新生児・赤ちゃんの平熱は何度?測り方は?月齢で体温は変わる…?

監修専門家 助産師 佐藤 裕子
佐藤 裕子 日本赤十字社助産師学校卒業後、大学病院総合周産期母子医療センターにて9年勤務。現在は神奈川県横浜市の助産院マタニティハウスSATOにて勤務しております。妊娠から出産、産後までトータルサポートのできる助... 監修記事一覧へ

新生児や赤ちゃんは大人よりも体温が高いといわれていますが、実際に抱っこしたときの温かさに、初めは驚くママやパパは多いかもしれません。赤ちゃんが眠たいときはもっと体温が上がるので、発熱しているのではと不安になることもありますよね。そこで今回は、赤ちゃんの平熱がどれくらいなのか、新生児の体温が高いといわれる理由や、体温計での正しい平熱の測り方をまとめました。

赤ちゃんの平熱はどれくらい?

赤ちゃん 体温計 体温 平熱

赤ちゃんの平熱は、1歳くらいまでは36.5~37.5度が平均です。ただし、赤ちゃんの平熱には個人差があるので、36.5度寄りの子もいれば37.5度近い子もいます。

赤ちゃんの平熱について考えるときに大切なのは、「うちの子の平熱は37度くらい」とママが把握しておくことです。平熱がわかっていれば、体調が悪いときや熱が出たときなどにすぐ気がつけますよ。

いちはやく、赤ちゃんの体調の変化に気づけるよう、毎日体温を測る習慣をつけると良いかもしれませんね。

新生児は平熱が高い?月齢で体温が変わる?

赤ちゃん 新生児

新生児の体温は、よく高いといわれていますが、基本的に1歳までは前述通り36.5~37.5度が平均です。しかし、新生児期は体温調節がまだうまくできず、外からの影響で熱を溜めやすい状態です。

また、新生児期は体を動かして体温を上げることができず、「褐色脂肪」という胎児期からある脂肪を分解することで熱を補っています。これは1歳くらいまで続くので、新生児が特別高いわけではありませんが、抱っこをしていて一時的に高いと感じることがあるかもしれません。

赤ちゃんの体温は、新生児期から月齢を重ねるにつれて少しずつ汗腺が発達したり、自分で体を動かせるようになったりして、安定してきます。赤ちゃんの月齢ごとに変化するというよりは、少しずつ安定していくと考えましょう。

新生児や赤ちゃんの平熱の正しい測り方は?

赤ちゃん 笑顔

ここでは、新生児や赤ちゃんの体温を測る回数やタイミング、注意点をご紹介します。

赤ちゃんに使う体温計は、新生児から簡単に使える電子体温計がおすすめ。水銀体温計は、検温に10分弱の時間が必要な上に、万が一割れてしまったときに破片も内容物も危険です。

赤ちゃんの体温を測る回数・タイミング

● 起床時・午前・午後・夜の1日4回。
● 食後や眠たいときは体温が上がるので、食前や元気に起きているときに測るようにしましょう。寝ている最中も避けた方が良いですね。

赤ちゃんを検温するときの注意点

● 大人でも体温は1日の間で変わります。1日だけでなく数日間測ってみると、だいたいの平熱がわかりますよ。
● 脇に挟むタイプの体温計は、赤ちゃんが暴れて正しく測れない場合もあるので、できるだけ簡単に測れるものを選びましょう。
● 耳に当てる体温計もありますが、赤ちゃんは耳の入り口から鼓膜までの長さが短く、外の温度に影響されることもあります。耳に当てるタイプや短時間で測定できるタイプのものを使うときは、数日間測り比べたり、何度も測ったりすると安心です。

新生児や赤ちゃんの体温、高い・低いの目安は?

赤ちゃん 体温 体温計

赤ちゃんの平熱を高い・低いと判断する目安は、高くて38度以上、低くて36度以下。38度を超えている場合はあきらかに発熱していると考えられるので、体調をみてぐったりしているようなことがあれば病院を受診してくださいね。

大人の平熱は36.5度くらいなので、37度になると微熱があると判断しますが、赤ちゃんの場合は37.5度を超えないと発熱とはいえません。

反対に赤ちゃんの体温が36度以下の場合は、低体温の可能性があります。

エアコンなどの影響で体温調節がうまくできなかったり、冷たい飲みものばかり飲んでいたり、生活リズムの乱れが原因であることが多いので、まずは生活リズム・環境を整え、離乳食が始まっていれば食生活も整えるよう意識してみましょう。

普段から体温を測って新生児や赤ちゃんの平熱を知ろう

赤ちゃん ママ 親子 笑顔

赤ちゃんの体温を把握しておくことは、ママやパパが赤ちゃんの体調をみるために最も大切なこと。実際に体調を崩したときに、平熱が分からないと、その深刻さも把握しにくくなってしまいます。普段から熱を測る習慣をつけて、ママやパパがしっかり判断できるようにしておきましょう。

しかし、赤ちゃんの体調は、熱だけで判断できないこともあります。39度の熱があっても機嫌良く遊んでいることもあれば、平熱と変わらないのにぐったりして食欲がないこともあります。

平熱はあくまでも参考にして、普段から新生児や赤ちゃんの様子をしっかり観察しておくと、ちょっとした体調の変化にも気づいてあげられるようになりますよ。


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