赤ちゃんが予防接種を受けたあとの過ごし方に不安を感じる人も多いのではないでしょうか。予防接種後はいつも以上にしっかりと様子を見てあげたいですよね。
そこで今回は、赤ちゃんが予防接種を受けた後の過ごし方の注意点や、お風呂に入っても良いのかなど、予防接種後に気をつけたいことをご説明します。
予防接種後の注意点は?
予防接種のあとは、発熱や皮膚の腫れなどの「副反応」が体に起こることがあります。
予防接種の急な副反応は接種後30分までの間に起こることが多いので、予防接種を受けてから30分は病院で待機しておくようにしましょう(※1)。
接種後30分経っても特に問題がないときは、自宅に戻って普段通りの生活を送ってかまいません。
ただし、不活化ワクチンは接種後24時間、生ワクチンは、接種後約2〜3週間目に発疹などの副反応が出る可能性があるので、注意してくださいね(※1)。
不活化ワクチン
● 五種混合
● 肺炎球菌
● B型肝炎
● ポリオ
● 日本脳炎 など
生ワクチン
● BCG
● MR(麻しん・風しん)
● 水痘
● おたふくかぜ など
赤ちゃんは予防接種後にお風呂に入っていいの?
赤ちゃんが予防接種を受けた日でも、体調が悪くなければお風呂は通常通り入れてあげてかまいません。
特に子どもは大人より汗かきで、体が汚れやすいのできれいにしてあげてくださいね。
ただし、いつもより元気がない、熱が37.5℃を超えて高い、食欲がないなどの症状がある場合は、お風呂には入れずに温かいタオルで体を拭いて、様子をみてあげましょう。
赤ちゃんが予防接種後にお風呂に入るときの注意点は?
予防接種後にお風呂に入るときは、以下の点に注意しましょう。
予防接種した部分をこすらない
体を洗ったり拭いたりするときに、予防接種を受けた部分を強くこすらないように注意しましょう。
予防接種の当日や、腫れが見られるときなどは、お湯で優しく流してあげてくださいね。
長湯は避ける
湯船に浸かっても問題ありませんが、予防接種を受けた日は赤ちゃんの体に負担がかかっています。
長い時間お風呂に入っていると赤ちゃんが疲れてしまうので、長湯は避けるようにしてください。
不安な場合は、シャワーだけにしたり、蒸しタオルで体を拭いてあげたりしてもいいですよ。
予防接種後のお風呂は子どもの様子をよく見てから入れよう
予防接種を受けたあとは赤ちゃんの様子を見ながら、お風呂に入れてあげてくださいね。発熱などの副反応が出たときは、お風呂に入れるのは避けて、接種した病院に連絡しましょう。