ポリオワクチンの基礎知識!効果や副反応などまとめ

監修医師 小児科 武井 智昭
武井 智昭 日本小児科学会専門医。2002年、慶応義塾大学医学部卒。神奈川県内の病院・クリニックで小児科医としての経験を積み、現在は神奈川県大和市の高座渋谷つばさクリニックに院長として勤務。内科・小児科・アレルギ... 監修記事一覧へ

ポリオワクチンの基本情報について、以下にまとめました。気になる項目がある方は目次のリンクから見てみてくださいね。

ポリオワクチン・基本情報まとめ

予防できる病気 ポリオ
定期接種/任意接種 任意接種
接種費用 自己負担
接種時期・回数 5歳〜7歳未満のうちに1回
副反応 接種箇所の腫れや痛み、発熱
生/不活化ワクチン 不活化ワクチン

予防できる病気

ポリオについて

ポリオワクチンを接種することで、ポリオという病気を予防することができます。

ポリオとは、ポリオウイルスが引き起こす病気で、かつては「小児まひ」とも呼ばれていました。

国内で流行していた時期もありましたが、ワクチンの普及により、国内のポリオは根絶されています。

ただし海外からウイルスが持ち込まれる可能性があるため、ワクチン接種で免疫を維持する必要があります(※1)。

ポリオに対する免疫について

ポリオワクチンは、3ヶ月〜7歳6ヶ月までの間に定期接種が定められている「五種混合ワクチン」のなかに含まれています。

定期/任意接種・費用

この予防接種は、予防接種法で規定されていない「任意接種」扱いとなります。

定期接種と異なり、費用は原則自己負担となります。接種する病院によって費用は異なりますが、8,000〜10,000円程度のところが多いようです。子どもの健康のために重要なワクチンですので、接種するようにしてくださいね。

自治体によって費用を補助してくれる場合もあるので、お住まいの自治体に確認してみましょう。

接種時期・回数

ポリオワクチンは5歳〜7歳未満での接種が推奨されています。

ポリオワクチン スケジュール 記事中用

接種スケジュール(全1回)

1回目 5歳〜7歳未満

接種スケジュールは上記の通りです。

ポリオワクチンは、1歳ごろまでに接種する「四種混合ワクチン」あるいは「五種混合ワクチン」に含まれていますが、ポリオの免疫は小学校入学時期ごろに低下してくることがわかっています(※2)。

四種混合ワクチン・五種混合ワクチンは、規定回数(4回)を超えての接種はできないため、小学校入学前の1年間にポリオワクチンを接種することが推奨されています(※2)。

副反応・注意点

副反応

ポリオワクチンの副反応としては、以下のようなものが挙げられます(※3)。

  • 接種した部位の腫れや赤み

  • 発熱

  • アナフィラキシー(重いアレルギー反応、ごくまれ)

病院から届けられた重篤な副反応の疑い例は、10万接種あたり0.7件と非常に少ないですが、もし接種後に気になる症状があらわれた場合、念のため接種をした病院に連絡して相談しましょう。

注意点

ワクチン接種の際には、以下の点に注意してください(※4)。

  • 接種日に、37.5℃以上の「明らかな発熱」がある場合、ワクチンを接種することはできません。

  • 1回目の接種で発熱や接種部位の腫れがあらわれた場合や、熱性けいれんやてんかんがある場合は、接種前に医師に相談する必要があります。

その他、わからないことがあれば、かかりつけ医に相談すると安心です。

受け忘れたときは

このワクチンは任意接種のため、推奨期間を過ぎてしまった場合でもワクチンを接種することが可能です。

接種する時期に関して、詳しくはかかりつけの医師に相談してください。

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