親子ヨガとは？いつからOK？おすすめのポーズは？

授乳におむつ替え、抱っこ、着替え、お風呂、寝かしつけと、ママは赤ちゃんや子供のお世話で毎日大忙し。ふと気がつけば、肩こりや腰痛に悩まされ、自分の体のケアは後回しというママも多いのではないでしょうか。そんなママたちにおすすめなのが「親子ヨガ」です。子供と一緒にポーズをとりながらリフレッシュできますよ。今回は、親子ヨガについて、始められる時期や、自宅でもできるおすすめのポーズをご紹介します。

親子ヨガとは？どんな効果があるの？

親子ヨガとは、ママと子供が一緒に行うヨガのことを指します。

親子でペアになってポーズをとることで、子供とママが触れあえるので、子供は愛情を感じ、情緒が安定します。

気持ちが安定することで周りの人を信頼したり、思いやりを持ったりする心が芽生え、社会性が育つとも考えられています。また、集中力が高まる、姿勢が良くなる、運動機能の発達が促されるなどの効果も期待できます。

ママは子供と触れ合いながら体を動かすことで、血流が良くなり、気分もスッキリ。運動不足やストレス解消にも効果的です。親子で同じ動きを一緒にすることで、一体感を味わえますよ。

親子ヨガはいつから始められるの？

親子ヨガは、一般的に赤ちゃんの首がすわった生後3ヶ月頃から始められます。この時期になれば、産後のママの体調も安定してくるので、軽い運動を始めるのにちょうどいい時期です。ただし、医師から運動を控えるようにいわれている場合は、許可が出るまで待ちましょう。

赤ちゃんが小さいうちは、ヨガのポーズを行うのはママだけです。赤ちゃんは横に寝かせておいたり、ママが抱っこしたりしながらポーズをとります。

赤ちゃんがもう少し大きくなると、赤ちゃんができる動きを取り入れたり、ママと触れあったりします。言葉が理解できるようになれば、ママの横でポーズを真似するなどして楽しめますよ。

親子ヨガと同じように、赤ちゃんと一緒に楽しむ「ベビーヨガ」もあります。ベビーヨガは赤ちゃんが1歳6ヶ月頃になるまでを対象にしたものがほとんどですが、親子ヨガは子供の年齢が上がっても楽しむことができますよ。

自宅でできるおすすめの親子ヨガのポーズは？

親子ヨガに興味はあるけど、近所に教室がない、子供を連れていくのは抵抗がある、というママは、自宅で親子ヨガを行ってみましょう。ここでは自宅でできる親子ヨガのポーズをご紹介します。

ヨガで最も重要なのは「呼吸」です。緊張していると呼吸が止まりがちですが、深い呼吸を繰り返しながらポーズをとるように心がけましょう。口を閉じて、鼻でゆっくりと吸って吐くのがポイントです。

赤ちゃんとできる親子ヨガ：船のポーズ

赤ちゃんを抱っこしながら楽しめるポーズです。腹筋や腰の背筋を鍛えることができ、ヒップの引き締め効果も期待できます。

1. 膝を曲げて体育座りをする
2. ママの太ももの上に赤ちゃんを乗せて向かい合い、赤ちゃんの足を開いてママの腰回りに沿わせる
3. 赤ちゃんを手で支え、息を吐きながらつま先を床からゆっくりと離していく
4. 床とふくらはぎが平行になるまで足をあげたら、自然な呼吸をしながら静止する
5. ゆっくりと足を元の位置に戻す

2歳頃から楽しめる親子ヨガ：下を向いた犬のポーズ

背骨を伸ばすことで、固まった背中の凝りを伸ばしてくれるポーズです。体の倦怠感や肩こりを緩和してくれますよ。子供が歩いたりママの動きを真似したりするようになったら、一緒にやってみましょう。

1. 四つん這いの姿勢になり、足は腰幅に、手は肩幅に広げて腕と太ももを床に対して垂直に保つ
2. 息を吐きながら、手足を床につけたまま体全体を床から持ち上げる。横から見たときに、三角形になるように腰を高く張って伸ばす
3. 両腕をしっかりと伸ばして、かかとをつけたまま両膝を真っ直ぐ伸ばす。おしりを上に突き出すような形で、頭は両腕の間に保つ
4. 3の姿勢で首や肩の力を抜き、30秒ほど自然な呼吸を繰り返す

子供と一緒にポーズをとるときは、四つん這いの姿勢のまま歩いてみると子供も楽しめますよ。