妊娠中は目薬を使ってもいいの?目薬を使わず疲れを取る方法も紹介!

監修専門家 助産師 佐藤 裕子
佐藤 裕子 日本赤十字社助産師学校卒業後、大学病院総合周産期母子医療センターにて9年勤務。現在は神奈川県横浜市の助産院マタニティハウスSATOにて勤務しております。妊娠から出産、産後までトータルサポートのできる助... 監修記事一覧へ

スマートフォンやパソコン、テレビを長時間使用するなど目が疲れやすい生活をしていると、目薬のお世話になることもありますよね。また、花粉症の人ならアレルギー用の目薬は手放せません。しかし妊娠中は、今まで使っていた目薬を使ってもいいのか気になることもあるのではないでしょうか。

今回は、妊婦さんが目薬を使ってもいいのかご説明します。

妊婦も目薬を使っていいの?

目薬

妊娠中はお腹の赤ちゃんへの影響を考えて、市販薬の使用について慎重になりますよね。目薬(点眼薬)は問題なく使うことができるのでしょうか?

結論からいうと、目薬は内服薬(飲み薬)と比べると全身に移行する成分量がきわめて少なく、涙と一緒に目の外に出ていくぶんも多いため、赤ちゃんに直接与える影響はほぼないとされています(※1)。

しかし市販の目薬の添付文書を見てみると、「妊娠中や授乳中は使わないこと」と書かれているものもあります。

これは、かゆみや炎症を抑える作用がある「プラノプロフェン」という成分が含まれた非ステロイド抗炎症薬(NSAID)に関する注意書きにみられるもので、市販の目薬だと例えば下記の商品が該当します。

● アイリスガードP(大正製薬)
● マイティアアイテクト(千寿製薬)
● ロート アルガード(ロート製薬)

これらの目薬に含まれるプラノプロフェンは、ラットによる動物実験で分娩の遅れがみられたため、妊婦さんの使用については「安全性が確立していない」とされています(※2~4)。

一方、製薬会社による調査では、妊産婦が目薬を使ったことによる副作用はなかったという報告もあります(※1)。

そのため妊娠中に市販の目薬を使うときは、事前にかかりつけの産婦人科医や薬剤師に相談すると安心です。

妊娠中に目薬を使わずに目の疲れを緩和するには?

デスクワーク 休憩 リラックス

目が疲れたときに、目薬の使用はなるべく控えたいという妊婦さんもいるかもしれません。また目薬は対症療法なので、慢性的に目が疲れているようであれば、下記の対処法を試して目の疲れを改善しましょう。

全身の血行を良くする

全身の血行と目の健康は密接に関係しています。

妊娠中は運動不足になりがちなので、ストレッチやウォーキングなどで適度に体を動かし、血行を良くしましょう。

蒸しタオルやホットアイマスクなどを目に当てて温めると、目の周りの血行が改善されるうえに、リラックス効果も得られるのでおすすめです。

目を適度に休める

スマートフォンやパソコン、テレビなどの画面を長時間見ていると、どうしても目が疲れてしまいます。できれば1時間おきに10分間程度は画面から目を離し、休めましょう。

目のストレッチをして筋肉の緊張をほぐしてあげるのも効果的です。眼球だけを上下左右に動かしたり、ぐるぐると円を描いたりすると、目のピントを調節する筋肉がほぐれて疲れがとれやすくなりますよ。

妊娠中の目の疲れには目薬だけでなく健康的な生活も大切!

妊婦 野菜 健康 栄養

妊娠中の目の疲れには対症療法として目薬を使いながらも、血行をよくしたり意識的に目を休めたりして、目の疲れを溜めない生活を心がけることが大切です。十分な睡眠と適度な運動、栄養バランスの取れた食事など、健康的な生活を心がけていけるといいですね。

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