赤ちゃんを育てるための必須アイテムともいえる、紙おむつ。紙おむつにはテープタイプとパンツタイプがありますが、切り替える時期や使い分け方がわからないというママやパパは多いようです。そこで今回は、おむつのパンツタイプはいつから使うのか、テープタイプはいつまでが目安なのか、切り替える時期や2つを使い分けるコツをご紹介します。
おむつのパンツとテープの違いは?
おむつのパンツとテープの違いは、履かせるときにテープで留めるか、パンツのように履くかの違いがあります。この違いには、赤ちゃんの発育・発達に合わせて、うんちやおしっこを漏れにくくすることに加え、ママのおむつ替えをしやすくするといった目的があります。
テープタイプとパンツタイプの特徴は次の通りです。
テープタイプの特徴
テープタイプは、赤ちゃんを寝かせたままおむつ替えをすることができます。おむつを開いて赤ちゃんのお尻からお腹までを包むように着けるので、首や腰がすわっていない赤ちゃんの手足をあまり動かさずに履かせることができます。
また、パンツタイプのようにズボンを全部抜かせる必要もありません。
メーカーにもよりますが、テープタイプのおむつは新生児期から14kgくらいまでの赤ちゃんに対応していることが多いようです。
パンツタイプの特徴
パンツタイプは、立ったままでも履かせられるおむつです。服のズボンを履くように、おむつに足を通すだけでスムーズにおむつ替えができます。取り替えるときは両サイドの接続面を破るだけ。お腹まわりに伸縮性があり、動きやすく外れにくいのが特徴です。
体にピタッとフィットするので、お腹からお尻にかけて紙おむつよりもすっきり見えることがあります。
ただし、ウンチをしているか確認して汚れていなかったときに、すでに接続面を破ってしまっていると、履き直すことができないため注意が必要です。
パンツタイプのおむつも対応している月齢はメーカーによって異なりますが、4kgくらいから16kgくらいまでの赤ちゃんに対応していることが多いようです。
おむつのパンツはいつから?テープはいつまで使うの?
おむつのテープタイプはねんねの時期(生後3~4ヶ月頃)が過ぎるまで、パンツタイプは早くて寝返りやハイハイなど活動量が増えはじめる時期(生後5ヶ月頃)から切り替えるのが一般的です。代表的なパンパースやメリーズも、その時期を基準としています(※1,2)。
しかし、どちらのおむつをいつからいつまで使うのか明確な決まりはありません。時期にしばられず、赤ちゃんの成長に合わせて切り替えてあげてください。
例えば、まだねんねの時期だったとしても、サイズさえ合えばパンツタイプを使うこともできます。
ただし、ねんねの時期の赤ちゃんはまだ骨格が柔らかいので、履かせるときは注意が必要です。寝かせたままパンツタイプを履かせるときは、無理に足を引っ張って伸ばしたり、急に腰を持ち上げたりしないよう、気を配りながら行ってくださいね。
おむつのパンツとテープを使い分けるコツは?
おむつのパンツとテープは、どちらかだけを使わなければいけないわけではありません。使い勝手の良さやコスト面を考えて、両方を使い分けているというママもいますよ。
パンツタイプは、テープタイプと比べると1枚あたりの値段が少し高い傾向にあります。おむつのほとんどは一律の価格ですが、実はサイズやタイプによって枚数が異なります。テープタイプは1パックあたりの枚数が多め、パンツタイプは少なめになっています。
おむつは毎日何枚も使うものなので、できれば少しでもコストを抑えたいもの。テープタイプを長く、多く使えば、出費を抑えることができます。以下を参考に、うまく使い分けてみましょう。
● 寝ている最中に替えるときや、大人しく寝ころんでくれそうなときはテープにする
● 動き回ることが多いときや、長時間抱っこでおむつがずれやすいときはパンツにする
● 家ではテープにして、お出かけのときだけパンツにする
おむつのパンツとテープは使いやすさ優先で使い分けよう
おむつがテープタイプからパンツタイプに切り替わっている子をみると、「少しおにいちゃん・おねえちゃんになった」と成長を感じるもの。しかし、周りの子と比べて焦る必要はありませんよ。
おむつのパンツとテープの切り替え時期は、赤ちゃんにとっての履き心地と、ママにとっての使い勝手を優先して判断しましょう。おむつは、交換しやすく、快適な状態であることが大切です。
周りを気にしすぎないよう自分たちのペースを守って、一番良いと思うタイミングで切り替えてくださいね。