レビトラの飲み方は？食後に服用してもいい？飲酒後は？

「レビトラ」という薬をご存じでしょうか。バイアグラと同じで、ED（勃起障害）に対する治療薬です。レビトラは国から認可を受けており、病院で処方してもらうことができます。今回はレビトラを食後に飲むべきか、飲酒後に飲んでもいいかなど、その服用方法に関してご紹介します。

レビトラとは？EDに効果的？

男性にとって大きな悩みのひとつになりかねない「ED（勃起障害）」。性交時に十分に勃起しなかったり、勃起を維持できなかったりすることです。

特に赤ちゃんを望む場合、EDは男性のみならず、夫婦にとっても深刻な問題となってしまいます。成人男性の24％がEDに悩んでいるという調査結果もあり、EDは決して珍しいことではありません（※2）。

「レビトラ」は、そんなEDを克服するための治療薬です。日本では、2004年より販売が開始されました（※3）。

ED治療薬といっても、あくまで自然な勃起を助けるための薬なので、服用しても、性的刺激がないときには勃起は起こりません。

同様の効果が見込める薬としては、バイアグラやシアリスが、厚生労働省に認可されています。

レビトラは食後に服用する？飲酒後は？

レビトラは錠剤で、1錠につき5mg、10mg、20mgと、成分量の異なる3種類が日本で販売されています（※4）。どの種類でも、服用は1日1回までで、1度服用したら、次の服用までは24時間以上空けましょう。

1回の服用量については、医師に指示された量を守ってください。

レビトラの効果を十分得るためには、性行為の1時間前に服用するのがいいとされています。ただし、レビトラは即効性が高いのが特徴で、多くの場合は服用後30分、速いと10分でも、効果が現れることもあります（※5）。

また基本的には、食前に飲んでも食後に飲んでも、薬の効果は変わりません。ただし、油の多い食事や多量の飲酒は、レビトラの効果を弱めてしまう可能性があります。食べすぎ、飲みすぎには注意しましょう（※5）。

レビトラは誰でも飲める？服用には処方箋が必要？

レビトラに限らず、ED治療薬を購入するには病院の処方箋が必要です。ただし自由診療のため、保険適用外となります（※6）。

泌尿器科などで診察をうければ、基本的には誰でも処方してもらえる薬ですが、心臓病の薬として用いられることが多い「ニトログリセリン」などの硝酸剤を服用している人は、レビトラを服用してはいけません（※4）。急激に血圧が下がり、死に至る危険性もあるからです。

また、以下に当てはまる人も、レビトラを服用することができません（※4）。

● レビトラを服用してアレルギーを起こしたことがある
● 心血管系障害などにより医師から性行為を控えるようにいわれた
● 先天的に不整脈がある、もしくは現在、抗不整脈薬を使用している
● 最近6ヶ月以内に脳梗塞・脳出血や心筋梗塞を起こしたことがある
● 重い肝障害がある
● 血液透析が必要な腎障害がある
● 低血圧（最大血圧が90mmHg未満）
● 高血圧（最大血圧が170mmHg以上または最小血圧が100mmHg以上）を治療でコントロールしていない
● 不安定狭心症がある
● 肺高血圧症治療薬（可溶性グアニル酸シクラーゼ刺激剤）、抗ウイルス薬（HIV治療薬）、内服の抗真菌薬を使用している
● 網膜色素変性症（進行性の夜盲）である

医師の処方を受けるときは、念のため持病や飲んでいる薬についてしっかりと伝え、不安があれば購入前に相談するようにしてください。

また、処方されたレビトラを他の人に譲るのはやめましょう。相手の持病などにより、予期せぬ症状が出ることもあります。