赤ちゃんのお世話をしていると、うんちが漏れて赤ちゃんの服が汚れてしまうことがありますよね。しかしそれを、どのように洗濯してきれいにして良いのか分からず悩んでいるママも多いのではないでしょうか。そこで今回は、赤ちゃんのうんちの汚れは落ちるのか、赤ちゃんのうんち汚れを落とす洗濯方法と、洗濯のポイントについてご紹介します。
そもそも赤ちゃんの服はどう洗濯する?

赤ちゃんの服の洗濯方法は、基本的に大人の服と変わりません。
ただし、特に肌がデリケートな時期である新生児期は、大人の服と分けて洗濯をした方が良いでしょう。いつまで大人のものと別々に洗うのか、という明確な決まりはありませんが、だいたい生後1ヶ月の間は、大人の洗濯物と分けて洗うというママが多いようです。
また、最初はベビー用の洗濯洗剤を使うのがおすすめです。しかし、必ず使わなければいけないという訳ではないので、赤ちゃんに肌荒れなどの症状が特になければ、少しずつ大人と同じ洗剤を使っていくようにしても良いでしょう。
ただし、赤ちゃんのアレルギーに少し不安がある場合は、生後1ヶ月を過ぎても大人と別に洗い、ベビー用の洗濯洗剤を使うと安心です。
赤ちゃんのうんちがついた服の洗濯方法は?

赤ちゃんのうんちが服についてしまった場合は、そのまま洗濯機には入れず、まず汚れを取ってから水洗いをしておきましょう。
ここからは、うんち汚れを落とす洗濯方法の手順をご紹介します。
赤ちゃんのうんち汚れの洗濯方法
1. うんちの汚れを、まず水で大まかに落とす
2. ベビー用洗剤を少量溶かした水を入れたバケツなどにつけ置きする
3. ある程度汚れが落ちたら、洗剤をつけて軽くもみ洗いする
4. 洗濯機で洗う(他の洗濯物と一緒でOK)
5. 風通しのいいところで乾かす
頑固な汚れの場合は、洗濯板を使ったり、洗濯用ブラシを使うとより落としやすくなりますよ。
また、うんちで汚れた服を洗面所で洗うことに抵抗がある場合は、お風呂の洗い場で洗うと良いですよ。
赤ちゃんのうんち汚れを落とすポイントは?

赤ちゃんのうんちの汚れを落とすには、いくつかポイントがあります。洗濯をする際には、以下の点を意識してくださいね。
汚れたらすぐに洗濯する
赤ちゃんのうんちは、一度乾いてしまうと落とすのが難しくなります。汚れたらできるだけすぐに洗濯してください。
洗濯をするのが難しい場合でも、そのままにするのではなく水洗いやつけ置きをしておくだけで、そのあとの洗濯が楽になりますよ。
熱湯は使わない
赤ちゃんのうんちには、タンパク質が含まれています。タンパク質は熱で固まる性質があるため、熱湯を使って洗ってしまうと、うんちが固まって汚れが落ちにくくなります。
そのため、赤ちゃんのうんちで汚れた服を洗濯する場合は、お湯ではなく水を使いましょう。
酸素系漂白剤を使う
うんち汚れが頑固で、どうしても落ちない場合は、つけ置きをするときに酸素系漂白剤を少し入れると効果的です。
このとき、赤ちゃん用の刺激の少ない商品を使用してくださいね。
日光に当てる
洗濯したあとは、できるだけ天日干しで乾かしましょう。日光の紫外線には、殺菌効果があります。また、日光に当てることで黄ばみも分解されるので、服がきれいに仕上がりますよ。
洗濯後すぐに乾かす
赤ちゃんのうんちがついた服を洗濯したあとは、できるだけ早く乾かしましょう。洗濯をしてそのままにしていると、雑菌が広がる可能性があります。
洗濯後は、天日干しまたは早めに乾燥機に入れて乾かしてくださいね。
赤ちゃんがウイルス感染したうんちで服が汚れた…洗濯はどうする?

赤ちゃんが、胃腸炎などのウイルスに感染したうんちで服を汚してしまった場合は、水洗いをした後、洗濯機に入れる前に必ず消毒をしてください。
キッチン用ハイターなどの塩素系漂白剤を薄めた液に浸すか、85℃以上の熱湯に1分間以上入れることで消毒できますよ(※1)。
ただし、塩素系漂白剤は脱色や変色を引き起こす可能性があります。また前述のように熱湯であれば、ウイルスを退治することはできてもうんち汚れが落ちきらない可能性もあります。衣類の種類によって最適な消毒方法を選択しましょう。
このとき、水洗いをした場所にウイルスが残ることがあるので、汚れた服だけでなく水洗いした場所も一緒に消毒してくださいね。
また、洗濯によって大人が感染しないように、ゴム手袋を使って洗濯をしましょう。ただし、程度によっては洗濯をせず、そのまま処分した方がよい場合もありますよ。
赤ちゃんのうんちで汚れた服はすぐに洗濯!
先述のように、赤ちゃんのうんちで服が汚れてしまった場合は、すぐに水洗いをしましょう。汚れをしっかり落とすためには、すぐに対処することがポイントです。
赤ちゃんのうんち漏れで服が汚れることが多いと、その度に洗濯するのはママにとって面倒かもしれません。最近はうんちで服が汚れないように、背中漏れや横漏れを防ぐ機能を強化したおむつも販売されています。便利なグッズを利用して、できるだけ負担を減らしてみてくださいね。