多胎妊娠がわかったら…?知っておきたい制度とサポートを紹介!

双子や三つ子など、2人以上の赤ちゃんを同時に授かる「多胎妊娠」は、全出生数の1%以下と言われています。妊婦健診で双子の妊娠がわかったものの、周りに同じ状況の人がおらず、わからないことばかりで不安が募ってしまう妊婦さんも多いようです。

今回はそんな多胎妊婦さんのために、知っておいてほしい基本的な制度や、妊娠・出産・育児期に活用したいサポートを紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね。

多胎妊娠の約半数は早産に

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妊娠初期は、多胎妊娠でもお腹が大きくなりすぎることはありません。お腹の大きさに差がつき始めるのは一般的に妊娠6ヶ月頃。1人を妊娠している場合と比べて、およそ1.5倍のスピードでお腹が大きくなっていくと言われています。腹囲は妊娠8ヶ月頃になると、1人を妊娠しているママの臨月ほどの大きさになることも。

子宮が大きくなるにつれて、ママが呼吸のしにくさを感じたり、むくみや腰痛といった症状につながることもあります。また、母体の負担が大きくなることで、合併症のリスクや子宮収縮が起こりやすく、約半数は37週未満の早産になるというデータもあります(※1)。

母体や赤ちゃんの様子によっては、妊娠28〜30週くらいから管理入院をすすめられるケースもあるようです。そのため、育児用品や入院に必要なものの準備は早めにしておきましょう。下の関連記事で双子の出産準備品を紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

知っておきたい制度とは?

チェックリスト
多胎妊娠の場合、一般的に妊婦さんが利用できる制度でも特別な配慮をされている場合があります。たとえば産前休業が長く取得できたり、保険料の免除期間が長くなったり、基本的な制度を今一度確認してみましょう。

早産などのリスクに備えて気になる手当金は以下の通りです。

多胎妊婦向けの支援

・14週間前から取得できる「産前休業」
・双子は84万円、三つ子は126万円の「出産育児一時金」
・最大6ヶ月間の「国民年金保険料免除」
・産前8週間前からの「健康保険・厚生年金保険料免除」
・産休日数分の「出産手当金」

いざという時に使える手当金

・1ヶ月の医療費が一定額を超えると返還される「高額療養費制度」
・日給の2/3程度の金額が支給される「傷病手当金」

多胎妊娠・育児で活用したいサポート

ハート 助け 救助 支援
周りに同じ状況の人がおらず、孤立しがちな多胎妊娠・育児。そんな多胎児家庭をサポートする動きは、自治体・民間ともに少しずつ増えてきています。

自分たちだけで抱え込まず、積極的にこれらのサポートも活用してみてくださいね。

多胎サークル

同じ多胎妊婦さんや、多胎妊娠を経験したママたちが集うサークルは全国にあります。妊娠中の今から参加しておくと、不安や悩みを共有できたり、先輩ママたちが解決策を教えてくれたりしますよ。ぜひ参加してみましょう。

「一般社団法人日本多胎支援協会」のWEBサイトでは、全国にある多胎サークルを一覧で見ることができます。お近くのサークルを探してみてくださいね。
https://jamba.or.jp/to_family/circle_tatai/

産前産後ヘルパー

妊娠中はもちろん、産後も育児や家事をサポートしてくれる産前産後ヘルパー。多くの自治体で産前産後ヘルパーの派遣制度が実施されています。

申請に少し時間がかかることが多いので、妊娠中からチェックしておきましょう。産後の利用イメージも掴みやすくなりますよ。

基本的にはどの家庭でも利用できることが多いですが、自治体によって多胎児家庭向けの制度を別で設けていたり、利用料が補助される場合があります。ぜひお住まいの自治体の制度を確認してみてください。

多胎ピアサポート事業

多胎児家庭の交流の場を定期的に設けている自治体もあります。同じ地域に住む多胎妊婦さんや先輩ママたちとつながることができますよ。

自治体によって、小児科医や助産師に相談できることもあるので、ぜひお住まいの地域でも実施されているかチェックしてみましょう。

タクシー利用料補助

自治体によっては、多胎児家庭への支援としてタクシー利用料を補助してくれます。

例えば東京都では世田谷区、渋谷区、練馬区などで、0〜2歳まで毎年24,000円を上限にタクシー利用券を支給しているようです。

他にも実施している自治体があるので、お住まいの地域でも支援があるかぜひ確認してみてくださいね。

液体ミルク購入補助

江崎グリコ株式会社では、多胎児家庭向けに「液体ミルク」の購入補助支援をしています(2023年7月14日までの支援は確定)。

液体ミルクは粉ミルクと違い、お湯を沸かしてミルクを溶かす手間がなく、容器を開けたらすぐ飲ませることができます。外出先や夜間授乳、災害時用にストックしておくのも便利です。

支援登録団体から紹介を受けた家庭のみとなっているので、登録を希望される方は下記より詳細をご確認ください。
https://www.glico.com/assets/files/NR20220714+__1.pdf

早めにサポートの活用を!

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多胎妊娠がわかり、今はわからないことや不安が押し寄せてきている時かもしれません。そんな時こそ、早めに多胎妊娠や育児をサポートしてくれる人とつながったり、先輩ママや同じ多胎妊婦さんに心配事を話したりできると良いですね。

ご紹介した多胎サークルやヘルパー制度、ピアサポートなどを活用して、一人でも多くの多胎妊婦さんが安心して妊娠期を過ごせるよう願っています。

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