2歳になったら、どのくらい昼寝をさせたほうがいいのか悩みますよね。昼寝をするのを嫌がったり、なかなか寝なかったりして困っているママやパパもいるのではないでしょうか。
そこで今回は、2歳児は昼寝が必要なのか、どれくらい寝かせたらいいのか、昼寝をさせるときのポイントをご説明します。
2歳児に昼寝は必要なの?時間はどれくらい?
個人差はありますが、2歳になると身体能力が発達し、少しずつ言葉をしゃべるようになります。しかし、まだ体力の調整や情報の整理を行うことは難しいので、体や脳をしっかり休ませるために昼寝が必要です。
厚生労働省によると、1~3歳の子どもが1日に必要な睡眠時間は11~12時間程度です(※1)。
たとえば、21時に就寝して7時に起床する2歳児の場合、夜の睡眠時間は10時間なので、昼寝で1〜2時間程度を補う必要があります。
2歳になると体力がついてくるので、長時間の昼寝は必要ありません。夜にスムーズに寝付けるようにするためにも、2時間以上は寝かせず15時頃までに切り上げるようにしましょう。
2歳児の生活リズムは?昼寝は何時から?
ここでは、2歳児に好ましいとされる生活リズムの例を、昼寝の時間とあわせてご紹介します。
朝は7時頃までに起床し、しっかりと朝食を食べます。保育所などに通っている場合は登園します。晴れている日は公園や広場に行って体をたくさん動かす遊びをしましょう。
午前中にいっぱい遊んだら、昼食を食べます。その後、できるだけ13時頃までに昼寝をスタートして、1〜2時間ほど寝ます。
昼寝の後は、おやつを食べ、暖かい季節は外に出て体を動かし、寒い季節は室内で遊びます。保育所などに通っている場合は帰宅します。
家庭によって違いはありますが、18~19時頃に夕飯、20時頃にお風呂を済ませ、21時頃を目安に就寝できるといいですね。
あくまでも理想的なスケジュールの目安なので、必ずこの通りに進めなくてはいけないわけではありません。
就寝時刻がどうしても遅くなってしまうときは、昼寝で睡眠時間をしっかり補うようにしましょう。
2歳児の昼寝のポイントは?
1歳の頃に比べて、昼寝をしたがらない、短時間で起きてしまうといった日があるかもしれません。夕方に疲れてぐずり泣きをしたり夜中に起きたりしなければ、夜に十分に眠れているということなので問題ないですよ。
習い事のスケジュールや平日か休日かなどによって、昼寝のスタート時刻や睡眠時間が前後する日も増えてくるかもしれません。
夜の睡眠に影響が出ないように、昼寝が短かったときは夜は早めに寝かせる、昼寝から目覚める時間が遅かったときは夕方たっぷり運動させて疲れさせる、といった工夫をすることがポイントです。
イヤイヤ期を迎えると、昼寝を嫌がったり起床後しばらく機嫌が悪かったりすることも多いです。ママやパパは寝かしつけが大変ですが、昼寝が足りないとさらに何に対しても嫌がったりイライラしたりすることがあります。
イヤイヤ期こそしっかりと昼寝をさせて、子どもが体と心を休める時間を作るようにしましょう。
2歳児にあった昼寝のリズムを整えよう
2歳のうちに昼寝を卒業する子どももいますが、成長には個人差ががあるので、周りの子が昼寝をしなくなったからといって、焦る必要はありません。
子どもの成長にあわせて健康的な昼寝のリズムを作り、夜の睡眠時間とのバランスをうまくとっていけるといいですね。