不妊について調べていて「たんぽぽ茶が効果的」と耳にしたことがある女性も多いのではないでしょうか?たんぽぽは古くから漢方薬や薬草としても使われていますが、どのような効果があるのでしょうか?今回は、不妊に効くといわれているたんぽぽ茶について、効果や、どれくらい飲むのが良いのかなどをご説明します。
たんぽぽ茶とは?
たんぽぽ茶とは、たんぽぽの根から作られたお茶のことです。たんぽぽは、中国で「蒲公英(ほこうえい)」という漢方薬として知られていたり、ヨーロッパで薬草として伝わっていたりと、古くから食用に使われています。
たんぽぽ茶は、カフェインを含まず、女性特有の体の悩みをケアしてくれる栄養素が含まれていることが特徴です。健康志向の女性や産後ママ、妊娠を望む女性に注目されています。
たんぽぽ茶の効果は?
たんぽぽ茶には、ビタミンB2やビタミンC、カルシウム、鉄分など、不足しがちな栄養素が豊富に含まれ、体の機能に働きかける効果が期待されています。
たんぽぽ茶に含まれる成分によってもたらされる主な効果は、以下のとおりです(※1)。
ビタミンB2の効果
● 健康な皮膚や髪、爪を作る
● 脂質や糖質の代謝を高める
ビタミンCの効果
● コラーゲンを生成し、美肌に導く
● ストレスに強くなる
● 白血球を助け、病気から体を守る
カルシウムの効果
● 精神を安定させる
● 筋肉の働きをよくする
鉄分の効果
● 血を補う
● 全身の機能を高める
たんぽぽ茶は不妊に効くの?
たんぽぽ茶が直接不妊に効くわけではありませんが、様々な栄養素の働きにより、妊娠しやすい体作りに良い影響を与えてくれるといわれています。
例えば、下記のような影響があるかもしれません。
● カルシウムやビタミンCによって精神が安定し、ストレスによるホルモンバランスの乱れが緩和され、生理周期が整う
● 鉄分によって血液の流れが促され、臓器の働きがよくなる
● ビタミンやカルシウム、鉄分によって、体が健康になる
不妊の原因は人によって様々ですが、ストレスや冷えが気になる人、体を健康に整えたい人は、試してみてもいいですね。
たんぽぽ茶はどれくらい飲めば不妊に効果的?
たんぽぽ茶は、1日2~3杯飲むのがおすすめです。食事中や仕事中、家事の合間などに、気軽に取り入れてみましょう。
たんぽぽ茶はノンカフェインなので、飲む量はそれほど気にしなくても良いのですが、「飲めば飲むほど効果が出る!」というわけではありません。何事も、ほどほどが大切です。
また、たんぽぽ茶に含まれる「たんぽぽ根」には利尿作用があり、飲み過ぎるとトイレが近くなることもあります。外出前や、長時間トイレに行けない用事がある場合は、飲む量に気をつけましょう。
たんぽぽ茶はインターネットで購入できる?
たんぽぽ茶は、ドラックストアや量販店など、様々な場所で購入できます。
しかし、実店舗だと置いているところが少なく、種類も限られているため、じっくりと選びたい人はインターネットで購入するのもおすすめです。忙しくて買い物に行く時間がなかなか取れない人にも便利ですよね。
同じたんぽぽ茶でも、種類や値段、個数などが様々なので、自分にとって続けやすいものを選びましょう。
不妊治療中もリラックスした気持ちでたんぽぽ茶を続けよう
普段コーヒーやお茶でカフェインを多く摂取しているという人は、体が冷えやすい状態にあります。1日1杯だけでもたんぽぽ茶に切り替えて、カフェインを摂る回数を減らすきっかけにできるといいですね。
ただし、たんぽぽ茶はあくまで「食品」であり、「医薬品」ではありません。すぐに妊娠につながるというわけではないので、嗜好品のひとつとして、気軽な気持ちで飲んでみましょう。また、じっくりと体質を改善していくために、バランスの良い食生活に加えて、十分な睡眠や適度な運動など、規則正しい生活習慣も心がけてください。
赤ちゃんがほしいと考えると、焦る気持ちもあるかと思いますが、ストレスは妊娠の大敵です。不妊治療中であっても、できるだけリラックスした気持ちで毎日を過ごせるといいですね。