生理前のイライラに効く市販薬は?漢方薬でも解消できる?

生理前はなんとなく憂うつになったり、イライラしたりしてしまう人が多いと思います。これは生理前に現れる不快症状の1つですが、ちょっとしたことにもイライラしてしまうと困ってしまいますね。今回は生理前のイライラ解消に効く市販薬や漢方薬などを具体的にご紹介します。

生理前にイライラする原因は?

女性 イライラ

生理前にイライラするのは、ほとんどが女性ホルモンの影響です。生理周期にかかわる女性ホルモンには「エストロゲン(卵胞ホルモン)」と「プロゲステロン(黄体ホルモン)」の2つがあり、生理前は2つの女性ホルモンの分泌量が入れ替わるタイミングにあたります。女性ホルモンの分泌量が変化すると、ホルモンバランスが一時的に崩れて心や体に様々な歪みが現れてしまいます。これがイライラを引き起こす原因になります。

また、生理前にホルモンバランスが乱れてしまうと脳内物質のセロトニンが減少するといわれます。セロトニンは気持ちを落ち着かせたり幸福感を与えたりと、精神を安定させる作用があるので、これが減少すると精神的に不安定になりイライラしてしまうのです。

生理前のイライラに効く市販薬は?

女性 服用 薬 ピル

イライラがひどくなると「PMS(月経前症候群)」と呼ばれ、仕事や家事などの日常生活にも支障をきたす可能性も出てきます。日常生活を快適に過ごすためにも、イライラを抑える必要があります。一番即効性がある方法としては薬があり、生理前のイライラを抑える市販薬には以下のものがありますよ。

プレフェミン

PMS(月経前症候群)に特化した薬が「プレフェミン」です。生理前に増加するプロゲステロンの分泌を整えるハーブ・チェストベリーエキスの効果で、イライラやうつ・頭痛・乳房の張りといった生理前の不快症状をやわらげてくれます。1周期分だけ服用してもある程度の効果は期待できますが、3周期分続けて服用すれば、約8~9割の女性でイライラなどの症状が軽減したそうです(※1)。生理開始直後から飲み始めると効果が高いといわれます。

イララック

プレフェミンのようなPMS(月経前症候群)の専用薬ではありませんが、イライラとそれに伴う頭重感をやわらげる効果があります。鎮静作用をもつ生薬「チャボトケイソウ」「カノコソウ」などの成分が鎮静作用をもたらします。

その他、頭痛には市販の鎮痛剤などがあります。ただし、どの市販薬を使う場合も妊娠中や授乳中の場合は医師か薬剤師に相談する必要があります。自己判断で使うと体に悪影響を及ぼす可能性がゼロとはいえません。また、副作用がでることもあるので、一度婦人科を受診して市販の薬を使ってもよいかどうかを確認しておくようにしましょう。

生理前のイライラに効く漢方薬は?

漢方 生薬

市販薬以外では、漢方薬でイライラを抑える方法もあります。市販薬に比べて即効性は高くありませんが、逆に副作用の心配は少なくなります。

加味逍遙散(かみしょうようさん)

女性特有の不調に対してよく使われる漢方薬です。「サイコ」「シャクヤク」などを主成分とし、PMSや更年期障害にともなうイライラや不安感、のぼせ、冷えなどに作用します。

抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんかちんぴはんげ)

「サイコ」「チョウトウコウ」「チンピ」などを主成分とし、神経の高ぶりを抑え、筋肉のこわばりなどをやわらげる作用があります。生理前のイライラへの効果も期待できます。

半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)

「ハンゲ」「コウボク」などを主成分とし、喉のつかえ感を取る、神経をしずめる、吐き気を抑えるなどの作用があり、生理前の不安感・イライラ・抑うつへの効果も期待できます。

体質によっても選ぶ漢方薬の種類が異なるので、病院で処方してもらうか専門家に相談してから飲むようにしましょう。

生理前のイライラは生活習慣の改善も大切

公園 風景 

生理前におこるイライラがひどいようなら、市販薬や漢方薬に頼る前にまずは婦人科を受診することをおすすめします。ホルモンバランスの乱れが、婦人科系の疾患によって引き起こされている可能性もゼロではないからです。ホルモンバランスが乱れているだけであれば、病院でも薬を処方してもらえますし、市販薬や漢方薬で症状をやわらげられるようになります。

ただ、薬でイライラを抑えたとしても根治はしないので、生理前になるたびにイライラに悩まされ続けます。ホルモンバランスを整えてイライラを予防するために、普段の生活を改めて健康的な生活を送るようにしましょう。ストレスはホルモンバランスを乱す一番の原因なので、ストレスをためないことも大切ですよ。

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