子供の肥満の原因は?判別する計算方法や対策法はある?

「たくさんご飯を食べてくれて安心」と思っていたのに、「いつのまにかお腹が出てきている?」と子供の肥満が気になるママやパパは意外とたくさんいるようです。子供の健康が心配にもなりますし、早めに対策を打ちたいところ。そもそもどれぐらいの状態が肥満になるのか、肥満を判別する計算方法や肥満への対策方法をまとめました。

子供の肥満を判別する計算方法は?

計算機 家計簿 

一般的に、子供の肥満は次のような方法で判定されます(※1)。ただ、筋肉質で体重が重くなっていることもありますので、あくまで目安として利用しましょう。

カウプ指数

乳幼児期には「カウプ指数」というものを使って評価します。カウプ指数の計算式は以下の通りです。

カウプ指数 = 体重(Kg) ÷ 身長(cm)2 × 104

計算で得られたカウプ指数の値が下記の範囲になれば、子供は「標準」な状態です。それよりも2ポイント増までが「やや肥満」、それ以上になると「肥満」と判定されます。

月齢・年齢 標準値
3ヶ月〜 16〜18
満1歳 15.5〜17.5
満1.5〜2歳 15〜17
満3〜5歳 14.5〜16.5

肥満度

また、中学生までの学童では「肥満度」という数値を利用します。肥満度は標準体重に対してどれくらい体重がオーバーしているかを算出して判定するものです。標準体重は、文部科学省が公開していている「学校保健統計調査」の内容を用います。

肥満度(%) = 100 × (体重−標準体重) ÷ 標準体重

指数 判定
20%以上 軽度肥満
30%以上 中等度肥満
50%以上 高度肥満

幼児で肥満度を測定する場合は、15%以上は太りぎみ、20%以上はやや太りすぎ、30%以上は太りすぎとされます。また、平成26年度時点での年齢別の標準体重は以下の通りです(※2)。

 単位:kg 男子 女子
幼稚園(5歳)  18.9  18.5
小学1年生(6歳)  21.3 20.8
小学2年生(7歳)  24.0 23.4
小学3年生(8歳)  27.0  26.4
小学4年生(9歳)  30.4 29.8
小学5年生(10歳)  34.0 34.0
小学6年生(11歳)  38.4 39.0

子供の肥満にはどんな問題点がある?

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子供の肥満に関する問題点は複数あり、大人になって影響することも。早めの対策が大切ですね。

脳や心臓に負担がかかる

大人で肥満を放っておくと、脳卒中や心臓病のリスクが高まります。肥満の子供の場合も、脂肪が多いせいで血液に影響があり、脳や心臓に負担がかかる恐れがあります。

骨折や腰痛などが多くなる

肥満の子供は、体を支える足、特に膝に負担がかかることにより、骨折や脱臼が起きやすい傾向にあります。また、運動能力の低下が原因で、腰痛になる子供もいます。

身体的ないじめに発展することも

子供の無邪気なやり取りの中で、肥満の子供は外見上をからかわれることも。それが原因で、「幼稚園(保育園)に行きたくない」と訴えたり、体に様々な不調が現れることがあります。

運動能力が低下する

肥満の子供は体が重く、動かしにくくなってしまいます。そのため、運動能力を低下させる直接の原因になることがあります。鬼ごっこなどですぐ捕まってしまうなど、遊びに影響することも。

子供の肥満は、大人になっても継続する

子供のころの食生活が身にしみてしまい、大人になっても改善できずに肥満が継続してしまう、ということが多く起こります。

子供が肥満になる原因は?

お菓子 おやつ ドーナツ 注意

子供が肥満になる原因は、大人が肥満になる原因とほとんど変わりません。

● 外遊びをしないことによる運動不足
● 歩くことが少ない
● 夜型の生活
● 栄養の偏り
● お菓子やジュースの食べ過ぎ

子供はまだ、自分でやりたいことのコントロールがうまくできません。ママやパパが上手に関わって、少しずつ改善していきましょう。

子供の肥満対策は?

食事 子ども

子供の体は成長過程なので、大人が取り組むような食事制限や過度な運動での急激なダイエットは避けたいところ。子供の肥満の対策には、基本的な生活習慣や食生活を見直すことから始めましょう。

● 食事は30分くらいかけ、ゆっくり食べるようにする
● 食事前の甘いものや炭水化物の摂取は控える
● 寝る前に食べない
● 朝ご飯をしっかり食べる
● 栄養バランスの取れた食事を用意する
● 食物繊維の多いもの(ゴボウやこんにゃくなど)や、腸内環境を整えるもの(ヨーグルト、オリゴ糖など)を食べる
● 市販のお菓子はなるべく食べるのを控え、手作りのお菓子を食べる
● 食べる時間や量をきっちり決めて守らせる
● ジャンクフードは食べない
● 天気のいい日は、外で思い切り遊ぶ(運動系の習い事をさせるなども)

これらのことを子供に合わせて少しずつ取り入れ、習慣化させることが大切ですよ。

子供の肥満解消はママ・パパも一緒に

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肥満によって食べることが悪いこと、となってしまうと、これからの体や心の成長に影響がでかねません。また、自分を否定的に見てしまう恐れもあります。まず大事なのは、ママ・パパも一緒に取り組んで、楽しい肥満解消をめざすことです。「ママと一緒にやろう!」とぜひ誘ってあげてくださいね。

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