育児をしているママやパパにとって、夜泣きは試練の一つ。しかし反対に、「うちの子は夜泣きをしないけれど、これで良いのかな?」と不安に感じる人もいるかもしれません。
そこで今回は、夜泣きをしない赤ちゃんの特徴についてまとめました。
夜泣きをしない赤ちゃんがいるの?
夜泣きとは、赤ちゃんが夜中に突然泣き出し、いくらあやしても泣き止まず、なかなか眠らない状態のことをいいます。
主に生後3~6ヶ月頃からはじまり1歳半~2歳頃に終わることが多く、ピークは生後7〜9ヶ月頃といわれています。
夜泣きには個人差があり、ほとんどしない赤ちゃんもいます。
おっぱいやミルクのタイミングと重なったり、すぐに泣き止んだりすることで、夜泣きと認識されていないこともあります。
夜泣きしない赤ちゃんの特徴は?
夜泣きの原因はまだ解明されておらず、夜泣きをしない赤ちゃんの特徴や理由も分かっていません。医学的にははっきりしていませんが、次のような推測もあるようです。
ベビーベッドより布団で寝る方が夜泣きをしない説
布団で寝ている赤ちゃんの方が夜泣きをしないという説があります。夜泣きが激しくなる前に、添い寝や添い乳をするなど、ママやパパがすぐに対応でき、ぬくもりを感じて安心するのが理由といわれています。
ベビーベッドで寝かしつけた場合、夜中に赤ちゃんが起きたときに、すぐ横にママやパパが居ないことが不安になって夜泣きにつながる、という説もあるようです。
性格がおおらかな子はあまり夜泣きをしない説
生まれたときから、赤ちゃんにも個性があります。繊細な感覚を持っている子は日中の刺激が夜泣きにつながりやすく、おおらかな子は多少のことでは刺激にはならず、夜泣きが少ないという説も。
ミルク育児の子の方が夜泣きをしない説
ミルクの方が母乳よりも腹持ちが良く、お腹が空きにくいのでぐっすり寝てくれるという推測もありますが、実際には母乳やミルクも夜泣きに直接的な影響はないようです。
生活リズムが関係している説
赤ちゃんが起きたり寝たりする時間やお風呂の時間などが普段と異なり、睡眠や生活のリズムが乱れることが、夜泣きの原因の一つとも考えられています。
そのため、生活リズムが安定している子は夜泣きが少ないという説もあります。
赤ちゃんが環境に適応している説
周りの騒音も夜泣きの原因の一つとなりえますが、ペットの鳴き声や電車が通過する音など、普段から音が多い環境で過ごしていると慣れてしまい、夜泣きが少ないという赤ちゃんもいるようです。
赤ちゃんはどうしたら夜泣きをしないの?
夜泣きの理由は、その日の体調や状況によってさまざまです。夜泣きは発達の過程で起こる自然なことなので、以下のことを試しながら、赤ちゃんに合った対策をしていきましょう。
● 朝、カーテンを開けて太陽の光を部屋に入れる
● 昼寝の時間帯を毎日少しずつ調整する
● 運動ができる月齢であれば体をしっかり動かす
● 夜、寝室の電気を消し、静かに寝かせてあげる
● 寝る前におっぱいやミルクでお腹を満たしてあげる
● 歌を歌う、絵本を読むなどの入眠儀式を行う
生後3~4ヶ月を過ぎたら、赤ちゃんの睡眠リズムが少しずつでき始めます。この時期からしっかり昼と夜のメリハリをつけてあげましょう。
赤ちゃんの夜泣きは「放置」する方法もあるの?
「夜泣き」という概念は、日本独特のものともいわれています。海外では「赤ちゃんは夜だって泣くのは当たり前、昼間に泣いていることの延長」と捉えられることもあり、ベビーモニターなどで見守るケースも多いようです。
夜泣きの対策もさまざまで、「赤ちゃんが泣いてもすぐに抱っこしない」「気が済むまで泣かせることで、自分から寝ることを覚えさせる」という方法もあります。
ただし、赤ちゃんはおむつが濡れて不快に感じていたり、空腹を感じたり、具合が悪かったりして泣いているのかもしれません。長時間泣いたままにすることは避け、少し離れた場所から見守るようにしましょう。
赤ちゃんの夜泣きの程度や子育ての方針、住んでいる環境は各家庭で異なるものなので、それぞれの状況に合わせてパートナーと相談するなど、夜泣き対策を工夫してみてくださいね。
赤ちゃんが夜泣きしないのも個性のひとつ
赤ちゃんの夜泣きは個性の一つで、個人差が大きいものです。夜泣きをする場合もしない場合も、周りと比べて悩みすぎず、赤ちゃんに合った接し方や環境を整えてあげてくださいね。