赤ちゃんの健やかな発育を促すために必要な葉酸。妊娠中は、葉酸に加えて鉄の摂取が大切ですが、実は時期ごとに摂取すべき量が異なることや、安全性についてよく知らずに葉酸サプリを利用している妊婦さんも少なくありません。
そこで今回は、妊娠中期にあたる16週あたりから出産までに摂るべき葉酸や鉄の摂取量に加え、この時期の妊婦さんに知っておいてほしい成分についてご紹介します。
葉酸は妊娠中から出産後も摂取すべき栄養素

妊娠する前に葉酸をしっかり摂った方が良いと聞いたことがある女性は多いですが、妊婦さんや出産後のママにも必要だということはあまり知られていません。
葉酸は、お腹の赤ちゃんの健やかな成長や妊婦さんの健康のためにとても大切な栄養素の1つです。
厚生労働省の資料でも、妊娠中・授乳期ごとに通常時の摂取量に付け加えて摂るべき量(付加量)が明記されています。(※1)
ステージごとに適切な葉酸摂取が重要!

実は「妊娠1ヶ月前〜妊娠3ヶ月」「妊娠4ヶ月〜出産」「授乳期」の3つのステージごとに葉酸の付加量や種類が異なります。
それぞれのステージによって、以下のような摂取量と種類が推奨されています(※1)。
妊娠1ヶ月前〜妊娠3ヶ月 | 食事性葉酸240㎍ +モノグルタミン酸型葉酸 400㎍ |
妊娠4ヶ月〜出産 | 食事性葉酸240㎍ +食事性葉酸 240㎍ |
授乳期 | 食事性葉酸240㎍ +食事性葉酸 100㎍ |
食事性葉酸とは食事から摂れる葉酸のことで、モノグルタミン酸型葉酸は吸収率を高めるために人工的に作られた葉酸のことをいいます。
妊娠1ヶ月前から妊娠3ヶ月は、妊娠初期の赤ちゃんの健康リスクを下げるために、吸収率の高いモノグルタミン酸型葉酸を食事とは別に1日400μg付加するよう呼びかけられています。
しかし、妊娠4ヶ月以降はできるだけ自然な形で摂取できるよう、食事性葉酸を推奨しています。
とはいえ、時期ごとに摂取量を変えることはとても難しく、ずっとモノグルタミン酸型葉酸を400μg摂取している人もいれば、葉酸を摂らずに過ごしている妊婦さんがいるのも事実です。
妊娠16週あたりから鉄も摂取が大事

妊娠中に葉酸を摂ることはもちろん大切ですが、妊娠中期頃になると葉酸に加えて鉄の摂取が重要です。
鉄も葉酸と同様、食事から摂る通常の量とは別に、さらに加えて摂るべき推奨量がステージにごとに決まっています。
普段は1日に食事から6.25mg摂ることが推奨されていますが、妊娠3ヶ月目まではさらに5mg、妊娠16週あたりからは15mg付け加えるよう推奨されているんですよ(※1)。
授乳期になると、付加量が2.5mgに変わりますが、この数字からわかるように、妊娠16週あたりからは特に鉄を多く摂ることが重要
です(※1)。
さらに、鉄とひとくちに言ってもただ摂れば良いわけではありません。
鉄には、一般的で安価かつ吸収力が低い非ヘム鉄と、吸収率が高いヘム鉄の2種類が存在します。効率的に摂取するためにはヘム鉄がおすすめですよ。
妊娠16週以降に特化したサプリってあるの?

葉酸や鉄は、1日に充分な量を食事から摂るだけでも大変なこと。さらに付け加える量があると簡単には摂り切れないので、サプリメントを活用するのがおすすめですよ。
しかし、「妊娠16週あたりから摂るべき成分や量が変わるのは理解しても、中期以降に特化したサプリなんてあるの?」と思いますよね。
そんな妊婦さんのお悩みを解決するのが、ゲンナイ製薬の時期別葉酸サプリ「プレミン16w」です。
プレミン16wは、妊娠16週あたりから出産までの時期にしっかり摂るべき鉄を中心とした15種類のビタミンとミネラルを含有しています。
カルシウム・マグネシウム、といったミネラルはもちろん、ビタミンB群・C・D、さらには中期・後期から不足し始めるビタミンAをベータカロテン由来で含有。
メインとなる鉄分は、吸収量の高いヘム鉄と非ヘム鉄を1:1でブレンドしているので、非ヘム鉄のみと比べて効率的に鉄を摂取することができますよ。
自身の目で信頼できる葉酸サプリを選ぼう

サプリメントの栄養素の量や種類はもちろんですが、なによりも信頼できるサプリメントを選ぶことがこの時期には大切なことです。
あまり意識しないような、成分の含有量や成分の原産国、最終加工国などがすべて開示しているかどうかも、安心して飲めるかを決める重要なポイント。
赤ちゃんはサプリを自分で選ぶことができません。お腹の赤ちゃんのためにも、妊婦さん自身のためにも、自分の目で選んだ葉酸サプリを選んでくださいね。