背中ボスボスとは?やり方、注意点は?トントンとは違うの?

監修専門家 助産師 佐藤 裕子
佐藤 裕子 日本赤十字社助産師学校卒業後、大学病院総合周産期母子医療センターにて9年勤務。現在は神奈川県横浜市の助産院マタニティハウスSATOにて勤務しております。妊娠から出産、産後までトータルサポートのできる助... 監修記事一覧へ

赤ちゃんがいつもなら寝るはずのお昼寝の時間になかなか寝てくれなかったり、生活リズムを整えるためにいつも通りの時間に寝かしつけようと思っても、スムーズに行かなかったりすることってありますよね。赤ちゃんの寝かしつけ方法は色々とありますが、今回は、保育園でもよく行われていて、効果があると話題の「背中ボスボス」について、やり方や注意点をご説明します。

背中ボスボスとは?

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背中ボスボスとは、赤ちゃんを寝かしつける方法で、背中を優しくポンポン・トントンとするのではなく、ボスボスという音をたてるようにするやり方のことをいいます。

そもそも、赤ちゃんの背中をトントンとすると、お腹のなかにいたときに感じていたママの心音を思い出して、リラックスして寝られると考えられています。

しかし、胎内で聞く心音は意外と大きいため、強めに叩いたほうがより心音に近く、安心して眠れるという意見もあります。

「ボスボス」という語感から、「赤ちゃんをそんなに強く叩いて大丈夫なの?」とびっくりするかもしれませんね。ポンポン・トントンよりは確かに少し強めですが、手のかたちや触れる位置の違いで、ボスボスという音がしやすくなります。

実際に、「少し強めにリズムよくボスボスするほうが寝つきがよく、早く眠る」と感じているママもいますよ。

背中ボスボスのやり方やコツは?

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背中ボスボスをするやり方は、まず、水をすくうときのようなイメージで手のひらを少し丸めます。

赤ちゃんの背中よりも少し下のお尻あたりを、2秒に3回くらいの速さでリズミカルに叩くと、ボスボスという音がなり、心地よい振動や慣れ親しんだ音が赤ちゃんに伝わります。

はじめは遊んでもらっていると思って、赤ちゃんの目が冴えてしまい、すんなり寝ないこともあるかもしれません。それでもリズムよくボスボスしていると、次第におとなしくなることが多いので、根気よく続けてみましょう。

背中ボスボスを習得すれば、ママだけでなく、パパが寝かしつけることもできるので、お世話を分担できますよね。

赤ちゃんの寝方によって、ボスボスに切り替えていくコツもあるので、以下を参考に実践してみてください。

ユラユラ抱っこから背中ボスボスにするコツ

ユラユラ抱っこをしながら、背中ボスボスをしてみてください。赤ちゃんが寝そうになったら布団に寝かせ、眠りにつくまで背中ボスボスを続けます。

布団に置いた途端に背中スイッチが入り、泣き出してしまう…というときも、すぐに抱っこせずに根気よく背中ボスボスし続けると、やがて泣き止んで寝てくれることもあります。

背中ボスボスから仰向け寝にするコツ

赤ちゃんを横向きに寝かせてから、背中ボスボスをします。ウトウトしはじめたら、ゆっくり背中を布団につけるようにして、仰向けに寝かせてあげましょう。

添い乳から背中ボスボスにするコツ

いつも添い乳で寝かしつけている、というママは、まず添い乳の状態で背中ボスボスをしてみましょう。赤ちゃんが寝そうになったら口からおっぱいを離し、背中ボスボスのみに切り替えます。

毎日それを繰り返しつつ、少しずつ添い乳の時間を短くしていくと、添い乳をしなくても背中ボスボスだけで眠るようになりますよ。

背中ボスボスの強さは?新生児もできる?

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背中ボスボスをするときの注意点は、力加減です。いくら強めに叩くのがコツとはいえ、相手は赤ちゃん。「ドン!ドン!」より弱く、「トントン」より強い叩き方が目安です。むせたときに背中を軽く叩く程度の強さと考えてください。

背中の下には内臓が集まっているので、強く刺激を与えすぎるのは禁物です。不安な場合は、腰あたりからお尻をボスボスするイメージで行いましょう。赤ちゃんによっては、「お尻ボスボス」のほうが寝つきが良いこともあるようです。

新生児期は、授乳したあとそのまま寝てしまうことが多く、背中ボスボスが必要な機会はあまりないかもしれませんが、新生児を寝かしつけるときは、全身が揺れるほど強く背中ボスボスをするのではなく、げっぷをさせるときと同じくらいの強さにしておきましょう。

新生児期を過ぎても、赤ちゃんの月齢や体格によって力やリズムを調節してあげてくださいね。

背中ボスボスは赤ちゃんの様子を見ながら

睡眠は赤ちゃんにとってとても重要な時間です。成長すればするほど、睡眠の質が成長に大きな影響を与えるので、リラックスさせてあげながら、心地よい眠りにつけるよう手助けをしてあげたいですね。

全然寝ないからといってママやパパがイライラしていると、それを赤ちゃんが敏感に汲み取り、不安になってなおさら寝つきが悪くなることも。早く寝かせることばかり考えるのではなく、赤ちゃんの気持ちを最優先で考えてあげましょう。

背中ボスボスの効果を実感しているママもいますが、背中やお腹をゆっくりさすったり、まぶたをやさしくさする方が寝つきが良いという子もいます。赤ちゃんの様子を見ながら、その子に合った寝かしつけ方法を見つけられるといいですね。

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