母乳の止め方は?薬で止めることができるの?

母乳育児のなかで大変なことといえば「乳腺炎」ではないでしょうか。全ての人がなるとは限りませんが、卒乳や断乳後など、ある程度母乳の量が安定してきてから出せなくなると、乳腺炎になることも。そこで今回は、母乳の止め方について、自然に減らしていく方法をはじめ、しこりができたときの対処法や、薬を使う方法などをまとめました。

赤ちゃんが母乳をやめるのはいつ?

授乳 赤ちゃん 母乳

母乳は、離乳食が進むと同時に減らしていくのが一般的ですが、特に何歳までと決められているものではありません。WHOは、2歳を過ぎるまでは母乳を続けることを推奨しています(※1)。

母乳をやめるタイミングは人によって異なり、赤ちゃんが自然とやめるのを待つこともあれば、仕事復帰と保育園の関係で母乳を減らしていったり、ママの体調の関係でやめなればならないケースなど様々です。

しかし、いざ卒乳したとしても、母乳が急に止まるとは限りません。うまく卒乳したと思っても、母乳自体はなかなか止まらず、乳腺炎になるママは珍しくありませんよ。

母乳をやめるときは、ママのおっぱいのケアもしっかり考えながら行いましょう。

母乳を止める方法は?

母乳 胸 女性

母乳を止める方法は、卒乳の方法とほぼ同じです。少しずつ飲ませる量(分泌する量)を減らして、「これ以上は母乳を作らなくていいよ」と体に教えることが大切です(※2)。

卒乳後にもしこりが残るようであれば、乳腺炎になる可能性が高いので、助産院や母乳外来、母乳相談室で、母乳を止めるマッサージなどの対処をしてもらうのがおすすめです。

自分で母乳量を調整するときは、以下の方法を実践してみてください。

母乳を止める手順

1. はじめは、1日の回数は減らさず、1回の授乳時間を半分に減らす
2. 3日ほど1回の授乳時間を減らしたら、今度は1日にあげる回数を減らす
3. 時間や回数を減らして1週間ほどたったら、3日間は与えないようにする

母乳が残って胸が痛くなった場合は、その都度搾乳をしましょう。詳しい方法や注意点は後述します。

母乳を止める薬があるってほんと?

女性 経口 薬 錠剤 薬物療法

乳腺炎を引き起こしている場合は、母乳を止める薬が使われることもあります。主に「カバサール」が代表的なもので、母乳に影響するプロラクチンというホルモンの分泌を抑制し、母乳の出を少なくしていきます(※3)。

しかし、薬で母乳を止めるのは、多くの場合、卒乳後にまったく母乳が止まる様子がなく、母乳相談や母乳外来でも対処しきれないときです。

薬には副作用のリスクもあり、たとえばカバサールであれば、頭痛、吐き気・嘔吐、めまい、眠気、便秘をはじめ、稀に幻覚や妄想などの精神的な症状、突発的な睡眠、肺炎、胸膜炎、肝機能障害といった副作用もみられます(※3)。

また、カバサールの場合、妊娠中・授乳中は薬を飲むことができないので注意してください。他の薬も同様のケースはあるので、必ず用法・用量、注意点を守って服用しましょう。

母乳を止めるときの注意点は?

エクスクラメーション びっくり

少しずつ授乳の時間や回数、日数を減らしていくなかで、残った母乳を搾乳するときは、はじめは絞り過ぎないよう注意してください。絞りすぎてしまうと、逆に母乳の分泌を促すことになってしまいます。

母乳を与えるのをやめた後も、母乳が残っておっぱいが張っているときは軽く搾乳をしましょう。母乳を出すのを我慢していると、乳腺炎を引き起こしてしまいます。

ただし、搾乳器を使うと母乳が出すぎてしまうので、できれば手を使ってで少しずつ絞るのがおすすめですよ。乳房全体で搾乳するのではなく、乳輪や乳首部分のみで搾乳します。

母乳を止めるときは余裕をもって行おう

親子 ママ 赤ちゃん

母乳は止めたくても急に止まるものではありません。これまで授乳が安定して続いていた場合や、母乳が出やすい体質の人であればなおさらです。

母乳を止める理由によって様々ですが、できれば少しずつ母乳の分泌を減らしていけるよう、期間や気持ちに余裕を持って行うようにしましょう。

卒乳をした後は、おっぱいのケアで頭がいっぱいになってしまいますが、子供の心のケアも大切です。いつもよりスキンシップやあそびの機会を増やすなど、子供の気持ちにも向き合ってあげてくださいね。

免責事項

こそだてハックに「いいね!」して情報を受け取ろう