幼稚園や保育園の行事でお弁当を作る機会が増えてくるのが3歳ごろから。「おかずのレパートリーがなくて困る…」「簡単に作りたい」と思うママやパパは多いのではないでしょうか。
そこで今回は、電子レンジやビニール袋を活用したものや、少ない工程で作れるものなど、簡単に作れる3歳児向けのお弁当レシピを8点紹介します。
3歳児のお弁当作りのポイントは?
3歳になると、ほぼ自分ひとりで食事ができるようになります。ママやパパが使っているお箸に興味を持って練習を始める子どももでてきますが、お弁当ではまだフォークやスプーンを使った方が食べやすいでしょう。
また、3歳くらいになると好き嫌いがはっきりしてくることもあるので、食への興味を引き出すために見た目の楽しさも工夫したいですね。
そんな時期のお弁当作りで意識したいポイントは以下の通りです。
- 食材は食べやすい大きさにする
- スプーンやフォークで食べられるおかずを入れる
- 味付けはなるべく薄味を心がける
- 好きな食べ物を入れる
- 子どもの関心をひく見た目にする
食べられる量は個人差が出てくるので、普段の食事の様子から、多すぎない量のお弁当を用意してあげましょう。
手で持って食べやすい!主食レシピ
鮭と昆布のおにぎり
材料
- 1材料を全て混ぜ合わせ、食べやすい大きさに握って海苔で巻く
主食にごはんを入れるなら、子どもが手で持って食べやすい小さめのおにぎりがおすすめ。形は、まんまるよりも俵型や三角形が持ちやすく落としにくいですよ。白ごまをまぶしても◎。
かぼちゃロールサンド
材料
- 1かぼちゃは適当な大きさにカットして、耐熱容器に入れ、ラップをかけて電子レンジで2分ほど加熱し、マッシュする
- 21に牛乳と砂糖を加えて混ぜ合わせ、なめらかにする
- 3食パンにマヨネーズと2を塗り、クルクルと巻いて食べやすい大きさに切る
お月さまを包んだような、まあるい見た目のロールサンド。冷凍かぼちゃを使えば火の通りが早くて調理しやすいですよ。
まっくろくろすけおにぎり
材料
- 1ごはんにお好みのふりかけを混ぜこみ、一口サイズに丸める
- 2のりを1の全面に巻き、ラップで包んでなじませる
- 3チーズは直径2cm、のりは直径5mmの円に切り抜き、重ねて目玉をつくる
- 43をおにぎりに貼りつけて完成
お弁当箱を開けた瞬間、「かわいい!」と子どもが喜んでくれそうですね。チーズは、太いストローか爪楊枝を使うと簡単にくり抜くことができますよ。
「あと1品」にも役立つ!おかずレシピ
はんぺんバーグ
材料
- 1材料をすべてビニール袋に入れてこねる
- 21を食べやすい大きさに成形する
- 32の両面をフライパンで焼く
やわらかくてふわふわのハンバーグは子どもに人気のメニュー。手作りするのは大変そうに感じますが、材料をビニール袋に入れてこねるだけなので意外と簡単に作れますよ。
ちくわのカレー焼き
材料
- 1ちくわは食べやすい大きさに切る
- 21をビニール袋に入れ、マヨネーズ、カレー粉をまぶす
- 3トースターにアルミホイルを敷き、2を並べて1分程度焼く
カレー味になるだけで、いつものちくわが特別なおかずに変わります。トースターで焼いているあいだに他のおかずを作りましょう。カレー粉の代わりに粉チーズを使ってもおいしいですよ。
ハムフラワー
材料
- 1にんじんを細長の一口サイズに切り、ゆでる(※1)
- 2ハムの真ん中あたりに縦に(8~10本程度)切り目を入れて半分におる
- 32をにんじんに巻いて、巻き終わりをピックで止める
- 1耐熱容器ににんじんを入れ、スプーン1杯の水をふりかけて電子レンジで加熱しても
縦にしてお弁当箱に入れると、まるでお花が咲いているよう。にんじんをレンジで蒸すとき、コンソメを少し加えるとさらにおいしくなりますよ。
青のり入り卵焼き
材料
- 1ボウルに卵を溶き、砂糖とだし汁、青のりを加えてよく混ぜ合わせる
- 2小さいタッパーに1の卵液を入れてふんわりとラップをかけ、電子レンジで1分半程度加熱する
青のりのグリーンと、卵のイエローのコントラストが美しい一品。卵焼きは電子レンジで調理することで、簡単においしく作ることができ、中までしっかり火が通りますよ。
うずらとウインナーのケチャップ炒め
材料
- 1ウインナーを食べやすい大きさに切る
- 2フライパンに全ての材料を入れて炒める
材料をあえるだけの簡単レシピ。カラフルなピックに刺すと食べやすく、お弁当がパッと明るくなりますよ。
塩きゅうり
材料
- 1きゅうりは乱切りにしてビニール袋に入れ、塩を振って揉み込み、全体になじませる
ポリポリの食感が楽しい、塩きゅうり。茶色くなりがちなお弁当を明るくしてくれますよ。ゴマ油をまわし入れて揉みこむと少し大人の風味に。
にんじんグラッセ
材料
- 1にんじんは皮をむいて型抜きしておく
- 21とすべての材料を耐熱容器に入れてラップをかけ、電子レンジで3分程度加熱する
型抜きしたにんじんが入るだけで、お弁当がパッと華やかに。子どもの好きなモチーフや季節を感じられるような型抜きをいくつか揃えておくと便利ですよ。
子どもの笑顔を想像しながらお弁当を作ろう!
「食べる楽しみ」「食べられた喜び」を重ねることは、子どもの食べる意欲や自信につながります。お弁当では「好きなものを入れてあげよう!」「おむすびをかわいくしよう」など、お弁当を開いたときの子どもの笑顔を想像しながら楽しく作ってみてくださいね。
● 子どもの成長や発達に合わせた食材の大きさ・固さで作りましょう。
● レシピは、旬のものや自宅にあるものに置き換えてもかまいません(ただし、この時期に食べられる食材かどうかチェックしましょう)。
● 食物アレルギーの診断を受けている食材が含まれる場合は、食べられる食材に置き換えてください。
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