赤ちゃんがハイハイやよちよち歩きを始めると、ママがちょっと目を離した隙にキッチンに入ったり、テレビに近づいたりして、ひやっとすることがありますよね。そんな時期におすすめなのが、赤ちゃんが危険なゾーンに入れないようにするゲートです。赤ちゃん用のゲートは様々なメーカーから販売されていますが、身近な材料でママやパパが手作り(DIY)することもできますよ。今回は、簡単に作れる手作りベビーゲートの例を4つご紹介します。
ベビーゲートを手作りするときのポイント
ベビーゲートを手作りする最大のメリットは、コストを抑えられるということです。市販のベビーゲートは5,000円前後するものが多く、大きさや機能によっては10,000円以上するものもあります。
手作りなら予算にあった材料で作ることができ、場所にあわせてカスタマイズすることもできます。
ベビーゲートを手作りするときは、使用する場所と目的にあわせて、どんなタイプのゲートにするか、どのくらいの強度にするかを決めましょう。
設置場所を確認する
キッチンや階段の入り口、テレビの前といったベビーゲートを設置する場所のサイズを測って、ゲートの大きさを決めます。
家具と家具の間に設置できるかどうか、壁に穴をあけることができるか、といった点から、どのようなゲートが適しているかを判断していきましょう。
材料と工具を揃える
どんなタイプのゲートを作るか決まったら、材料と工具を揃えましょう。ゲートの出来上がりの大きさを設定し、各材料のサイズや個数を決めていきます。
安全を確認する
ベビーゲートを作るときは、赤ちゃんが触ると危険な材料や工具を使うので、できるだけ赤ちゃんが寝ている時間帯に作るのがおすすめです。
完成したら、赤ちゃんの力で押しても倒れないくらいの強度があるか、尖っている部分や引っかかる部分がないかといった安全性をしっかりチェックしておきましょう。
それでは、これから手作りベビーゲートの例をいくつか紹介するので、参考にしてくださいね。
ベビーゲートの手作り例1. 突っ張り棒と布を使ったゲート
100円ショップや生活用品店で手に入る「突っ張り棒」と布を使って簡単に作れるベビーゲートです。台所の出入り口などに適しています。
材料
・ 突っ張り棒:2本
・ 厚手の布:必要な大きさ
突っ張り棒は、使用したい場所の幅+10cmくらいの長さがあるものが望ましいです。また、できるだけ耐荷重が大きいものを選びましょう。
ゲートのサイズによっては、布ではなくバスタオルで代用してもかまいません。
作り方
1. 布4辺の端を1cm折ってミシンをかけて(手縫いでもOK)、ほつれ止めをする
2. 布の上下に突っ張り棒が通る大きさの輪っかを作り、縫う
3. 輪っか部分をそれぞれ突っ張り棒に通して設置する
輪っか部分は、ミシンを使わずにクリップやテープでとめれば簡単に作れます。このベビーゲートは強度が低いので、赤ちゃんが手で押して倒れても問題がない場所に設置しましょう。
ベビーゲートの手作り例2. ワイヤーネットを使ったゲート
突っ張り棒を設置するのが難しい場所には、ワイヤーネットを使ったゲートがおすすめです。ワイヤーネットは100円ショップで簡単に手に入りますよ。
材料
・ ワイヤーネット:設置場所にあわせた枚数
・ 結束バンド:ワイヤーネットの大きさや枚数にあわせる
作り方
1. 結束バンドを使って、ワイヤーネット同士をつなげていく
2. 家具と家具の隙間に挟んだり、壁に立てかけたりして設置する
ワイヤーネットであれば、網目から赤ちゃんの姿が見えるので安心ですね。赤ちゃんの気を引くために、網目の部分におもちゃや鏡を引っかけておくのもおすすめですよ。
ベビーゲートの手作り例3. ダンボールと布を使ったゲート
ダンボールと布を使ってベビーゲートを作ることもできます。ダンボールの中には非常用のミネラルウォーターなどを入れておけば、重みでダンボールが安定しつつ、収納としても使えて便利ですよ。
材料
・ ダンボール:ある程度高さのあるもの
・ 布:ダンボールを覆える大きさ
布は、タオル生地などの赤ちゃんに優しいものを選びましょう。
作り方
1. ダンボールに布を巻きつける
2. 設置したい場所にダンボールを並べる
ベビーゲートの手作り例4. すのこを使ったゲート
100円ショップなどで売っている「すのこ」を組み合わせて作るベビーゲートもおすすめですよ。
材料
・ すのこ:必要な枚数
・ 1cm角程度の木の棒:すのこの横幅と同じ長さ
・ ヤスリ
・ 木工用ボンド
作り方
1. すのこを横に並べて、木工用ボンドで接着する
2. 補強のためにすのこの裏側に木の棒を木工用ボンドを使って接着する
3. すのこの角や触ってザラザラする部分などをヤスリがけする
4. 設置したい場所に立てかける
テレビなどをこのベビーゲートで囲う場合は、角になる部分を紐などで縛ると強度が増しますよ。
DIYベビーゲートで赤ちゃんの安全を守ろう
手作りのベビーゲートは、市販のものよりコストを抑えられるだけでなく、赤ちゃんの成長に合わせて高さを変えられる、設置場所を変えられるといったメリットもあります。ベビーゲートができあがったら、赤ちゃんが触れて危険な部分はないか、強度に問題はないか、しっかり確認してから使用しましょう。
手作りのベビーゲートを設置して、安心して家の中で赤ちゃんと過ごせるといいですね。