女の子の健やかな成長を願う行事として親しまれている「ひな祭り」。離乳食を食べ始めている赤ちゃんには、ひな祭りの離乳食を用意してあげると初節句の素敵な記念になりますよ。今回は、ひな祭りにぴったりのサラダやケーキなどの離乳食レシピを、初期・中期・後期別に9つご紹介します。
ひな祭りの離乳食作りのポイントは?

「ひな祭り」は「桃の節句」とも呼ばれ、女の子の健やかな成長を願って3月3日に行われます。赤ちゃんが生まれて初めて迎えるひな祭りを「初節句」といいます。
ひな祭りが近づくと、雛人形や桃の花を飾り、ひなあられなどをお供えします。ひな祭り当日は、豪華な行事食を食べてお祝いをします。
ひな祭りの代表的な行事食は、下記の5つです。
● ちらし寿司
● はまぐりのお吸い物
● ひなあられ
● 菱餅
● 白酒
離乳食期は、このような行事食は食べることができないため、赤ちゃんの成長にあわせてアレンジしたひな祭り離乳食を作ってあげましょう。
ひな祭り離乳食初期レシピ
ひな祭り10倍粥
- 1器に10倍粥を盛りつける
- 2トマトペーストと粉ミルクを混ぜ合わせ、桃色にする
- 31に2をのせ、竹串などを使って、桃の花びらの形を描く
- 43の空いているスペースにキャベツペーストをのせる
ほんのり桃色の花びらがキュートなおかゆ。花びらを描くときは、中央にペーストを流し込み、外側にむけて竹串でペーストを伸ばすといいですよ。
ひな祭り三色パフェ
- 1小松菜ペースト、じゃがいもペースト、にんじんペーストを3層になるように透明な容器に流し込む
3層に分かれた断面が美しい野菜パフェ。緑色はほうれん草やレタス、白色は豆腐やおかゆ、桃色はトマトでも代用できます。赤ちゃんが好きな野菜で作ってあげてくださいね。
ひな祭り離乳食中期レシピ
ひな祭りカラフルそうめん
- 1トマトペーストは少量の粉ミルクを混ぜ、桃色にする
- 2にんじんは柔らかく茹でて型抜きする
- 3卵は薄焼きにし、型抜きする
- 4そうめんは乾麺の状態で、1cm程度に折って、柔らかく茹でる
- 5小鍋にだし汁、4を入れ軽く煮立たせる
- 65を器に盛り、1、2、3とキャベツペーストをのせ飾りつける
彩り鮮やかなそうめんに赤ちゃんもきっと興味を示してくれるはず。にんじんや卵を桃の形に型抜きすれば、より一層ひな祭りらしくなりますね。
ひな祭り離乳食後期レシピ
ひな祭り里芋サラダ
- 1里芋は柔らかく茹でてマッシュする
- 21を3つに分け、そのうちの一つを団子の形に丸める
- 31の1/3に、にんじんペーストを混ぜ合わせ、団子の形に丸める
- 4残りの1/3に、ほうれん草ペーストを混ぜ合わせ、団子の形にする
彩り豊かな3色のお団子。里芋はじゃがいもで代用しても。柔らかくて食べやすいサイズのお団子に、きっと赤ちゃんも喜んでくれますよ。
ひな祭りひし餅ゼリー
- 1ゼリーを固めるときに使用する容器を3つ用意する(容器A、B、C)
- 2キウイは皮をむき、みじん切りにして、2/3の量を容器Aに入れる
- 3いちごペーストは容器Bに入れる
- 4いちごは飾り用にみじん切りする
- 5小鍋に水と寒天を入れ、火にかけながら2~3分混ぜる
- 65に牛乳を3回に分けて入れ、その都度よくかき混ぜる
- 76を容器A、B、Cに流し入れ、それぞれ混ぜ合わせる
- 87の荒熱が取れたら冷蔵庫で冷やし固める
- 98を重ねてひし形にカットし、2の残りのキウイと4のいちごを飾りつける
プルプルで喉ごしの良いゼリーは、ひな祭りのおやつにおすすめ。適当な大きさの容器がなければ、牛乳パックの底を型にしても。大人が食べるときには黒蜜をかけると美味しくなります。
ひな祭り三色おにぎり
材料(1食分)
- 1軟飯を3等分に分ける
- 21で分けたうちの一つに、鮭フレークを混ぜ、丸く握る
- 3もう一つに、青のりを混ぜ、丸く握る
- 4もう一つに、すりごまを混ぜ、丸く握る
ひな祭りの日にはおにぎりにもひと工夫。菱餅に使われる3色には意味があり、緑は健やかな成長と長生き、白は子孫繁栄、桃色は魔除けを意味しているそうですよ。
ひな祭りちらし寿司カップ
材料(3食分)
- 1きゅうりは皮をむいて、3mm程度に薄切りにし、電子レンジで30秒程度加熱する
- 2卵を溶き、薄く油をひいたフライパンで薄焼き卵を焼き、細く切る
- 3にんじんは2mm程度に切って、柔らかく茹で、型抜きをする
- 4鮭は電子レンジで30秒程加熱し、ほぐしておく
- 5器に軟飯を盛り、上に1、2、3、4を飾りつける
- 6のりを切って目と口のパーツを作り、5に飾りつける
柔らかく飾りつけが難しい軟飯は、カップに入れて盛り付けましょう。色の違うごはんを層になるように順に盛り付ければ横から見ても素敵ですね。ひな祭りパーティーにぴったりのメニューです。
ひな祭り甘酒
材料(1食分)
- 1甘酒とお湯を混ぜ、薄める
甘酒にはビタミン類や食物繊維など、様々な栄養が含まれ、赤ちゃんの身体への負担が少なく、消化吸収も良い食材。酒粕から作られたものではなく、米と米麹だけで作られた甘酒を選んでくださいね。
ひな祭り菱餅ケーキ
- 1ザルにヨーグルトをあけ、水切りをしておく
- 2いちごは5mm程度にカットする
- 3ボウルにホットケーキミックス、牛乳、溶き卵を入れ、よく混ぜ合わせる
- 43の生地の半分にいちごペーストを加えてよく混ぜる
- 54の残りの生地に、ほうれん草ペーストを加え、よく混ぜる
- 6フライパンに薄く油をひき、4と5の生地を焼く
- 76の生地を重ね、ひし型にカットする
- 87の生地の間と上に1の水切りヨーグルトを塗り、いちごを飾りつける
緑のケーキ、白いクリーム、桃色のケーキと、菱餅風に重なったパンケーキ。ヨーグルトは前日から水切りしておくのがおすすめです。時間がなければカッテージチーズで代用しても。
ひな祭り離乳食を彩るアイテムは?
ひな祭りの日は、食卓も華やかにしたいもの。赤ちゃんが美味しく食べてくれるだけでなく、目で見て楽しんでくれると嬉しいですよね。いつもの食卓にこんなアイテムをプラスすることで、グッとひな祭りらしくなりますよ。
手染友禅 光彩小 和紙折り紙

食器の下にランチョンマット代わりに一枚敷くだけで、春らしい雰囲気に。正方形で折り紙としても使えるので、箱を作ってその中にボーロなどのおやつを入れてもいいですね。
- 税込価格
- 432円
- サイズ
- 10×10cm
- 枚数
- 20枚
ちりめんORIFU(折り布)

ちりめん柄の布製折り紙です。桃の形に切り抜いたり、お雛様を作ったりするのはもちろんのこと、赤ちゃん用スプーンを置く箸置きを作るのにもおすすめですよ。
- 税込価格
- 540円
- サイズ
- 約17×17cm
- 枚数
- 3枚
ひな祭りは特別な離乳食を楽しもう
いつもの離乳食にひと手間加えると、ひな祭りらしい特別なメニューを作ることができます。普段よりも華やかで色鮮やかな離乳食に、赤ちゃんもきっと笑顔になってくれるはずですよ。
離乳食期に迎えるひな祭りは一度きり。ママの愛情をたっぷり込めて、美味しい離乳食を作ってあげてくださいね。
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