胎内記憶とは?科学的根拠はあるの?聞くタイミングは?

「胎内記憶」という言葉を聞いて、気になっている人もいるかもしれません。実際に、「子どもが、お腹の中にいたときのできごとを当たり前のように話しだした」という経験をしたママやパパもいるそうです。

今回は胎内記憶について、科学的根拠はあるのか、内容はどんなものなのか、子どもに聞く場合のタイミングなどをご紹介します。

胎内記憶とは?科学的根拠はあるの?

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胎内記憶とは、この世に生まれる前の記憶、つまり胎児としてママのお腹の中にいたときの記憶のことを指します。

胎内記憶に科学的な根拠はなく、あくまでも噂のひとつです。

子どもは想像力が豊かなので、読んでもらった絵本の内容や大人が話していたことを胎内での記憶と思い込んでいるかもしれませんし、本当に胎内記憶があるのかもしれません。子どもが自発的に話しだしたときは、否定せずに聞いてあげてくださいね。

どんな胎内記憶があるの?

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胎内記憶のエピソードを調べてみると、子どもの口から語られる記憶の内容は大きく「胎児の頃の記憶」と「生まれる瞬間の記憶」の2つに分類できるようです。

胎児の頃の記憶

胎内記憶の中でも一番多く語られる内容が、ママのお腹の中にいたときのこと。妊娠中にママが使っていた一時的な呼び名や、よく歌っていた歌などを覚えているということもあるようです。

例えば以下のようなエピソードがあります。

「赤いお部屋の中で、ずっと丸まって寝ていたんだよ」

「(生まれる前は)温かい部屋の中にいて気持ちが良かった」

「暗くて怖かったけど、時々、優しくぼくを呼ぶ声がした。あれ、ママの声だったんだね」

「ママと一緒にうどんをよく食べていたよ」

「ママとパパが笑っている声が聞こえたよ」

生まれるときの記憶

お腹の中にいるときの記憶ではなく、生まれるときの記憶を覚えている子もいるようです。

例えば以下のようなエピソードがあります。

「暗くて狭いトンネルの向こうから、わたしを呼ぶ光が見えたの」

「突然、明るい所に出て、知らない人がいっぱいいたから、びっくりして泣いちゃった」

「ママの声が聞こえたから、足をバタバタさせながら出てきたんだよ」

「お腹の中が気持ちよかったのに、もう出なきゃダメだよっておじさんから言われたの」

子どもに胎内記憶を聞くコツやタイミングは?

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科学的な根拠はないにしても、わが子に胎内記憶について聞いてみたいと思うママ・パパもいるかもしれません。

胎内記憶を聞いた経験者の間では、聞くためのコツやタイミングがあるそうです。

2〜3歳頃がベスト

胎内記憶を聞く時期は、2~3歳頃が良いとされています。それ以降は他の記憶に紛れるからか、少しずつ話さなくなるのだとか。

お腹の中と似た環境で聞く

ママのお腹の中にいるときの感覚に近いところで聞くと、話してくれることがあるようです。たとえばお風呂につかってリラックスした状態のときや、布団に包まっているときなどで聞いてみるといいかもしれませんね。

無理に聞き出そうとしない

「ママのお腹の中にいたときのこと覚えている?」「生まれてきたときどんな風に思った?」など、さらりと聞いてみるのがいいようです。何度もたずねると想像で記憶を作ってしまうこともあるので、自然に、子どもが自発的に話すのを待ってあげたいですね。   

胎内記憶は、あくまでも噂のひとつ

前述の通り、胎内記憶は科学的根拠のない噂です。子どもがお腹の中の記憶を話さないからといって、心配する必要はまったくありません。

もし、子どもが胎内記憶を話しはじめたら、しっかり耳を傾けて聞いてあげましょう。

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