学童保育は夏休み・春休み中はどうなるの?共働きの人はどうしてる?

小学校に通う子供がいる家庭で、共働きをしている場合、学童保育を利用することが多いですよね。普段は放課後の時間を学童で過ごしていますが、夏休みや春休みといった長期休暇の時期は、どんな風に過ごしているのでしょうか。今回は、夏休み・春休み中の学童保育の過ごし方や、家庭ではどう対策をすれば良いのかをご紹介します。

学童保育とは?共働きじゃないと預けられない?

小学校

学童保育とは、親が共働きや1人親家庭の小学生が、安全に放課後や長期休暇を過ごせる場として設けられた場所です。「学童クラブ」「放課後児童クラブ」「児童育成会」「学童保育所」と呼ばれることもあります。

主に自治体が学童保育を運営していることが多いですが、最近は民間で運営しているところも増えてきています。民間の学童保育では、親の就労義務や預ける子供の年齢制限などの条件がないところもあります。

大きな違いとしては、利用料金や時間、過ごす内容です。それぞれ、以下のような特徴があります。

自治体の学童保育の主な特徴

・小学校内や児童館に併設されているところが多い
・通常は下校時間から18時前後まで
・学校休業日はお弁当を持参することがある
・延長保育をしているところとしていないところがある
・利用料金が1ヶ月4,000円~1万円くらいが相場
・基本的には遊びや自習の場で、勉強(授業)や習いごとは行うところは少ない

民間の学童保育の主な特徴

・通常は下校時間から20時頃まで
・延長保育を行っているところが多い
・22時以降も延長を行っているところもある
・早朝受け入れを行っているところもある
・食事がついているケースもある
・学習時間を設けたり、プログラムが選べたりする
・習いごとと併設しているところもある
・利用料金が1ヶ月5~7万円程度など、施設により差がある

夏休み・春休みの学童保育での過ごし方

カレンダー

学童保育は、基本的に夏休みや春休みも開所しています。長期休暇中だけ預けることができるところもあります。

長期休暇中は、普段の過ごし方とは異なり、滞在している時間もほぼ1日です。子供の遊ぶ時間を設けながらも、学校と連携して休暇中の行事に参加できるよう促したり、民間の学童では積極的に学習時間を設けたりしています。

例えば、夏休み中は学校のプールに出席できるよう、1日のスケジュールのなかに組み込んでくれます。自治体で運営している学童は、学校と併設していることが多く、時間になったら子供たちを送り出し、民間で運営している学童では、学校まで送迎してくれることも。

また、夏休み中はお昼ご飯も必要です。この期間はお弁当を持参することになるので、働くママは少し大変に感じるかもしれません。民間の学童では、料金に食事が含まれていることもありますよ。

基本的な過ごし方は普段と変わりませんが、休暇中は季節ごとに行事やイベントを取り入れるなど、学童ごとに様々な取り組みを行っています。

学童保育の夏休み・春休み中の注意点は?

子供 学校 小学生

長期期間中に子供を学童に預けるママやパパの多くが、「子供が家に1人でいる機会が増える」「学童に通わない子と比べて、家族と離れている時間を長く感じる」などで、悩むこともあります。

特に開所時間は、民間の学童で行っている早朝保育がない限り、8時30分から9時頃に開所することがほとんどです。普段の登校時間と比べて遅いのが特徴です。ママやパパの方が先に家を出なければならず、子供が最後に家の鍵を閉めて出かけるケースも少なくありません。

夏休みや春休み中に子供を学童に預けている家庭では、以下のような工夫をしています。

・ママやパパの出社時間を交互に調整している
・子供が1人で家を出る場合はルールを取り入れる
・近所のママ同士で、協力し合う
・ママやパパが休みを合わせて一緒に出かける
・祖父母の家に長期で遊び(泊まり)に行く
・小学生対象のキャンプなどに友達と一緒に参加させる

しかし、できれば小学校低学年での留守番はおすすめできません。どうしてもというときは、「火は使わない」「インターホンが鳴っても出ない」「電話がきても出ない」など、約束を徹底しましょう。

なかには、早朝から預けるために、長期休暇中だけ民間の学童に通わせるケースもあります。早めに予約をしないと入れないことも多いため、事前に受け付け時期を調べておくと良いですね。

夏休み・春休みも学童保育を上手に活用しよう

家族 外出 お出かけ

長期休暇中も子供を学童に預けることで、「寂しい思いをさせているのでは…」と、罪悪感を覚えることもあるかもしれませんが、仕事を長期で休むのも簡単ではありませんよね。

その分、短時間・短期間でも家族で過ごせるタイミングを作り、たっぷり遊んであげましょう。1泊の旅行や半日のキャンプでも、楽しく過ごした時間が子供の大事な思い出になるものです。

また、学童で異年齢の交流が増えることで、様々な経験をして、たくさんのことを学んでいきます。良い機会として捉えることも大切ですよ。

子供と離れているときの様子に注意しつつ、学童保育をうまく活用しながら、長期休暇を乗り切ってくださいね。

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