子供の反抗期はいつからいつまで?どう対応したらいいの?

ほとんどの子供は成長の過程で「反抗期」を迎えるものです。何にでも反発して言うことを聞かなくなると、「ついに反抗期が来たのかな」と不安になるのではないでしょうか。今回は、反抗期とはどういうものか、いつからいつまでなのか、対応の仕方などをご説明します。

子供の反抗期とは?

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反抗期とは、人からの指示に対して反抗的な態度が強まる時期のことです。子供が精神的に成長すると、「自立しよう」という欲求が生まれ、指示されることを嫌がるようになります。

反抗は主に母親や父親に向きます。これは、子供と長い時間を過ごしてきた相手、または自分を守ってくれてきた相手に反抗することで、自立しようとする意志の現れだといえるでしょう。

子供の反抗期は、大きく分けて「第一次反抗期」と「第二次反抗期」の2つがあるとされていますが、単に「反抗期」というときは、第二次反抗期を指すのが一般的です。

子供の反抗期はいつからいつまで?

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以下で「第一次反抗期」と「第二次反抗期」がいつからいつまで続くのかをご説明します。

第一次反抗期はいつからいつまで?

第一次反抗期は、2歳前後に始まって4歳頃まで続くとされており、いわゆる「イヤイヤ期」とも呼ばれます。

第二次反抗期はいつからいつまで?

「第二次反抗期」は、小学校高学年から中学生くらいの10代前半の思春期に起きるとされており、個人差はありますが、16歳を過ぎる頃から落ち着いてくるといわれています。

子供が反抗期にとる言動は?

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個人差はありますが、反抗期の子供は、自立しようとして様々な言動をとります。ここでは、その一例をご紹介します。

第一次反抗期の子供がとる言動

第一次反抗期の子供は、「これがしたい」という自己主張の現れとして、何でも自分ひとりでやりたがり、「イヤ、イヤ」といった言葉を連発します。また、まだ一人ではうまくできないことが多いため、かんしゃくを起こすことも(※1)。

第二次反抗期の子供がとる言動

第二次反抗期の子供は、身体が大人へと成長し、それと同時に自分なりの新たな価値観が形成されていきます。

その結果、親と一緒に外出するのを嫌がるようになるなど、親や大人に対して妙によそよそしくなることがあります。また、親や学校の先生の言うことを聞かなくなったり、批判的な態度を示すようになったりすることもあります(※2)。

子供の反抗期にはどう対応したらいいの?

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第一次反抗期も第二次反抗期も、どちらも子供が自立しようとしていることの表れです。親としては、子供がやろうとすることを引き止めたり、過剰に手助けしたりせず、どっしりと構えてやりたいようにやらせてあげましょう。子供と接するときは以下の心構えを大切にしてくださいね。

少し離れて見守る

「自分でやりたい!」という子供に対して、干渉したり助けたりすると、さらなる反発を生み出します。親から見ると失敗するのが明らかでも、子供にとってはその経験自体が大切です。

まずは色んなことにチャレンジさせてあげましょう。口出ししたいのをグッと我慢し、少し離れて見守るのが、良好な親子関係につながるだけでなく、子供の成長も促します。

そして見事にやり切ることができたら、たくさん褒めてあげてください。失敗してしまったときには、チャレンジしたことを讃えつつ、子供に寄り添って慰めてあげてください。

人を介して伝える

親には反抗的でも、祖父母や叔父叔母、友達の親の言うことには素直に耳を傾ける子もいます。聞く耳を持たない子供にアドバイスしたいときは、自分たちに代わって話をしてもらうことも一つの方法です。

子供が気持ちを言える環境を作る

子供が何か言いたそうにしているときは、しっかりと向き合って話を聞いてあげましょう。親が子供の気持ちを理解してあげると、子供の心は和らぐことがあります。日頃から「何があっても味方だよ」「どんな話でも打ち明けていいんだよ」というメッセージを伝えましょう。

大切なのは、子供が話したがっていることをすべて聞いてあげること。大人の意見を押し付けず、子供の不満や不安に耳を傾けてあげてください。

ダメなことはダメと言う

子供の意見や行動を尊重することは大切ですが、人としてやってはいけないこと、間違ったことを容認する必要はありません。反抗期の子供は、親がどう対応するかをうかがっていることもあるので、しっかりとした態度で接することも大切です。

子供の反抗期には肩の力を抜いて接しよう

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子供が反抗することすべてに目くじらを立てていると、ママもパパもイライラしてしまい、お互いに感情的になって収拾がつかなくなります。

反抗期は精神的な成長に不可欠なものだと考え、心に余裕をもって、子供と接してあげましょう。子供たちは時に親を驚かせる行動を取るかもしれませんが、子供を信じて、成長を見守ってあげましょう。

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