【赤ちゃんのよだれ】いつから?生後2・3ヶ月の量は?多いときの対策は?

監修医師 小児科 武井 智昭
武井 智昭 日本小児科学会専門医。2002年、慶応義塾大学医学部卒。神奈川県内の病院・クリニックで小児科医としての経験を積み、現在は神奈川県横浜市のなごみクリニックに院長として勤務。内科・小児科・アレルギー科を担... 監修記事一覧へ

赤ちゃんのよだれが多く、1日に何枚もよだれかけを替えていると、いったいいつまで続くのかと途方に暮れてしまうことはありませんか。その反面、よだれの量が少なかったり、出ないことがあったりすると、体に不調があるのではないかと不安になることもあると思います。そこで今回は、赤ちゃんのよだれはいつからいつまで続くのか、生後2・3ヶ月頃のよだれの量、よだれが多い・少ない理由や出ないときの注意点をご紹介します。

赤ちゃんがよだれを垂らすのはなぜ?

赤ちゃん よだれ 口

よだれは、口から無意識にあふれ出てしまった唾液のことをいいます。口周りが濡れていたり、よだれかけをしていたりする赤ちゃんを見かけることがあるように、赤ちゃんはよだれを垂らしやすくなっています。

通常、よだれは口の筋肉によって、口の外に垂れてこないようにせき止められています。大人であれば、唾液が多くなっても自然と飲み込めたり、口を塞いだりすることができますよね。

しかし、赤ちゃんはまだ口の周りの筋肉が発達しておらず、脳からのコントロールが未熟なため、口元が緩くなっています。さらに、意識的に唾液を飲み込むことができないこともあって、よだれが出やすいのです。

赤ちゃんのよだれはいつからいつまで?生後2〜3ヶ月に増える?

数字 1・2・3 ステップ

赤ちゃんのよだれが出始めるのは生後2~3ヶ月頃からが一般的です。一時的にダラダラとあふれ出ますが、生後8~9ヶ月頃には口周りの筋肉がつき、唾液を飲み込むことも上手にできるようになるので、よだれが少なくなっていきます。

だいたい1歳頃までには、赤ちゃんのよだれは落ち着いてきます。

ただ、唾液の量や体の発達には個人差があるので、生後1ヶ月頃からよだれが出てくる赤ちゃんもいれば、2~3歳を過ぎてもよだれが出ている子もいますよ。よだれの出る時期や量は、赤ちゃんの個性だと思ってくださいね。

赤ちゃんのよだれが多い理由は?

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赤ちゃんのよだれが多いのは、成長過程でよくみられること。口の中に溜まった唾液が処理しきれずに溜まってしまったり、もともと唾液の分泌量が多かったりすることが主な理由です。

特に、離乳食が始まる生後5〜6ヶ月頃から、消化のため、生理的によだれの量が増え始めます。生後7ヶ月頃に乳歯が生え始めると口の中がムズムズするので、さらによだれの分泌が増加しやすくなりますよ。

ただ、よだれが多いことは決して悪いことではありません。そもそも唾液は消化を助け、口の中の粘膜を細菌などの感染症からも保護し、口の中を洗浄・殺菌してくれる役割があります。むしろ少ないほうが心配されることが多いくらい必要なものです。

しかし、稀に口内炎や手足口病といった、口の中の炎症や病気で唾液が増えていることもあります。急に赤ちゃんのよだれが増えたと感じたら、口の中や熱などをチェックして、発熱や食事が進まないなどの変化があれば小児科で診てもらいましょう。

赤ちゃんのよだれが少ない・出ないときは?泡になることもある?

赤ちゃん 子供 唇 口

赤ちゃんのよだれは多いといわれていますが、少ない・出ないといった個人差もあります。よだれが出ていないのは、自分でよだれを飲み込めているということ。他の子のよだれが多く、我が子のよだれが少ないと心配になりますが、気にしすぎる必要はありません。

しかし、よだれの量以外で異変を感じた場合は、体調不良のサインかもしれません。赤ちゃんのよだれの状態が気になるときは、以下を参考にしてみてください。

急によだれの量が少なくなる・出なくなる

いつもはよだれが多いのに、急に1日全くよだれが出ないという場合は、脱水症状になっている危険性があります。赤ちゃんがぐったりしていないか体調を見ながら、水分補給をしっかりしてあげましょう。

よだれが泡状になっている

赤ちゃんがブクブクと泡のようなよだれを流しているときもありますが、特に心配する必要はありません。母乳やミルクを飲んでいるつもりで、口の中を動かしていたり、遊んでいたりすることで、唾液が泡状になっていることがあります。

よだれが臭い

赤ちゃんのよだれが臭いときは、口の中の水分が減っていることが考えられます。雑菌が繁殖してよだれに粘り気があり、においの元になっていることがあります。いつもより少し多めに水分摂取をして、口の中を潤してあげてくださいね。

赤ちゃんのよだれが多いときの対処法は?

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赤ちゃんのよだれが多いときは、柔らかいガーゼで拭き取ったり、スタイ(よだれかけ)が濡れていればこまめに変えてあげたりしましょう。

よだれがついたまま放っておくと、口の周りや首元がかぶれてしまうこともあります。スタイから染みて服が濡れているときは、着替えさせてくださいね。

また、口周りの筋肉が弱いことでよだれは垂れてくるので、口を閉じられる練習をしてあげるのもおすすめ。練習といっても難しいことではなく、ラッパを吹く遊びをさせるなど口周りの筋肉を刺激してあげるだけで十分ですよ。

赤ちゃんによっては、2歳を過ぎてもよだれがでます。特に成長が遅れているわけではなく個人差が大きいので、いずれなくなるものだと認識し、あたたかく見守ってあげましょう。

「お口を締めようね」と優しく伝えてあげるのもいいですね。

赤ちゃんのよだれは成長過程で大切なもの

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赤ちゃんのよだれが床やママの服につくと、わざわざ拭き取ったり着替えたりすることも増えて厄介に感じるかもしれません。しかし、よだれは赤ちゃんの成長にとって大切なもの。一時的なものと思って、見守ってあげましょう。

スタイがつけられるのはこの時期だけです。服とのコーディネートを楽しんだり、贈りもので頂いたものを使って家族にお披露目してみたり、楽しみながらこの時期を乗り越えられるといいですね。

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