おむつなし育児とは?おむつが早く外れるってホント?

現代の日本では、多くの人が「赤ちゃんはおむつをしているもの」と思っていますよね。しかし、赤ちゃんのうちからおむつを使わずに排泄させる「おむつなし育児」という育児方法もあります。そこで今回は、おむつなし育児とはどのようなものなのか、方法や服装、ポイントなどについてご紹介します。

おむつなし育児とは?

赤ちゃん 裸 日本人

おむつなし育児とは、できるだけおむつを使わず、おむつ以外の場所に排泄させる育児のことです。赤ちゃんをよく観察して排泄のサインを読み取り、おまるやトイレ、バケツといった場所に排泄させます。

これを繰り返すことで、おむつの中に排泄する習慣がつく前に、「おしっこやうんちはおまる・トイレでするもの」と赤ちゃん自身が学習していくとされています。

おむつなし育児のメリットは?

おむつなし育児には、下記のようなメリットが期待できます。

● 赤ちゃんの排泄サインを読みとることを通して、親子の絆が深まる
● おむつ代が節約できる
● おむつによるかぶれやあせもが減る
● おむつが外れるのが早くなる

新生児期からおむつをつけることで、おむつの中で排泄をする習慣が身についてしまいます。そのため、いざ、おむつを外そうとトイレトレーニングをしても、おむつ以外の場所でうまく排泄ができず、時間がかかってしまうと考えることができます。

今の日本で行われている「おむつなし育児」は、基本的に「おむつを全く使わない」というわけではありません。

排泄コントロール能力を失わせないこと、排泄を通して赤ちゃんとのコミュニケーションを強めることを目的としながら、必要に応じて布おむつ、パンツ、紙おむつも使います。

おむつなし育児はいつから始めるの?新生児もできるの?

要出典 おむつカバー 布おむつ

おむつなし育児は、いつから始めなくてはいけないという決まりはありません。ただ、個人差はありますが、生後2〜5ヶ月頃までに始めるとスムーズに進みやすいといわれています。

それ以降になると、赤ちゃんが「排泄はおむつの中でするもの」と学習してしまっているので、「排泄はおまるやトイレでするもの」と教えなおすのには時間がかかってしまうようです。

おむつなし育児を実践するには、赤ちゃんと向き合う時間を確保したり、排泄リズムを記録に残したりと、ママにとっては大変なことがたくさんあります。

しかし、おむつなし育児がストレスになってしまうのはよくありません。赤ちゃんの月齢だけでなく、ママのタイミングがいいときに気軽に始めてみるのがおすすめですよ。

おむつなし育児にはおまるが必要なの?

トイレトレーニング 幼児 子供 おまる

おむつなし育児と聞くと、おまるに排泄をさせるのかなと考えるママも多いですよね。たしかに、おまるがあると家中のどこでも排泄できるので便利ですが、必ずおまるを使わなくてはいけないわけではありません。

おむつなし育児では、排泄する場所は、おむつ以外の場所ならどこでもかまわないとされています。おまる、トイレ、洗面所、お風呂場、洗面器、バケツといったように、赤ちゃんが心地よくおしっこやうんちができる場所でさせてあげましょう。

それでは、実際におむつなし育児をするときにあると便利なものをいくつかご紹介します。

おむつなし育児のための便利アイテム

おまる

前述の通り、絶対に必要というわけではありませんが、あると便利です。特にホーロー製は臭いがつきにくく、おすすめですよ。洗面器でも代用できます。

おしりふき

おむつの中で排泄するのに比べると、おむつなし育児ではおしりはあまり汚れませんが、ささっと拭いてあげるようにしましょう。

掃除用スプレー

クエン酸やセスキ炭酸ソーダを溶かした水をスプレーに入れておきましょう。床やカーペットにおしっこを漏らしたときに吹きかけるだけで、除菌やシミ予防の効果があるとされています。

タオル・ぞうきん

おまるやトイレでおしっこをすると、床や便座におしっこが飛び散ってしまうこともあります。掃除用スプレーを使いながら、タオルやぞうきんで拭き取りましょう。

おむつなし育児の方法は?

赤ちゃん 抱っこ 日本人

いざ、おむつなし育児を実践しようとしても、最初はどのようにすればいいのか迷ってしまいますよね。そこで、おむつなし育児の方法をご紹介します。

1. 排泄の合図を決める

はじめに、排泄の合図を決めます。ママが「しー」「うーん」などと声に出したり、赤ちゃんをおまるやトイレに座らせることそのものを合図にしたりします。

赤ちゃんが排泄するたびに、声をかけたり、おまるに座らせたりすることを繰り返せば、合図があったら排泄してもいいということを覚えていきやすいようです。

2. 排泄のパターンやタイミングを知る

つぎに、赤ちゃんが排泄するパターンやタイミングを知りましょう。シーツや床が汚れてもいいようにあらかじめバスタオルなどを敷いておき、30~60分間ほど赤ちゃんの様子を観察します。

排泄の間隔、排泄する前に見せる独特の表情やしぐさ、授乳・昼寝との関連性といったように、少しでも気づいたことは細かくメモします。排泄したら、排泄の合図を忘れずに送ってあげましょう。

この観察を2~3回ほど繰り返すと、だいたいの排泄パターン・タイミングがつかめてきますよ。

3. 排泄する場所を決める

部屋におまるやバケツを置いても、トイレに補助便座を置いてもかまいません。最初の数週間は、赤ちゃんが排泄場所を学習できるように、できるだけ同じ場所と容器で排泄させましょう。

4. 排泄しやすい姿勢を見つける

赤ちゃんが排泄しやすい姿勢を見つけます。ママが後ろから抱きかかえながら座らせたり、しゃがみこませたりするのが一般的です。首や腰がすわってない赤ちゃんの場合は、ママの腕でしっかり支えてあげましょう。

5. 排泄しそうになるたびに合図を送る

排泄しそうな時間になったり、排泄のサインがあらわれたりしたら、排泄する場所に連れて行って合図を送ります。これを根気よく繰り返せば、合図でうまく排泄をコントロールできるようになるとされています。

排泄できたら、「気持ちいいね」と声をかけてあげ、排泄の気持ち良さを赤ちゃんに覚えさせてあげるのも忘れずに。

おむつなし育児をするときの服装は?

赤ちゃん セパレート 抱っこ 日本人

おむつなし育児をするときは、排泄のタイミングが来たらすぐに脱がせられるよう、着脱のしやすい服を着せてあげましょう。

床を汚したくないときは、布パンツの中に折りたたんださらしや布おむつをあてておくと安心です。普段は紙おむつや布おむつをつけておいて、排泄のサインがあったときにおむつをはずして排泄させてもいいですね。

おむつなし育児は赤ちゃんの成長に合わせて

赤ちゃん 身長 日本人

おむつなし育児は、赤ちゃんの成長やママの生活リズムに合わせながら、できるだけストレスの少ない方法で進めることが成功への近道です。

ママが忙しくてなかなか排泄のサインを読み取れなかったり、赤ちゃん自身がおむつ以外で排泄するのを嫌がったりすることもあるかもしれませんが、慌てずに。

ママがイライラすると、赤ちゃんは「おむつ以外で排泄するのは嫌なもの」と思ってしまうので、「出たらラッキー」くらいのゆったりした気持ちで進めましょう。

おむつなし育児を経験したママからは、赤ちゃんの排泄のリズムや変化に気づくことで、親子のコミュニケーションが密になったという声が多く聞かれます。おむつなし育児を通して、ママと赤ちゃんとの絆がより一層深まるといいですね。

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