小学生の習い事のおすすめ13選!いくつ習う?費用はどのくらい?

小学生を持つママ・パパなら、「子供にどんな習い事をさせよう?」と一度は考えたことがあるのではないでしょうか?「●●ちゃんが習い事を始めたんだって!」と、子供から聞くと、「うちの子もやらせた方がいいかな…」と悩むこともありますよね。一体、小学生はどれくらい習い事に通っているのでしょうか?そこで今回は、小学生の習い事のおすすめやみんなはいくつ習わせているのか、費用相場などをご紹介します。

小学生の習い事、数や頻度は?

小学生 小学校 ランドセル チューリップ 春 入学

スポーツ系や芸術系、学習系など色々な種類の習い事があるので、「あれもこれも習わせてあげたい」と思うママやパパも多いかもしれません。また、小学生にもなると、子供が自分の意思でやりたい習い事を見つけることもありますよね。

文部科学省が平成19年に行った調査では、塾や家庭教師、通信添削を除いた習い事をしている小学生の割合は、72.5%にのぼることがわかりました(※1)。

学年別に見ると、小学1年生で67.7%、2年生で72.6%、3年生で77.6%、4年生で76.3%、5年生で73.6%、6年生で66.9%の子供達が、何らかの習い事をしています(※1)。

そうは言っても、小学生は毎日午後まで学校の授業があり、宿題も出されるので、結構忙しいもの。いくつも習い事をさせるのは大変ですよね。例えば、習い事の数を1~2個とし、週1日ずつ通うとすると、平日3日以上お休みの日を作れるので、時間に余裕を持てるでしょう。

ただし、共働きでママもパパも平日の帰りが遅い場合、あえて毎日習い事をさせることで、子供が1人で過ごす時間を減らすようにしている家庭もあります。

周りの習い事の状況はあくまでも参考程度に考え、自分たちの家庭では習い事の数・頻度はどうするのか、夫婦や親子でよく話し合って決められるといいですね。

小学生の習い事の費用はいくらかかる?

お金 計算機 お札 

子供に習い事をさせるとなると、気になるのがその費用ですよね。習い事の内容や形態によっても異なるので一概には言えませんが、5,000~20,000円程度が平均的な月謝です。月謝のほかに、入会費、教材費、道具費、施設費などが加わることもあります。

また、電車やバスで通う場合には交通費も別途かかります。

習い事を2~3個掛け持ちするとなると、2倍、3倍に費用はかかりますし、兄弟姉妹の人数によっても変わってきます。

一つの目安として、家計における習い事など子供にかける費用の適正割合を「収入の4~5%」とアドバイスするファイナンシャルプランナーもいます。

例えば、月収が30万円とすると、12,000~15,000円が適正費用といえるので、「月謝5,000~10,000円程度の習い事に2~3個通わせる」というのが現実的といえそうです。

小学生の習い事のおすすめは?

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それでは、具体的にどんな習い事が小学生におすすめなのでしょうか。

「運動系」「芸術系」「学習系」というカテゴリ別に、小学生におすすめの習い事と、その特徴について説明していきます。

運動系の習い事

運動系の習い事は小学生に根強い人気です。特に近年は、小学生の必修科目に加わったダンスのスクールなども増えてきています。

水泳

夏に行われる水泳の授業に向けて「泳げるようになりたい」という子供や、「スイミングスクールに通わせて泳げるようにさせたい」と考えるママ・パパにおすすめ。水に顔をつけたり、海やプールで泳いだりすることへの苦手意識が減り、体力もつく人気の習い事です。

月謝相場:6,000~9,000円(月4回)

体操

体操教室は、スポーツクラブのほか、地域のスポーツセンターや小学校でも実施されている場合があります。基礎的な体力が身につくこと、本格的な身体能力が向上し、怪我をしにくい体づくりができることから、おすすめの習い事です。

自治体で実施している場合は、広報誌や各自治体のHPに募集要項が載っていますよ。

月謝相場:2,000~7,000円(月4回)

球技スポーツ

男の子ならサッカーや野球、高学年になるとバスケ、女の子ならバドミントンやテニスが人気です。小学生のうちに習っていたスポーツが好きになり、中学校や高校ではその部活を選んで入る人も少なくありません。

ママやパパが学生時代にやっていたスポーツを子供に習わせる家庭も多いかもしれませんね。

スポーツ少年団や地域主催の場合だと月謝は安く、クラブチームやスクールに通うと高額になる傾向があります。

月謝相場:2,000~7,000円(月4回)

ダンス

小学校の保健体育で必修化され話題になった「ダンス」。この習い事では、表現力や仲間とのコミュニケーションスキルが磨かれることが期待されます。ヒップホップやチアダンスなど、ジャンルによって異なる魅力がありますよ。

月謝相場:7,000~8,000円(月4回)

格闘技・武道

空手などの格闘技や、合気道、柔道、剣道、少林寺拳法などの武道は、特に小学生の男の子に人気です。相手を敬いながら自分の力を高めていくことが求められ、習い事を通して規律や礼儀を身につけさせたいママ・パパにおすすめです。子供の精神的な成長を見ることができそうですね。

月謝相場:4,000~10,000円(月4回)

芸術系の習い事

運動系の習い事も人気ですが、感性を磨く芸術系の習い事もおすすめです。

楽器

楽器のなかでもダントツ人気はピアノです。楽譜が読めるようになると、将来ほかの楽器にチャレンジしてみたくなったときにも応用が利きそうですね。その他に、エレクトーンやバイオリンなどの習い事もおすすめです。

月謝相場:7,000~10,000円(月4回)

バレエ

女の子を持つママのあいだで根強い人気を誇る習い事が、バレエです。レオタードやバレエシューズ、発表会のときの衣装代などに費用がかかるものの、美しい姿勢や礼儀、リズム感が身につくというメリットもあります。

月謝相場:5,000〜15,000円(月4回)

絵画教室

個人の先生やカルチャースクールが運営する絵画教室に通う小学生もいます。「積極的に体を動かすタイプではないけれど、小さい頃からお絵かきが好き」という子にはおすすめの習い事です。自由に表現する力や集中力が身につきそうですね。

月謝相場:4,000〜15,000円(月4回)

学習系の習い事

自分が小学生の頃、そろばんや習字などを習っていたというママ・パパも多いのではないでしょうか?最近ではそれらの習い事に加えて、時代を反映した習い事にも人気が集まっています。

英語・英会話

2020年から「英語」が小学3年生以上で必修化される予定です(※2)。そのため、「学校での授業が始まる前に、英語に慣れさせたい」「将来、英語が話せる子になってほしい」と願うママ・パパにおすすめ。英会話の習い事は、机の上の勉強だけでなくコミュニケーションの機会を持てるのが魅力ですね。

月謝相場:5,000~10,000円程度(月4回)

書道(習字)

正しい姿勢で美しい字を書く習慣は、大人になってからではなかなか身につけるのが難しいですよね。小学生のうちから書道を習っておけば、正しく綺麗な文字が書けるようになります。ペン習字を習っている子もいますよ。

月謝相場:3,000円〜5,000円程度(月4回)

そろばん

電卓やパソコンがある便利な世の中ですが、昔から根強い人気を誇るのが「そろばん」です。計算問題一つひとつに集中して取り組む粘り強さや、計算能力の向上、暗算スキルが身につきますよ。

月謝相場:4,000円〜12,000円程度(月4回)

学習塾

小学校高学年になると学習塾に通う子が増える傾向にあります。中学受験を目的とする塾や、小学校の学習内容の補習を行う塾などがあり、通塾率は地域によって差があるようです。月謝は個別指導か集団指導、学年、授業時間、選択する教科数などによって異なります。

月謝相場:10,000円~(月4回)

パソコン関連

2020年から小学校での「プログラミング教育」が必修化される予定になっています(※3)。そのため、タイピングやワード、エクセルスキル、プログラミングなど、パソコン関連の習い事への注目度が高まっています。これからの社会を生きていくために、おすすめの習い事です。

月謝相場:5,000~10,000円程度(月4回)

小学生の習い事を選ぶなら、まずは子供の意思を大切に

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今回ご紹介したとおり、小学生に人気の習い事にはたくさんの種類があります。親として「子供に習わせたい」という希望も色々あるかもしれませんが、子供が乗り気ではないまま始めても、長続きしない可能性もあります。

まずは、「習ってみたい」という子供自身の意思を尊重し、教室の見学に行ったり体験レッスンを受けてみたりしてみてください。

また、各家庭によって、子供の教育方針や経済状況、生活スタイルは異なると思うので、費用やいくつやらせるかなどを総合的に考えたうえで、子供にぴったりの習い事を見つけられるといいですね。

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