後悔しないための保育園の選び方が知りたい!選ぶ基準やポイントは?

保育園は、子供が毎日のように通う場所なので、笑顔で「行きたい」と思ってくれる園を選びたいですよね。職場復帰するママは、仕事中に安心して子供を任せられる場所が理想です。しかし、何を基準にどうやって選べばいいのかわからないこともたくさんありますよね。今回は保育園の選び方やポイントをまとめました。

保育園の選び方は?

保育園

子供を保育園に入れたいと考えているママは、仕事への復帰のタイミングや子供の月齢・年齢によって、いつから入園させたいかを決めます。保育園への申し込みの時期が決まったら、まず下記の項目について選ぶようにしましょう。

認可 or 無認可(認可外)or 認証

認可保育園は、厚生労働省の児童福祉法に基づいた「児童福祉施設」の最低基準を満たしている施設のことをいいます(※1)。それ以外の保育園は、無認可保育園となります。

東京都では、無認可保育園の中でも都独自の基準を満たしている保育園を認証保育所として分類しています(※2)。東京都の認証保育所のように、自治体が独自に設けた基準を満たしている保育所は全国にあり、横浜市の「横浜保育室」もそのひとつです(※3)。

認可保育園には、園舎や園庭が広い、設備がしっかりしている、先生が多い、保育料が安い、といったメリットがあるので、多くのママが認可保育園を希望します。しかし、地域によっては希望の認可保育園に入れず、待機児童となるケースがあります。

無認可保育園だからといって必ずしも設備がよくないというわけではなく、園によって独自のプログラムを設けていたり、駅に隣接していたり、認可保育園にはない特長があることも。

通わせたい認可保育園の競争率が高いときは、無認可保育園も視野に入れながら保育園選びをするといいでしょう。最初は無認可保育園に通い、1〜2年後に認可保育園の空きが出たという例もよくあります。

場所

保育園は、毎日ママやパパが送り迎えをするので、自宅近くや家から駅の間にある保育園を選ぶと、送迎時の負担が少なくなります。認可保育園は住んでいる市区町村にある園を選びますが、無認可(認可外)は自宅の場所に関係なく申し込みができるので、職場の近くや通勤経路の途中にある保育園を選ぶのもおすすめですよ。

ママやパパの職場や仕事の忙しさに応じて、検討してみましょう。

保育時間

朝は何時から預かってくれるのか、延長保育は何時までかを把握しながら選ぶことも大切です。残業や早朝勤務といった仕事の都合に対して柔軟に対応してくれる園かどうかを入園前によく確認しておきましょう。

保育園選びで大切なことは?

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保育園選びといっても、待機児童が多い地域ではどこも定員オーバーで、選んでいる余裕なんてないというママもいますよね。本当は園庭が広くのびのび遊べる認可保育園に入れたかったけど、選考で落ちてしまい、自宅から遠い認可外保育園に入れたというママの声もよく耳にします。

ママが仕事を続けるためには、祖母や親戚が預かってくれない限り保育園に入れることが第一条件なるので、保育園に入れればどこでもいいという気持ちになってしまいがちです。しかし、大切な乳幼児期を過ごす保育園なので、できるだけ子供にあった保育園や通いやすい園を選びたいものです。

育児休業は、子供が1歳に達するまで取得できますが、保育園に入れないときは、申し出によって1歳6ヶ月まで延長することができます。更に、2017年10月からは、1歳6ヶ月に達しても保育園などに入園できない場合、最長で2歳まで延長することができます(※4)。

また、保育園が実施する一時保育や自宅で子供を預かってくれる保育ママといったサービスもあります。

希望する保育園に入れなかったときのことを考えながら選択肢を広げて、できるだけママが納得できる方法を選べるといいですね。

保育園を選ぶときのポイントは?

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基本的な保育園の選び方を知ったうえで、次は具体的なポイントをみていきましょう。認可保育園の申し込みでは何園かを選んで希望順位をつけることができるので、順位決めで迷ったときは、ぜひ参考にしてみてくださいね。

選考ポイント・入園枠

保育園探しをするときは、自治体の保育担当課で相談をすると最新の情報を得ることができます。希望を窓口担当者に伝え、比較検討を進めていきます。

希望する保育園の入園枠が埋まっていることもあるので、保育園ごとの受け入れ状況を聞いておきましょう。

保育料

認可保育園の保育料は国の定めた上限があり、自治体はその範囲の中で料金を設定します。保護者の前年度の世帯年収によって保育料が決まり、私立でも公立でも金額は変わりません。

無認可保育園の保育料は認可保育園に比べて高めです。しかし、園独自のプログラムがあったり、夜遅くまで延長保育を実施していたりするので、提供しているサービスと照らし合わせてママのライフスタイルや子供にあった園を選びましょう。

園児の人数と保育士の数

1クラスあたりの園児の人数や、保育士の人数をきっちりと把握しておきましょう。若い保育士だけではなく、ベテラン保育士もいるかどうか、1クラスあたり何人の先生が担任を持つかといったこともチェックしておくのがおすすめです。

園の教育方針や毎日の過ごし方

保育園の教育方針は様々で、幼稚園のような教育的なカリキュラムを実施している園もあります。子供にどのように保育園で過ごしてほしいかをイメージしながら選ぶようにしましょう。

遠足や運動会といった大きなイベントや散歩にでかける回数、お昼寝の時間といった園の行事や生活も知っておきたいですね。

保育園選びは入園のための第一歩

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保育園は大切な子供を預ける場所なので、子供が楽しく安全に過ごせる園を選びたいですよね。まずは、住んでいる場所の保育園事情を調べてから、今回ご紹介したチェックポイントを参考に、保育園選びを進めていきましょう。

保育園を選んだ後は、申し込み、選考、結果の通知といったプロセスが続くので、保育園選びは入園のための第一歩ともいえます。待機児童が多い地域では希望した保育園に入れないこともありますが、できるだけ子供にあった保育園を選ぶことは大切です。

保育園選びのコツをつかみながら、ママも納得のいく園を選べるといいですね。

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