子供の教育で大切にしたいこと!しつけや方針はどうしたらいい?

子供が生まれると、「どんな風に育てたら良いんだろう」「こんな風に育ってほしい」と、子供の成長に期待が膨らみますよね。しかし、親の希望ばかりを託しても、思い通りにならないのが子育て。そこで今回は、子供の教育について、自立を促すしつけ、子供の良さを伸ばす教育、自信をつける接し方をご紹介します。

子供の教育とは?

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教育というと勉強や運動を想像しますが、子供の教育はもっと前段階である、しつけや心の成長から始まります。

幼稚園や保育園でも、子供の「生きる力を育む」ことを最重要課題としています。どちらも共通して、「健康、人間関係、環境、言葉、表現」を養う教育方針・指針を掲げています(※1,2)。

特に重要なのは、普段の親との関わりや家庭のなかで生きる力を育むことです。子供にとって、親との関わりは、成長に大きな影響を与えるもの。

特に大切にしたいのが以下の3点です。

・子供の自立を促す
・子供の可能性を伸ばす
・子供に自信を持たせる

子供はもともと学ぶ力を持っています。ママやパパはそれをサポートしてあげることや、可能性を狭めないことを意識して接することが大切です

子供の教育1. 自立を促すしつけ

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ここでは、子供の自立心を促すしつけについてご紹介します。

「甘える」と「甘やかす」を使い分ける

「甘える」と「甘やかす」では大きな差があります。なんでもかんでも買ってあげることや、いけないことをしたときにすぐ許してしまうのは「甘やかす」ことで、子供のためにはなりません。

一方、子供が「寂しい」「抱っこして」「一緒にいてほしい」というのは、子供が親に認めて欲しい「甘えたい」というサイン。甘えることや、甘えさせてくれる存在がいることは、子供の自尊心を養います。たっぷり甘えさせてあげましょう。

自分のことは自分でさせる

「子供だから」となんでもやってあげてしまうと、子供のできる力が育たなくなってしまいます。年齢相応のことで、練習すればできることは、できるだけ自分でさせましょう。

たとえば、靴下をはく、服を着る、飲みものを飲むなど。「喉乾いた」とひとこと言われたときに、すぐにコップに注いだ飲みものを渡すのではなく、「喉が渇いたから麦茶が飲みたい」と詳細に伝えることを教えたり、または自分でコップなどを取りに行くように促しましょう。

親が子離れする

親と子がほどよい距離感を持つことで、子供は自立していきます。すでにできる年齢なのに、「●●ちゃんにはまだ早い」「心配だから一緒に行くね」と、過剰に関わり過ぎたり、せっかくの意欲を削いでしまうことは避けましょう。

ママやパパが、「もう赤ちゃんじゃないんだ」「ちょっと寂しいな」と思うくらいが、子供の自立を促すことにも繋がります。

子供の教育2. 可能性を伸ばすための教育

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ここでは、子供の可能性を伸ばす教育についてご紹介します。

失敗しても叱らずに認める

何度も失敗すると「どうしてできないの?」「前はできたでしょ!」と叱りたくなりますが、自らトライしたことを認めてあげることが大切です。

失敗をして傷ついているのは、子供自身です。「ここまでできたんだ!じゃあ、次は完成させてみる?」と前向きになる言葉をかけつつ、挑戦する機会をたくさん作ってあげましょう。

好きなことは好きなだけやらせる

つい短所ばかりに目がいってしまいますが、子供が「好きなこと」を見つけることができたら、それは大きく成長できるチャンスです。長所を伸ばすためにも、途中でとめず、好きなだけやらせてあげましょう。

子供の意志を尊重する

親の希望だけでものごとを決めず、最終的な判断を子供に託しましょう。年齢によっては、その返答が気分によることもあるので、何度か確認するのも良いですね。

自分から「やりたい」と主張してきたことは、できる範囲で応えましょう。反対に「やりたくない」といったときは、ママやパパの気持ちも一緒に伝え、時間をおいてから再度確認しましょう。

子供の教育3. 自信をつける親の接し方

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ここでは、子供に自信をつける親の接し方についてご紹介します。子供は親から愛情を学び、自分を認めることで自信をつけていきます。

子供に嘘をつかない

子供が真剣に聞いてきたことには、しっかりと向き合ってあげましょう。ときには嘘が必要なこともありますが、子供が後から知って(気づいて)傷つくような内容は、理解しにくいことでも答えてあげてください。向き合ってくれた事実が自信に繋がります。

子供の不安を受け止める

大人が「そんなこと?」と思うことでも、子供は何かをするときに不安を感じるもの。そんなときは、「大丈夫」「失敗してもいいよ」と、ポジティブな言葉をかけてください。ママやパパまで不安になっていると、子供はもっと不安になります。

子供の個性を認める

周囲と異なることをしていても「うちの子だけなんで?」と思わず、個性として認めることも大切です。子供のうちは、つい周囲と同じであることを求めてしまいますが、可能性を狭めてしまっているかもしれません。「うちの子、面白い!」くらいの気持ちで、成長を見守りましょう。

子供の教育は家庭や遊びのなかで学ぶもの

子供にとって、遊びは最高の学びの場です。遊びを通して、人との協調性や感情を学んでいくもの。外へ出て自然に触れることだけでも、たくさんのことを学んできます。

そして、何かに挑戦する勇気や不安を乗り越えていく力というのは、親や家族とのコミュニケーションで育んでいくものです。

仕事や家事で忙しいかもしれませんが、子供が幼いうちは、短時間でも親子の時間を作るようにしてみてくださいね。それがたった5分でも、日々の積み重ねがきっと大きなものとなりますよ。

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