たくさんある小児科の中からどの病院を選ぶかは、とても難しいですよね。でも、何かあったときに、「すぐに先生に診てもらおう」と思える小児科があることは、ママやパパにとっても安心感があります。今回は、そんな頼れるかかりつけの小児科を選ぶポイントをご紹介します。
小児科選びはなぜ大切?
大人になれば病院に行く機会も少なくなりますが、体が未熟で免疫力が低い乳幼児は、様々な病気にかかりやすく、小児科のお世話になることが多くなります。また、赤ちゃんによって、下痢や便秘になりやすい、肌が弱い、熱が出やすいなどの特徴があります。
頼りになる小児科を見つけておくと、何か体調の異変が起きたときに、安心して行動することができますよ。
小児科の選び方とは?5つのポイント!
1. 小児科への通いやすさ
遠くの有名な病院より、自宅の近くで探しましょう。病気の赤ちゃんを連れての通院は、思っている以上に大変です。体調が急変しても対応しやすいというメリットもあります。
車であれば駐車場があるか、電車やバスなら乗り換えがなく最寄りの駅やバス停から近いかを考え、通いやすいところをいくつか選びます。いざというときを考えると、タクシーですぐに行ける距離がベストですね。
2. わかりやすい説明をしてくれる
ママの不安を理解して、わかりやすく丁寧な説明をしてくれる先生がいいですね。専門用語を並べて一方的に話す、こちらの話をよく聞いてくれない、質問しづらいといった先生だと、不安になってしまいます。
● 話をじっくり聞いてくれる
● うまく症状を説明できないときは、先生からママが答えやすいような質問をして症状を聞きだしてくれる
● 病名だけではなく、原因、どれくらいで治るか、使用するお薬や注意点、生活のアドバイスなどをわかりやすく説明してくれる
● 次回の診察タイミングを教えてくれる(「1週間後も症状が改善しなかったら、また来てください」など)
こんな先生なら安心して信頼できますよね。一人一人にしっかり時間をかけてくれる小児科は人気があるので、その分待ち時間は長くなりますが、それも丁寧さの表れかもしれません。
3. ママ・パパや子供と相性がよい
先生も人間ですから、ママやパパ、子供と合う・合わないがあるのは仕方のないことです。ママが質問しにくい、話しにくいと感じたり、丁寧に診察してもらっても何だか安心できないと感じたりすることも。
治療においても、たとえば高熱が出たとき、なるべく薬を使わず自分の力で治すことを優先する先生もいれば、解熱剤を使って熱を下げることをすすめる先生もいます。
小児科によって方針は異なり、使う薬も全く同じではありません。どちらが正しいということではないので、パパやママの方針や考えと合うことが大切です。
また、ママと先生の相性がいいからといって、子供と相性がいいとも限りません。赤ちゃんのときはどんな先生に診てもらっても泣いてしまうことが多いので、相性を見極めるのは難しいかもしれませんが、少し大きくなったら子供が嫌がらずに安心して診てもらえる先生がいいですね。
4. 予約の仕組みがしっかりしている
赤ちゃんは急に体調を崩すこともあるため、突然病院に行くことがあります。また、病室で体調の悪い赤ちゃんを待たせるのも避けたいところ。人気のある小児科であっても予約がきちんと取れて、できるだけ待ち時間が短いところを選びたいですね。
また、赤ちゃんの予防接種が始まると、次々と接種時期が訪れて、その度に小児科の予約が必要になります。「予防接種の予約は10時から先着順」など、公平性のある病院がいいですね。
5. 赤ちゃんや子供が退屈しない用意がされている
体調が悪いとはいえ、赤ちゃんや子供は待ち時間が長くなると退屈になってしまうもの。病院によってはおもちゃや絵本が用意されているところもありますよ。
実際、どうやって小児科を選べばいいの?
小児科の選び方のポイントを確かめるには、病院のホームページを見ることも一つの方法ですが、やはり子育てを体験しているママの口コミを参考にしたいところ。
同じ地域の先輩ママに小児科を紹介してもらったり、保育園の保育士さんに地域の頼りになる小児科を聞いてみたりしてみましょう。赤ちゃんを出産した産婦人科や助産院の先生に聞くのもおすすめですよ。
最後は、実際に受診して小児科の雰囲気もつかんでから、長くお世話になるかかりつけ医を決めてくださいね。
小児科選びは赤ちゃんのうちに
周りの評判が良い小児科医だからといって、自分にも合うとは限りません。周りの人たちの意見や口コミを参考にしつつ、ママ自身でベストな小児科かどうかを判断してくださいね。
生後6ヶ月を過ぎると体調を崩しやすいので、出産前に情報は集めておき、赤ちゃんの体調で気になることがあれば、慌てずに受診できるようにしておきましょう。自分にも子供にもあった小児科を見つけられるといいですね。