赤ちゃんが静かだなと思ったら自分の手をじーっと見て楽しそうにしていた、なんてことがあるかもしれません。赤ちゃんの一人遊びは、いつ頃から始まるのでしょうか。
そこで今回は赤ちゃんの一人遊びについて、始める時期や効果、月齢別の遊び方をご紹介します。
赤ちゃんの一人遊びはいつから?
個人差はありますが、一般的に赤ちゃんの一人遊びは、周りのものに興味を持ち出す生後2~3ヶ月頃から始まることが多いようです。
その後、手足の動きが活発になると、近くにあるものに手を伸ばして口に運んだり、足元にあるものを蹴ったりして、どんどん一人遊びの幅を広げていきます。
一方で、生後半年頃を過ぎて後追いが始まると、ママやパパがすぐ側にいない状況で遊ぶことに不安を感じ、一人遊びをあまりしなくなる赤ちゃんもいま
す。
後追いが落ち着いたり、お気に入りのおもちゃができたりすると、再び一人遊びが増えるケースも多いですよ。
赤ちゃんの一人遊びの効果は?
赤ちゃんの一人遊びには、主に次のような効果があると考えられます。
好奇心が満たされる
一人遊びをしながら興味を持ったものに触れたり口に入れたりすると、赤ちゃんの好奇心が満たされます。楽しい・うれしいといった感情の発達や知的好奇心を伸ばすことにもつながります。
五感が刺激される
赤ちゃんの一人遊びには、じっとものを見つめたり、おもちゃをつかんで舐めたり、「視覚」「聴覚」「触覚」「味覚」「嗅覚」を刺激するものがたくさんあります。五感が刺激されることで感性が養われ、脳が活性化するといわれてます。
次からは、生後2・3・4ヶ月の月齢ごとに、赤ちゃんがどんな一人遊びをするかをご紹介します。ただし個人差があるので、月齢はあくまでも目安として参考にしてくださいね。
生後2ヶ月頃の一人遊びは?
赤ちゃんの一人遊びの代表的なものに、「ハンドリガード」という自分の手を目の前にかざして見つめる行動があり、だいたい生後2ヶ月頃に始まります。
この時期の赤ちゃんは新生児期に比べて視力が発達しているため、視界に入った自分の手を「もの」として認識できるようになります。
その手を動かしたり、しゃぶったりするうちに、自分の意思で動かせる体の一部であることを認識するようになっていくのです。
手をしゃぶると、よだれでビショビショになることもありますが、成長の証だと思ってやさしく見守ってあげられるといいですね。
生後3ヶ月頃の一人遊びは?
生後3ヶ月頃になると、少しずつ首がすわり始める赤ちゃんもいて、ますます手の動きが活発になってきます。徐々にやわらかいものなどを握れるようになってくるので、おもちゃを使った一人遊びをすることもあります。
手の平の感覚が発達してきて、「触りたい」という意欲が高まる時期でもあるので、ザラザラやツルツルといった感触の違いを楽しめるおもちゃがおすすめです。
生後4ヶ月頃の一人遊びは?
生後4ヶ月頃では、多くの赤ちゃんが首がすわるようになります。縦抱きにする機会が増えることで視界が広がるため、自分からおもちゃに手を伸ばすこともあります。
手の届く範囲におもちゃを置いてあげると、自分でつかんで舐めたり振ったりという一人遊びの機会を与えることができますよ。ただし、つかんだらすぐに口に入れることも多いため、誤飲や窒息に注意しましょう。
おもちゃは振ることでカラカラと音が鳴るような五感を刺激するものがおすすめです。
生後2・3・4ヶ月の一人遊びをサポートしよう
赤ちゃんが集中して一人で遊んでいる間は、できるだけ邪魔をせずに見守ってあげましょう。ただしママやパパが必ず近くにいるようにして、まわりに危険なものはないか、口の中に何かを入れていないかなども常にチェックしてくださいね。
一人遊びの内容は成長とともに変わり、できることが増えていきます。「ちょっと前まではこんな遊びをしていたけど今日は違うことをしている」といったように、一人遊びを通して赤ちゃんの成長をサポートしていけるといいですね。