つわりの対策をいろいろ試したけれど、なかなか効果がない…という人もいますよね。そんなときは、ツボ押しを試してみるといいかもしれません。
今回はつわりに効くとされているツボ「内関」「裏内庭」「足三里」について、効果や見つけ方、押し方についてご紹介します。
つわりに効くツボ「内関(ないかん)」とは?
内関は腕にある、内臓の働きに関わるツボです。
特に、吐き気、胃痛、乗り物酔い、二日酔い、しゃっくりなど消化器系の不調に効果があり、食欲不振、軟便、お腹の張りを改善してくれるとされています。
ストレスやイライラなどにも効果があるとされていますよ。
「内関」の見つけ方は?
手のひらを上に向けた状態にし、手と手首の境目になっているしわの中央から、指をひじに向かって3本分置いたところが「内関」です。
見つけやすく、何気ないときでも押しやすい場所にあります。
「内関」の押し方は?
指で押す場合は、少し強めに押します。1回の指圧は6~8秒で、断続的に数セット繰り返すと効果的とされています。
消化器系の不調を感じたら、こまめに行ってみてくださいね。
つわりに効くツボ「裏内庭(うらないてい)」とは?
裏内庭は、足の裏にあるツボで、腹痛、下痢、嘔吐に効くとされています。つわりの症状に悩んでいる人は、裏内庭のツボを試してみてくださいね。
「裏内庭」の見つけ方
裏内庭は、足の人さし指(第2指)を折り曲げて足底についた場所が裏内庭です。
大まかな場所としては、足の人さし指のすぐ下にある、筋肉が盛り上がったところです。
「裏内庭」の押し方
手の親指で、心地よいと感じる程度に、何回か押します。
お腹が大きくなってきて足の裏にある裏内庭が押しづらい場合は、パートナーや家族に押してもらうように頼んでみてくださいね。
つわりに効くツボ「足三里(あしさんり)」とは?
足三里は、腹痛、嘔吐、下痢など胃腸トラブルの他に、足のしびれや歯痛への効果も期待できるツボとされています。
松尾芭蕉が足三里にお灸をすえながら「奥の細道」の旅をしていたとして、足の疲れをとるツボとしても有名です。
「足三里」の見つけ方は?
膝にあるお皿の外側から、指4本分ほど下がったところにあります。
足三里は周りよりくぼんでいるところを目安に探してみると、見つけやすいかもしれません。
「足三里」の押し方は?
中指や親指で、心地よいと感じる程度に、何回か押します。
指の力だけで押そうとせず、少し前かがみになって体重をのせるように押すと、楽に刺激することができますよ。
足三里も自分では押しづらいので、パートナーや家族に頼めるといいですね。
つわりに効くツボを鍼灸で刺激できる?
つわりに効くツボ「内関」「裏内庭」「足三里」は、鍼灸で刺激することができます。
ただし自分で行うのではなく、産婦人科の医師に相談して許可をもらったあとに、妊婦さんへの施術経験が豊富な鍼灸師さんに相談して施術してもらうようにしましょう。
つわりに効くツボを刺激して、快適な妊娠生活を
ツボは東洋医学に基づくもので、薬物を使用しない代替療法のひとつです。必ず効くというわけではありませんが、自分の症状に合ったツボが見つけられると、快適な妊娠生活を支えてくれる心強い味方になってくれますよ。