子供二人をお風呂に入れるのは、一人を入れるときとはまた違う大変さが伴うものです。また、上の子の年齢や下の子の年齢、赤ちゃんがいるかどうかによっても、気を付けなくてはならないことがあります。そこで今回は、子供二人とのお風呂の入り方のコツや、注意点などについてご紹介します。
子供二人をお風呂に入れるとき、何が大変?
子供二人を一緒にお風呂に入れるとき、一人とは違う大変さを感じるママ・パパも少なくないでしょう。
以下のような状況のときは、特にお風呂に入れるのに苦労するので、あらかじめ知っておきましょう。
冬場のお風呂
寒いシーズンは、お風呂場も脱衣所も寒いため、湯船に浸かるまでの体の冷えが心配ですよね。
上の子が一人で洋服が脱ぎ着できればいいですが、そうでない場合は子供二人分の洋服を急いで脱がせることになります。
赤ちゃんがいる際の入浴
一人で湯船に浸かれない赤ちゃんがいる場合は、抱っこして入浴しなければならないなど、どうしても赤ちゃんにつきっきりになりがちで上の子まで手が回らない、なんてこともよくあります。
また、長湯できないため、上の子よりも先にお風呂から上がらなければいけなくなる場合もあります。上の子が自分で体を拭けたり、着替えられる年齢ならいいですが、そうでない場合は上の子供を湯船か脱衣所で待たせることになります。
イヤイヤ期の子供がいるときの入浴
イヤイヤ期の子供をお風呂に入れるのは、それだけで一苦労。お風呂に入ること自体を嫌がることもあれば、せっかく説得して脱衣所に連れていったとしても、そこで服を脱がすのを嫌がることもあります。
それに兄弟姉妹が一緒となると、その大変さは想像に難くないですよね。
子供二人とのお風呂の入り方のコツは?
子供が二人いる場合、上の子と下の子の年齢によってお風呂の入れ方やコツが変わってきます。下の子はもちろんですが、上の子の年も低い場合は、一人でできることが限られてきます。
必要な準備を整えた後、それぞれの年齢や月齢に合わせてお風呂に入れるタイミングを図りましょう。
お風呂前後の準備をしておく
- ● 冬場は暖房などで脱衣所を温めておく
- ● 下の子用にお風呂の扉近くにバウンサーやベビーチェアを用意しておく
- ● ママ・上の子・下の子のタオルと最低限の服を用意しておく
- ● ママ用にバスローブがあると便利
二人とも小さいうちは、別々に入れるか時間を分ける
- ● どちらかが寝ている間に一人ずつお風呂に入れる
- ● 下の子のお風呂を昼間~夕方の早い時間に入れてしまう
- ● 下の子をお風呂の扉近くでバウンサーに乗せ、上の子と自分を先に洗う
- ● 下の子を先に入れてしまい、バウンサーで待たせている間に上の子が入る(上の子は部屋で待機するので、部屋を片付けておく)
- ● 上の子、下の子をそれぞれ入れた後、ママは別で入りなおす
上の子が大きければ、順番に一緒に入る
- ● 下の子をバウンサーで待機させ、上の子が洗い終わったあとは上の子を湯船で待機させておく
- ● 下の子の首がすわっていれば、バスチェアに座らせて浴室内で待機させ、上の子を洗った後に自分と下の子を洗う
子供二人とお風呂に入るときの注意点は?
子供二人とお風呂に入るときは、上の子が小学生になるくらいまでは目を離さないことが大切です。上の子が3~4歳くらいになると一人でできることが増えてきますが、まだしっかり頭や体が洗いきれないことも多く、ママやパパのサポートが必要になります。
また湯船で足を滑らせてしまうと、慌てて冷静な判断ができず体勢を整えられないことも。お風呂場には様々な危険が潜んでいるので、上の子にもしっかり目を向けておきましょう。
上の子を洗っているときに、浮き輪などを使用して赤ちゃんを湯船に待機させることは、事故の心配があるため、あまりおすすめしません。
浴室内で下の子を待機させるときは、バスチェアなどを活用するほうが安全です。
もしどうしても浮き輪を使用しなければならない場合は、上の子を洗っている間も、必ず下の子を視界の一部に捉えておきましょう。
赤ちゃん・子供を毎日お風呂に入れるべき?
生後間もない頃は、頻繁に外出しているわけではないので、毎日沐浴やお風呂に入れるべきか迷うママもいるかもしれません。しかし、子供や赤ちゃんは、新陳代謝がとても活発なので、季節関係なく一日にたくさんの汗をかいています。
昼寝後に汗で服が湿っていることや、おむつでお尻が蒸れてしまうことは良くあることなので、できるかぎり毎日お風呂に入れてあげるほうが良いでしょう。
また、幼稚園や保育園に入ると、外でたくさん体を動かすようになり、汗以外にも外遊びで汚れがつくこともあります。子供の肌はとても敏感なので、汗や汚れを付着させたままでいると肌トラブルの原因にも繋がりやすくなりますよ。
子供二人とのお風呂は大切なふれあいの時間
子供は予想もしない行動をとるので、子供二人とお風呂に入るときはしっかりと声掛けもしてあげましょう。慣れるまでは至難の業と感じて疲れてしまうことがあるかもしれませんが、お風呂は子供との大切なスキンシップの時間でもあります。
少しずつ慣れていくことで、お風呂の時間を子供と楽しめるようになると良いですね。毎日のことなので、パパがいるときは頼ったり、シャワーにして短時間で済ませたり、ママに負担がかかりすぎないようにしてくださいね。