ベビー布団は買ったほうがいい?毛布や掛け布団も大人用じゃダメ?

出産準備のアイテムリストでよく目にする「ベビー布団」。わざわざ赤ちゃん用の布団を準備する必要はあるのか、そもそもベビー布団とはどんなものかと疑問を抱いている妊婦さんも多いのではないでしょうか。そこで今回は、ベビー布団は必要なのか、赤ちゃん用の毛布や掛け布団はあったほうがいいのかなどをご紹介します。

ベビー布団ってどんなもの?新生児も使えるの?

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ベビー布団とは、新生児期から寝かせられる赤ちゃん専用の布団のことです。敷き布団や掛け布団をはじめ、シーツ、掛け布団カバー、枕といったアイテムがセットで売られていることもあります。

ベビー布団は、サイズが小さいだけでなく、赤ちゃんのデリケートな肌に優しく通気性の良い素材が使われているのが特長です。

敷き布団は、ベビーベッドの上で使えるようにマットレスタイプが多いですが、畳や床に敷いて使うタイプもあります。

ベビー布団は必要なの?掛け布団は?

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ベビー布団は、見た目には大人用の布団を小さくしたようなものなので、わざわざ買う必要はないのではと考える妊婦さんもいるかもしれませんね。

しかし、新生児期の赤ちゃんは、1日のほとんどを寝て過ごすので、布団があわないとトラブルを起こしてしまう可能性があります。

例えば赤ちゃん用の敷き布団は、赤ちゃんの体が沈み込まず、うつぶせになったときに窒息しないよう硬めに作られています。新生児期はもちろん、寝返りができるようになってからも安心して寝かせておくことができますよ。

また、赤ちゃん用の掛け布団は軽いので、赤ちゃんの負担になりません。敷き布団は硬めの大人用のものがあれば代用できますが、掛け布団は大人用だと重すぎます。できるだけ赤ちゃん用のものを用意するといいでしょう。

ベビー布団は必要ないという意見もある?

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ママの中には、「ベビー布団を買う必要はない」という意見を持つ人もいるようです。理由としては、次のようなものがあります。

● 赤ちゃんの寝相が悪くてベビー布団からはみ出てしまうから
● ベビー布団だと赤ちゃんが寝付かないから
● 寝かしつけるのに添い乳が必要で、そのままママの布団で一緒に寝てしまうことが多いから

もちろん赤ちゃんも一人一人違うので、これらが全ての赤ちゃんに当てはまるわけではありませんし、前述のようにベビー布団にはメリットもあります。ベビー布団を買うかどうかは、夫婦で考えてから決めたいですね。

ベビー布団の選び方は?

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いざベビー布団を購入すると決めても、どんなものを選べばいいのか、枚数はどれくらい用意したらいいのか悩んでしまいますよね。ここでは、ベビー布団を選ぶときのポイントをご紹介します。

サイズは合っているか

ベビー布団はメーカーや商品によってサイズが異なります。そのため、サイズを確認してから購入するようにしましょう。特にベビーベッドを使う予定の場合は、ベッドのサイズを事前に確認しておくといいですよ。

セット内容は過不足ないか

前述の通り、ベビー布団の多くは様々なアイテムがセットになって売られています。

敷き布団、掛け布団、シーツ、掛け布団カバー、枕といった基本アイテム以外に、キルトパッドや防水シーツなどの便利なアイテムが入っているものもあります。なかには洗濯をしたときのために、シーツやカバーが2枚ずつ入ったものも。

商品によっては、あまり使わないアイテムが含まれていることもあります。セット内容が増えるぶん値段も上がるので、必要なものをしっかり確認してから選ぶようにしましょうね。

赤ちゃんの肌に優しい素材か

ベビー布団は直接赤ちゃんの肌に触れるので、綿やオーガニックコットン、麻といった素材を使ったものを選ぶことが大切です。赤ちゃんは汗をかきやすいので、通気性が良い素材かどうかも確認しましょう。

洗濯がしやすいか

新生児期から生後6ヶ月頃までは、布団の上で吐き戻したり、おしっこやうんちが漏れたりすることがよくあります。シーツやカバーは、すぐに洗濯できて乾きやすいものを選ぶようにしましょう。

マットレスは洗えないものもあるので、汚れの取り方や干し方を確認しておくことが大事です。

赤ちゃん用の毛布は必要なの?

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ほとんどのベビー布団セットには、毛布は含まれていないようです。そのため、寒い季節に新生児期を迎える赤ちゃんには、毛布を足してあげたほうがいいのか迷う妊婦さんもいるのではないでしょうか。

赤ちゃんは、大人に比べて新陳代謝が活発で汗をよくかくので、大人が寒いだろうと思って布団をかけ過ぎてしまうと、かえって不快に感じることがあります。ベビー布団のセットに含まれる厚手の掛け布団をかけてあげれば、基本的には毛布を足さなくても問題ないでしょう。

一方で、ベビー布団を購入しない場合は、大人用の硬めの敷き布団とベビー毛布をセットで用意するのもおすすめです。ベビー毛布は、掛け布団に比べてコンパクトにたたむことができるので場所をとらず、ブランケットとしても使えます。

ベビー毛布を購入するときは、赤ちゃんの肌に優しく、洗濯ができるものを選ぶようにしましょう。

赤ちゃんが布団を嫌がるときは必要ないということ?

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赤ちゃんが生まれて、いざベビー布団を使おうとしたところ、赤ちゃんが夜中に布団を蹴ってしまい、せっかく買ったのに使ってくれないということがよくあります。

大人の感覚だと、布団をかけていないと風邪をひいてしまうと思いますよね。でも、赤ちゃんが布団を蹴るのは嫌がっているというよりも、「暑い」のが原因です。

赤ちゃんは基礎代謝が活発で体温が高めなので、布団がかかっていると暑くなってしまうことがあります。布団も衣服と同じで、基本的には大人の枚数より1枚減らす、少し薄いくらいがちょうどいいと考えてください。

そのため赤ちゃんが布団を嫌がるときは、布団を1枚減らすか、薄手のものに変えてあげるようにしましょう。

ただ、冬場に布団を蹴ってしまって夜中に全身が出てしまっていると心配ですよね。そんなときは身体をすっぽり包めるスリーパーがおすすめです。掛け布団の下には毛布を入れず、スリーパーを着させてあげれば、布団を蹴ってしまっても安心です。

ベビー布団は大切な睡眠グッズ

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赤ちゃんは寝ている時間が長いので、快適で安全な寝具を選んであげたいもの。赤ちゃんの体や成長のことを考えて作られたベビー布団なら、安心して寝かせることができますよ。

またベビー布団には、赤ちゃんにぴったりのかわいい色やイラストを使ったものがたくさんあります。部屋の雰囲気に合わせて、インテリアを選ぶようにベビー布団を選ぶと、出産準備が楽しくなりそうですね。

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