妊娠28週からは妊娠後期へ！赤ちゃんの体重や大きさは？

いよいよ妊娠28週に入りました。妊娠8ヶ月の最初の週で、ここから出産までの期間を「妊娠後期」と呼びます。赤ちゃんの成長とともに妊婦さんのお腹も大きくなり、妊娠後期特有の症状も現れてきます。

今回は妊娠28週目の赤ちゃんや妊婦さんの状態などをご説明します。

妊娠28週目の妊婦さんの状態は？

妊娠28週には、子宮底長は24cm以上になるのが目安です（※1）。赤ちゃんの成長とともに増える羊水量は妊娠34週前後にピークを迎えるため、これからお腹は今まで以上のスピードで大きくなります（※2）。

子宮はおへそから指2～3本上のあたりまで到達し、胃を圧迫するようになってきて、胃もたれや胸焼け、吐き気、胃痛、げっぷなどの「後期つわり」を感じる人も。

以下のような対策をして、少しでも症状をやわらげてくださいね。

● 少量ずつよく噛んで食べる
● 胃に負担の少ないものを食べる
● 食後2時間は横にならない　など

また、頻尿や尿漏れなどの症状も出やすい時期なので、我慢せずトイレに行ったり、尿漏れパッドを試すのもおすすめです。

妊娠28週目の赤ちゃんの状態は？体重はどれくらい？

妊娠28週になると、体重が1,000gを超える子が増えてきます（※3）。まだまだ小さいですが、すっかり赤ちゃんらしい姿になってきました。

お腹の外で生きていくために最低限必要な機能が整い始めて、早産になったときの生存率も高まっています。

視覚も発達してきて、明るいか暗いかがわかるようになってくるのもこの頃です。

今もかわいい目をパチパチさせながら、ママのお腹のなかで光の入り具合を楽しんでいるかもしれませんね。

妊娠28週目に注意しておきたいことは？

妊娠28週目からは妊娠前に比べて、450kcal多くとる必要があります（※4）。

ママの体は今まで以上に赤ちゃんに栄養を渡すようになっているため、妊娠28週頃になると「甘い物が食べたくて仕方ない！」という人がいるかもしれません。

ただ、食べたい気持ちにまかせて甘い物を食べていると体重が急激に増えてしまって、妊娠糖尿病などの合併症が起こったり、微弱陣痛などでお産が進みにくくなったりするおそれがあります（※1）。

なるべくバランスの良い食生活を心がけて、食べ過ぎないよう気をつけてくださいね。

妊娠28週目にやっておくといいことは？

妊娠後期に入る妊娠28週目には、ママの入院グッズや赤ちゃん用品を準備しておきましょう。

ママの入院グッズ

● 授乳ブラジャー
● 産褥ショーツ
● 産褥ニッパー
● 母乳パッド

赤ちゃん用品

● 退院時の赤ちゃんの洋服
● 赤ちゃん用の衣類（50サイズの短肌着、長肌着、ドレスオール、ベビー靴下など）
● ベビー寝具（ベビー布団、ベビーベッドなど）
● 沐浴セット（ベビーバス、ベビー用ソープ、ガーゼ、保湿クリームなど）
● 調乳グッズ（粉ミルク・液体ミルク・哺乳瓶・哺乳瓶消毒器など）
● おむつ関連用品（紙おむつ・お尻ふき・おむつ用ゴミ箱など）
● 衛生用品（体温計、爪切り、綿棒など）

産後の赤ちゃんに必要なものは思いの外たくさんありますよね。

妊娠週数が進むとお腹が大きくなって、長時間買い物に出かけるのも負担になります。

まだ余裕を持って動ける妊娠28週頃には、入院や産後の準備をはじめておけるといいですね。

まずは家具などの大きなものから買い揃えていき、32週頃には終わらせておきましょう。