ウテメリン点滴に副作用はある?切迫早産への効果とは?

切迫早産と診断されると、「ウテメリン」という薬を投与されることがあります。切迫早産を抑えるために重要な薬ですが、一体どのような効果があるのでしょうか?また、緊急時の対処とはいえ投与後に母体や胎児に副作用がないかも気になりますよね。今回はウテメリンの効果や副作用、胎児への影響、費用などをご説明します。

ウテメリンとは?切迫早産に対する効果は?

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ウテメリンとは、リトドリン塩酸塩を主成分とする子宮収縮抑制剤です。切迫早産と診断された際に使われるのが一般的ですが、妊娠16週以降の切迫流産にも使われることがあります。

切迫早産は妊娠37週0日未満に出産準備が始まっている状態で、子宮が収縮して赤ちゃんを押し出そうとしています。そこで成長途中の赤ちゃんが生まれないように、子宮収縮を抑制する作用を持つウテメリンを投与して子宮収縮を抑える必要があるのです。

リトドリン塩酸塩を主成分とする子宮収縮抑制薬はウテメリン以外にもたくさんあり、ジェネリック医薬品として「リトドリン」「ルテオニン」「ウルペティック」などもあります。

ウテメリンの使い方は?点滴や錠剤があるの?

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超音波検査で子宮口が開いている、あるいは子宮頸管が短くなっている状態が確認されたら適切な処置が必要になります。特に妊娠32週未満の場合には胎児の成長のために子宮収縮を抑制して妊娠を維持することが大切なので、赤ちゃんやママの状態を見ながらウテメリンなどの子宮収縮抑制薬が投与されます。

ウテメリンの投与方法には口から飲む錠剤と点滴の2種類があり、緊急性が高い場合には即効性のある点滴が使われます。子宮の状態によってはウテメリンと同時に、子宮頸管が短くならないようにウリナスタチンを投与したり、破水時には抗菌薬を投与したりすることもあります。

ウテメリンは1回1錠を1日3回飲みます(※1)。そして症状を見ながら量を増減させて対応します。

ウテメリンに副作用はあるの?動悸や頭痛が出る?

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ウテメリンを錠剤で服用する場合に、副作用が現れることがあります。主に動悸や手の震え、吐き気などが見られますが、メーカーの調査によれば副作用の発生頻度は約4%と多くはありません。副作用のことはあまり心配しすぎずにきちんと使いましょう。

ただ、極めて稀に重い副作用が現れることもあり、横紋筋融解症による筋肉痛や脱力感、血液中の異常、高血糖などに注意が必要です。ウテメリンの使用中に気になる症状が現れたときにはかかりつけの産婦人科医に相談して、投薬回数の調整や副作用を抑える薬の使用を検討してもらいましょう。

ちなみに、海外ではウテメリンの効果と副作用を比較して、切迫早産の治療で使われていない国もあります。2014年にはEUで治療薬としての使用が中止された事例もあり(※2)、日本でも今後の対応が検討されています。日本では広く利用されていますが、少しでも不安を感じたら医師に相談するようにしましょう。

ウテメリンの胎児への影響は?

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ウテメリンが胎児に悪影響を及ぼす例はほとんどありません。ただし、極めて稀ではありますが、錠剤投与によって新生児に腸閉塞が現れた例があります。点滴投与の場合も心不全や低血糖、心臓の異常などが報告されているので、細心の注意が必要です(※1)。

ウテメリンの胎児への影響を過度に心配する必要はありませんが、使用前にはきちんと医師の説明を受け、不安を解消した上で利用してください。

ウテメリン点滴や錠剤の費用はいくら?

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切迫流産や切迫早産の治療費には健康保険が適用されるので、治療費は3割負担で済みます。切迫早産の状態が軽く、錠剤を使うだけですめば、あまり費用の心配はいりません。

しかし、ウテメリンを点滴で投与することになると入院する必要も出てくるため、点滴管理料として数千円、入院費として食費やベッド代などで1日1万円以上かかることもあります。子宮収縮が落ち着くまでは病院で安静にしなければならないので、入院期間が長引くときは費用も高額に。長期間の入院では高額療養費制度を忘れずに利用しましょう。

ウテメリンで切迫早産を乗り切ろう

女性 光 希望

切迫早産はお腹の赤ちゃんの命にもかかわるトラブルです。赤ちゃんがママのお腹でしっかりと成長できるように、様々な処置で妊娠を継続してあげましょう。そのためにはウテメリンなどの子宮収縮抑制剤の使用は不可欠です。

きちんと医師と相談した上で、用法・用量を守ってしっかりと服用し、赤ちゃんを守ってあげてください。

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