赤ちゃんがお座りをいつからできるようになるのか、気になっているママパパは多いかもしれません。どのような過程でお座りができるようになるのかも知っておきたいですよね。
そこで今回は、赤ちゃんのお座りについて、いつ頃からできるのか、腰すわり前でも問題がないのか、できないときに練習が必要かについてご紹介します。
赤ちゃんのお座りができる時期はいつ?
赤ちゃんがお座りをする時期には個人差がありますが、成長段階で赤ちゃん自身が自然とお座りの体勢を作っていきます。
赤ちゃんがお座りができる時期は、生後6~7ヶ月くらいが目安です(※1)。この頃はまだ少し不安定な部分もありますが、生後8~9ヶ月くらいまでにはしっかりとバランスよくお座りすることができるようになります。
ninaru babyユーザーへのアンケートでも、生後6・7・8ヶ月頃に一人すわりができるようになった赤ちゃんの割合が多く、生後10ヶ月頃までに90%以上が完了していました(※)。
赤ちゃんがお座りするまでの過程は?
赤ちゃんがお座りするまでには、以下のようなステップを踏むことが多いです。
STEP①:手を使いながら少しの間体を支えていられる
すぐにお座りできるようになるというよりも、最初は背中を丸めて前かがみになり、両手を床についてどうにか座っているような状態から始まります。
STEP②:赤ちゃんの腰が安定し、背中を丸めずに体を支えていられる
その後、徐々に背中が伸び始めて安定していきます。
STEP③:両手を遊ばせていても、体が安定して座っていられる
最終的には、お尻をしっかり床につけて、お座りしながら両手でパチパチと叩いたり、おもちゃを持って遊んだりする余裕が生まれるようになります。
お座りを始める頃の注意点は?腰すわり前はNG?
赤ちゃんがお座りを始める頃は、以下の点に注意しましょう。
周囲の環境が危険ではないか確認する
始めはバランスがとれず、赤ちゃんが前や後ろにコロンと転がってしまったり、横に倒れたりしてしまうことも多くあります。
お座りをしそうな時期になったら、赤ちゃんの周囲に危ないものがないか確認をしましょう。家具の角にはなるべくカバーを付けてあげてくださいね。
腰すわり前はしっかりサポートをする
腰がまだしっかりすわっていない状態でお座りをすると、バランスがうまくとれず、すぐに倒れてしまう場合や、無理な体勢に崩れてしまいます。
生後3ヶ月頃に縦抱っこが好きな赤ちゃんがお座りに興味を持つことがありますが、腰すわり前に赤ちゃんをお座りさせるときは、ママやパパが上体を支え、短時間だけにしましょう。その間は、目を離さないようにすることも大切です。
赤ちゃんのお座りに練習は必要?できないときは?
毎月体重や身長は着実に成長していて、すでに腰もしっかりとすわっているのに、赤ちゃんがなかなかお座りをしないと、「お座りの練習をさせたほうがいいのだろうか」と悩む人は多いようです。
赤ちゃんにお座りの練習をさせること自体は問題ありませんが、お座りができるようになる時期には、月齢や栄養状態、赤ちゃんの日常的な運動量などによって個人差があるものです。
体の準備が整えばお座りは自然とできるようになるので、他の子と比べて焦る必要はありませんよ。
お座りの練習をする場合は、一般的な発達目安となる生後6ヶ月に達してからにしましょう。赤ちゃんがご機嫌なタイミングを選び、嫌がる様子があれば、無理せず中断するようにしてくださいね。
赤ちゃんのお座りの練習方法
まず赤ちゃんの周囲にクッションを置いて安全を確保し、いつでも手を差し伸ばせるようにしましょう。
準備ができたら、後ろから赤ちゃんの両脇を支え、お尻を床につけてお座りの姿勢をとります。最初は体が前かがみになってぐにゃりと倒れてしまうので、赤ちゃんが苦しくならないようにサポートしてあげてくださいね。
赤ちゃんが嫌がらないようであれば、お座りの練習をしながら遊んであげましょう。
赤ちゃんがお座りできる時期は人それぞれ
お座りの開始時期が遅れると焦りを感じてしまうかもしれませんが、この時期は赤ちゃんはできることがどんどん増えていきます。
無理な練習をする方がその後の成長に悪影響を与えることもあるので、赤ちゃんのペースにあわせて成長を見守りましょう。
どうしても心配なことがあれば、乳幼児健診のときやかかりつけの小児科医に相談してみてくださいね。
※アンケート概要
実施期間:2024年1月17日~3月11日
調査対象:「ninaru baby」ユーザー
有効回答数:112