認可保育園と無認可保育園の違いは?申し込む時期や料金など徹底比較!

保活をはじめると、「認可保育園」と「認可外保育園」の申し込み方法や選考の違いに疑問を抱く人も多いのではないでしょうか。あらかじめ、違いを知っておくと納得できる保育園選びに繋がりますよね。

そこで今回は、認可保育園と認可外保育園の違いをご紹介します。

認可保育園とは?認可外とどう違うの?

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認可保育園は、以下の国が定める「児童福祉施設の設備および運営に関する基準」を全て満たし、都道府県知事に認可されている保育施設です(※1,2)。

● 園児1人に対する保育士の人数
● 保育室や屋外遊戯場の広さなどの設備基準
● 保育時間
● 保育の内容 など

認可保育園には、社会福祉法人や民間企業が運営する私立と、市区町村が運営する公立があります。利用するには、保護者の仕事や、病気、出産、就学といった「保育を必要とする事由」があることが条件となります。

一方で、認可外保育園は、施設の広さや保育時間など、国の定める基準を一部満たしていない、もしくは何らかの事情で認定されていない保育施設です(※3)。事業所内保育施設やベビーホテル、東京都独自の認証保育所なども含まれます。

認可外保育園では保育を必要とする事由がなくても、空きさえあれば入園できることが多いです。

認可保育園と認可外保育園の保育料の違いは?

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認可保育園の保育料は、3~5歳児クラスの全世帯、0~2歳児クラスの住民税非課税世帯は無料です(※4)。ただし、給食費や延長保育料などは別にかかるので注意してくださいね。

0~2歳児クラスの住民税課税世帯の保育料は、世帯の所得状況や児童の年齢をもとに各市区町村が定めているため、お住いの地域によって異なります。

また、第2子以降が0〜2歳児で認可保育園を利用する場合、第2子は半額、第3子目以降は無料としている自治体もあります。

認可外保育園の保育料は、世帯の所得に関わらず基本的に各施設で一律です。ただし、保育の必要性の認定を受けていれば、3~5歳児クラスは月額37,000円まで無料、0~2歳児クラスの住民税非課税世帯は月額42,000円まで無料となります(※4)。

認可保育園と認可外保育園の比較ポイント

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次からは、認可保育園と主な認可外保育園の違いを比較表で紹介します(※5,6)。

入園条件

認可保育園 無認可保育園
入園の条件 0歳~小学校就学前の児童がいて、保護者の都合で日中保育に欠ける家庭 在住・在勤・在学の地域にかかわらず入園可能。保護者が仕事をしている・していないに関係なく入園できることもある
対象年齢 0歳~小学校就学前の子ども。月齢、年齢は各施設により保育士の人数などに合わせて設定

申し込み時期・窓口

認可保育園 無認可保育園
申し込み時期 年度途中は随時、4月入園は11~12月を目途に一斉受付
※2月や3月の入園は受け付けていないところもある
年度途中・4月入園問わず、各施設が状況に合わせて設定
申し込み窓口 住んでいる市区町村の役所・役場(保育課) 各施設に直接申し込み

開所・保育時間

認可保育園 無認可保育園
開所・保育時間 ・開所時間は一般的に7:15前後〜20:15前後
・保育の必要性に応じて1日11時間まで、または8時間まで預けられる
・開所時間は施設ごとに異なり、24時間営業の施設もある
・基本的には保育の必要性に関係なく、園が定めた時間内で預けられる
延長保育 保通常保育の時間(一般的に7:15前後〜18:15前後)以降は延長保育となり、何時まで預けられるかは各園が定めている
※遅くても20時30分までのところが多い
延長保育時間は認可保育園に比べて長いことが多く、22時頃まで預けられる施設もある

保育内容

認可保育園 無認可保育園
保育内容 ・国が定める「保育所保育指針」に沿って各園が年齢にあった保育内容を決める
・各園ごとに保育方針は違うものの、保育内容の差はほとんどない
・各自治体の「認可外保育施設に対する指導監督要綱」に定める基準を満たした上で、各園が独自の保育内容を決める
・各園で保育内容が異なり、園ごとの特色が明確(英語教育に力を入れている、モンテッソーリ教育を取り入れているなど)

認可・認可外保育園、それぞれの特徴を把握しておこう

保育園選びをするときには、認可保育園と認可外保育園のそれぞれの特徴をよく把握したうえで、自分たちのライフスタイルや教育方針にあった園を選べるといいですね。

認可・認可外どちらも見学をしておくと、違いやそれぞれの良さを実感できるはずですよ。

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