生理前のイライラに市販薬が効く?漢方薬でも解消できる?

生理前はなんとなく憂うつになったり、イライラしたりしてしまうという女性も多いかもしれません。これはホルモンなどの影響によるもので、ある程度は仕方のないこと。とはいえ生理は毎月のものなので、できるだけ穏やかに過ごしたいですよね。今回は、生理前にイライラしてしまう原因と、イライラ解消に効く市販薬や漢方薬をご説明します。

生理前にイライラする原因は?

女性 イライラ

生理前にイライラする原因は、はっきりとわかっているわけではありませんが、ホルモンバランスの乱れが関係しているのではないか、と考えられています。

女性の体内では、排卵が起こったあと、「エストロゲン(卵胞ホルモン)」と「プロゲステロン(黄体ホルモン)」という2つの女性ホルモンの分泌量が増えます。

しかし、生理が近づくにつれてエストロゲンとプロゲステロンが急激に少なくなり、脳内のホルモンや神経伝達物質がうまく働かなくなることがあります。

これによって、生理前になると精神的に不安定になりイライラしてしまうほか、頭痛や腰痛、胸の痛みなどの症状が現れる人もいます(※1)。

また女性ホルモンの減少だけでなく、精神的なストレスなども、脳内のホルモンや神経伝達物質に影響を与えることがあります(※1)。

生理前のイライラに効く市販薬は?

女性 服用 薬 ピル

生理前のイライラがひどくなると「PMS(月経前症候群)」と呼ばれ、仕事や家事などの日常生活にも支障をきたすこともあります。日常生活を快適に過ごすためにも、できるだけイライラを抑えたいですよね。

症状がひどいときはできれば婦人科を受診することをおすすめしますが、すぐに婦人科を受診する時間がなく、市販薬を試したいという人のために、PMSの症状改善に効果があるとされている商品を3つご紹介します。

いずれも、購入前に薬剤師に相談してみると安心ですよ。

「プレフェミン」(ゼリア新薬)

要出典 プレフェミン ゼリア新薬 出典: prefemin.jp

「プレフェミン」は、日本で唯一のPMS治療薬として、全国の薬局などで販売されています。

プレフェミンに含まれる西洋ハーブ「チェストベリー」の乾燥エキスには、女性ホルモンのバランスを整える効果があるとされています。

製造販売元の臨床試験結果によると、プレフェミンを1日1錠、3周期分(約3ヶ月分)飲み続けた人の83.0%に、生理前のイライラの改善が見られました(※2)。

そのほか、生理前の胸の張りや頭痛、抑うつ気分などの緩和に効果があるとされている薬です。

「命の母ホワイト」(小林製薬)

要出典 命の母ホワイト 小林製薬 出典: www.kobayashi.co.jp

「命の母ホワイト」は、PMS専用の治療薬ではありませんが、女性ホルモンや自律神経の乱れによって起こる生理前・生理中の不調を緩和する効果があるとされています。

東洋医学において、「気」「血」「水」の巡りを良くすると考えられている生薬が11種類配合されており、生理前のイライラのほか、生理痛や肌トラブルの改善も期待できます。

「イララック」(小林製薬)

要出典 イララック 小林製薬 出典: www.kobayashi.co.jp

「イララック」は、生理前の症状緩和に特化しているわけではありませんが、イライラや興奮を鎮める効果があるとされる医薬品です。

鎮静作用をもつ「チャボトケイソウ」「カノコソウ」などの生薬が配合されており、精神的な落ち着きだけでなく、だるさや頭が重い感じが緩和されることもあります。

生理前のイライラに効く漢方薬は?

漢方 生薬

漢方薬でイライラを抑えるという方法もあります。一般的に、漢方薬の効き目はおだやかで即効性はありませんが、じっくりと体質を改善していけるうえに、副作用の心配が少ないとされています。

漢方薬はドラックストアなどでも購入できますが、同じ症状であっても個人の体質などによって効果がみられるものが異なるため、婦人科や漢方医のいる漢方薬局で相談してから使うことをおすすめします。

生理前のイライラに効果があるとされる主な漢方薬は次のとおりです(※3)。

桃核承気湯(とうかくじょうきとう)

比較的体力があり、のぼせて便秘しがちな人に処方されます。

含まれる生薬 効果のある症状
桃仁(とうにん)、大黄(だいおう)など 生理時のイライラ、腰痛、便秘など

四逆散(しぎゃくさん)

体力がほどほどにあり、胸やお腹に重苦しさがある人に処方されます。

含まれる生薬 効果のある症状
柴胡(さいこ)、芍薬(しゃくやく)など 動悸、イライラ、胃炎、腹痛など

女神散(にょしんさん)

体力があり、「血(けつ)」のめぐりが悪いときに処方される漢方薬です。

含まれる生薬 効果のある症状
当帰(とうき)、千芎(せんきゅう)など 生理時や産前産後、更年期の精神不安や不眠など

抑肝散(よくかんさん)

虚弱体質で、神経過敏のため落ち着きがないときに処方されます。

含まれる生薬 効果のある症状
当帰(とうき)、釣藤鈎(ちょうとうこう)など 生理時のイライラ、ヒステリー、気持ちの高ぶりなど

生理前のイライラは、薬だけでなく生活習慣の改善も大切

公園 風景 

生理前に感じるイライラを抑えるには、市販薬や漢方薬を使うのも一つの方法です。

ただし、1~2ヶ月程度服用しても症状が良くならなかったり、体調に異変を感じたりしたときには、薬を飲むのをやめて、婦人科を受診してください。詳しい検査や適切な治療によって、生理前の症状が改善されることもありますよ。

また、ホルモンバランスを整えてイライラを予防するために、栄養バランスの取れた食事や適度な運動、十分な睡眠など、健康的な生活を心がけることも大切です。できることから対策をして、快適な生活を送れるといいですね。

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