園を選ぶか、もらった資料や集めた情報をもとにしっかりと夫婦で話し合いましょう。

園によっては入園時の月齢に制限があるので、4月時点の月齢が入園対象となっているかも確認してくださいね。

保育園選びのポイント

・認可 or 認可外
・保育園の理念や教育方針が合うか
・保育園の規模
・通園のしやすさ
・保育料(認可の場合は自治体と親の収入ごとに決まっている)
・保育時間(保育園によって預けられる時間が異なる) など

ステップ③ 保育園見学

保育園をある程度ピックアップしたら、次はいよいよ見学です。体調を優先させながら保育園見学の予定を立てましょう。

認可保育園の場合は見学が必須ではないところが多いですが、実際に見ておいたほうが安心ですよ。

見学の方法や可否も園によって違いがあるため、事前に問い合わせてみてくださいね。

保育園見学のチェックポイント

・保育園の雰囲気は?
・保育室の環境は?
・施設の清潔感や安全性は?
・保育士の子供への接し方は?
・園児の様子は?
・園児がどんな遊びをしている?
・給食の内容、食事の様子は?
・延長保育はできる?
・必要な持ち物は?
・ベビーカー置き場や駐輪場/駐車場の有無は? など

見学後は、保育園で話を聞いた内容や懸念点と良かった点などを、なるべく早くメモしておくことが大切。

気になる保育園の見学をすべて終えたあと、比較検討する際に役立ちます。

ステップ④ 入園の申し込み

希望の園が決まれば、いよいよ申し込み。「確実にこの園に入れるだろう」というときはひとつの園に申し込むだけで済むこともありますが、そうでない場合は、第2希望、第3希望…といくつかの保育園を記入して申し込む必要があります。

認可保育園の場合

必要な書類を準備して市区町村に申し込みます。勤務先に作成を依頼する書類もあるので、時間に余裕を持って進めることが重要です。

認可保育園の入園申し込みの流れ

● 9月頃 募集要項が出る 
● 10月〜11月 申し込み開始
● 12月頃 申し込み締め切り
● 2月頃 結果発表
● 2月 二次募集
● 3月 二次募集の結果発表

認可外保育園の場合

認可外保育園は入園を希望する施設に直接申し込みをします。申し込みの時期・選考方法は園ごとに異なるので、園ごとにチェックしておきましょう。

なかには、先着順での入園申し込みを受け付けている園もあり、早めに申し込みをして入園の内定が出れば認可保育園に落ちた場合も安心です。

認可外保育園の入園申し込みの流れ

● 通年 募集要項が出る 
● 通年 申し込みの受付
● 通年 内定
※スケジュールは園ごとに異なるため、要確認

認可保育園の二次募集(二次選考)について

女性 手続き

一次で認可保育園に入れなかった場合、保育園によっては二次募集を行うことがあります。一次で入れなかった焦りや不安もありますが、気持ちを切り替えて行動することが大切です。

二次募集の申し込み方法は以下のとおりです。

認可保育園の二次募集に申し込む

二次募集期間を調べて申し込みをしましょう。自治体によっては、一次で落ちた人たちがそのまま二次選考の対象となり、二次募集への申し込みが不要な場合もあります。申し込み方法の詳細は、「入園申し込みのしおり」やHPなどで調べましょう。

希望の園を変更する場合は別途手続きが必要ですが、通える範囲を拡大したり、これまで選択肢に入っていなかった園も視野に入れたりしながら保育園をピックアップしてみましょう。

認可外保育園に申し込む

認可外保育園の内定者のなかには、認可保育園の内定が出たタイミングで辞退することも。その場合、繰り上がって入園の順番が回ってくる可能性もあるため、なるべく早めに認可外保育園へ申し込むのがおすすめです。

すでに認可外保育園を併願している人は、引き続き入園の意向がある旨を電話で伝えておくと良いでしょう。連絡することで優遇されるわけではありませんが、意思を伝えておくことは大切です。

保活は時間に余裕をもって始めよう

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情報収集から始まって入園準備まで、長い道のりのように見えて実はあっという間。

産後赤ちゃんのお世話をしながら問い合わせをしたり、赤ちゃんを連れて見学したり…は、どうしてもママやパパの負担になってしまいます。

無理をしないためにも、妊娠中から余裕をもって保活を始めることがおすすめです。「少しずつ進めてみよう」といったゆったりした心持ちで、保活をスタートしてみてくださいね。

※参考文献を表示する

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