母乳パッドはいつまで?必要なの?代用できるものはある?

育児グッズや出産の入院準備をしようとしたときに、初めて「母乳パッド」という存在を知るママも多いのではないでしょうか。「絶対に必要なもの?」「どんな時に使うの?」と、使い方がわからず、とりあえず購入するという人も少なくありません。そこで今回は、母乳パッドは必要なのか、使うのはいつまでなのか、母乳パッドの使い方や選ぶポイント、代用できるものはあるのかなどについてご紹介します。

母乳パッドが必要になるのはどんなとき?

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母乳パッドは、母乳育児中のママが、普段生活しているなかでも自然と母乳が溢れてしまい、下着や服まで染みてしまうようなときに使います。下着による摩擦や乾燥から乳首周辺を保護し、保湿しながら清潔に保つ役割もありますよ。

出産直後はまだ思うように母乳を出すことができず、母乳パッドは必要ないと思うかもしれませんね。しかし、母乳は赤ちゃんにおっぱいを吸われることで、少しずつ分泌量が増えていくもの(※1)。体質にもよりますが、産後1~2ヶ月頃には溢れ出るようになっていることもあります。

母乳パッドを使っていれば、起きているときも寝ているときも安心して赤ちゃんとの時間を過ごすことができますよ。以下のようなシーンで使うことが多いので、参考にしてみてくださいね。

母乳パッドを使うシーン例

● 仕事や外出で、長時間授乳ができないとき
● 母乳の分泌量が多く、赤ちゃんが欲しがるより先に母乳が溢れてしまうとき
● おっぱい染みが気になる夏場の薄着の時期
● 乳首が赤くなったり切れたりして、下着の擦れが痛いとき

母乳パッドはいつからいつまで使うもの?

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母乳パッドを使用するのは、卒乳や断乳をする前後までが一般的です。特に頻繁に使う期間としては、乳腺がしっかりと開通して母乳の出が良くなってきたなと感じる頃。まだ母乳を作るサイクルが整わず、母乳が出過ぎてしまう時期は、服や下着に触れただけで溢れてしまうこともあります。

サイクルが整ってきたり、授乳回数が減ってきたりする1歳くらいになると、授乳時間があいても母乳が染みだしてこないことが増えてきます。使っている母乳パッドが数時間経っても濡れていない日が続けば、母乳パッドは卒業しましょう。

母乳パッドの種類と選ぶポイントは?

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母乳パッドには、洗って繰り返し使える布タイプと、使い捨てタイプの2種類があります。種類が一緒でも、使用している素材はメーカーごとに異なり、ママの肌質や肌の状態によっては、合う、合わないがあります。

実際に使い始めてみないとわからないこともあるので、産前はお試しで数枚用意しておくようにし、母乳の分泌量を見ながら産後に買い足していくのがおすすめですよ。

以下で、母乳パッドの種類と選ぶときのポイントを詳しくご紹介します。購入時の参考にしてみてくださいね。

母乳パッドの種類

布タイプ

母乳の分泌量がそれほど多くないというママには、布製パッドがおすすめ。洗えば繰り返し使うことができるので、経済的にも嬉しいですよね。

使い捨てタイプ

授乳回数と母乳の分泌量が多い場合は、その都度交換できる使い捨てタイプが便利です。人によってはかぶれやすいこともあるので、肌質に合わせて選びましょう。

母乳パッドを選ぶときのポイント

肌質に合うものを選ぶ

ママの肌質がデリケートでかぶれやすい場合は、オーガニックコットンなど、肌にやさしい素材を選びましょう。授乳時に乳首が傷ついてしまったときは、刺激が少ない柔らかめのものや厚手のものがおすすめです。

常に清潔な状態を保てるものを選ぶ

赤ちゃんの口に直接入る部分を保護するものなので、常に清潔な状態が保てるものを選びましょう。布タイプは肌には優しいですが、洗濯が頻繁に必要なので、何枚か所持しておくといいですね。頻繁に洗濯できない人は、気軽に交換できる使い捨てタイプがおすすめです。

母乳パッドの使い方は?

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母乳パッドの使い方は、ブラジャーのカップの内側に入れるだけ。布タイプも使い捨てタイプも、どちらも同じ使い方をします。

使い捨てタイプの母乳パッドの裏にはテープがついているものが多く、下着に固定できるのでヨレたりずれたりする心配がありません。布タイプはそのまま挟んでおくものが多いですが、なかにはゴムや紐で下着に固定できるものもありますよ。

母乳パッドは、「濡れたな」と感じたら取り替えるようにしましょう。母乳パッドを長時間つけっぱなしにしてしまうと細菌が繁殖し、乳腺炎などのトラブルを招く恐れがあります(※1)。

母乳パッドの代用品として使えるものは?

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母乳パッドを買わなくても、清潔なガーゼやガーゼハンカチで代用することもできます。ただし、乳首周辺を清潔に保つために、どんな素材であろうとこまめに交換できるものにしましょう。

また、母乳の分泌量などにもよりますが、ガーゼなどでは吸収しきれないこともあります。布ごしに染みてしまうことや、母乳を吸って重くなったガーゼが落ちてしまうこともあるので注意が必要です。

生理用ナプキンで代用できるという話もありますが、あくまで緊急時の対応程度に考えておきましょう。本来使う部位や吸収するものが異なるので、ずれたり漏れたりしてしまうことがあります。普段使いには使用しないようにしてくださいね。

母乳パッドはママの状態に合わせて使おう

産後は慣れない授乳で乳首を傷めているだけでなく、ホルモンバランスの変化によって肌が敏感になっていることもあります。母乳パッドは、ママの母乳・肌質の状態に合わせて使うようにしましょう。

授乳が終わったら母乳パットを着ける前に乳首を拭いておくことも大切です。清浄綿や濡れたコットンで拭くのがおすすめですが、そのままでは乾燥してしまうので、専用のクリームでケアすることも忘れないようにしてくださいね。

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