妊娠中に東京ディズニーランドや東京ディズニーシーに行こうと計画する妊婦さんもいますよね。ただし、妊娠中は体調が急変することがあったり、行動範囲が制限されたりするため、東京ディズニーランドや東京ディズニーシーに行くときは、万全の準備と注意が必要です。今回は、妊婦は東京ディズニーランドや東京ディズニーシーに行ってもいいのか、行くときに気をつけることなどをご紹介します。
妊婦は東京ディズニーランド・東京ディズニーシーに行ってもいいの?
妊娠中だからといって東京ディズニーランドや東京ディズニーシーへの入場を制限されることはありません。ただし、医師から安静の指示が出ていたり、長時間歩くことを禁止されたりしている場合は、行くことはできません。
また体調が少しでも優れないときは、控えるようにしましょう。
妊娠の経過が順調な場合でも、妊娠中は疲れやすかったり、お腹が張ったりと思わぬトラブルが起こりやすいため、注意が必要です。
妊婦は東京ディズニーランド・東京ディズニーシーの乗り物に乗れるの?
東京ディズニーランドや東京ディズニーシーでは、妊婦さんの体に負担がかかるアトラクションには利用制限があります。以下に、妊婦さんが乗れない乗り物をご紹介するので、これ以外のアトラクションで楽しんでくださいね(※1)。
妊娠中は乗れないアトラクション
東京ディズニーランド |
● ビッグサンダー・マウンテン ● スプラッシュ・マウンテン ● ガジェットのゴーコースター ● スター・ツアーズ:ザ・アドベンチャーズ・コンティニュー ● スペース・マウンテン |
東京ディズニーシー |
● ファンタスティック・フライト ● タワー・オブ・テラー ● ニモ&フレンズ・シーライダー ● インディ・ジョーンズ(R)・アドベンチャー:クリスタルスカルの魔宮 ● レイジングスピリッツ ● フランダーのフライングフィッシュコースター ● センター・オブ・ジ・アース |
「乗れない乗り物」とは、東京ディズニーリゾートのホームページ内で「妊娠中の方にご遠慮いただいております」と記載のあるアトラクションを指します(※1)。
妊娠中にアトラクションに乗るときの注意点は?
妊婦さんが乗ることができるアトラクションでも、回転するなど動きが多くて気持ちが悪くなったり、安全バーがお腹にあたって気になったりする場合もあります。
心配なときは、アトラクションに乗る前にキャストに妊婦であることを伝えて、どんな内容のアトラクションか聞くようにしましょう。
妊娠中に東京ディズニーランド・東京ディズニーシーに行くのはいつがいい?
妊娠中に東京ディズニーランドや東京ディズニーシーに行く場合、絶対に安全という時期はありません。
妊娠初期は、つわりなどで体調が崩れやすく、流産の確率もまだ高い時期です。妊娠後期は身重になり、動きづらく疲れやすくなります。また、予定日より早く陣痛や破水が来ることもあるため危険を伴います。
そういったことを考えると、安定期が一番楽しめる時期だといえますが、前述の通り、妊娠中の体調はいつ変化してもおかしくないので安心はできません。
妊娠中に東京ディズニーランドや東京ディズニーシーに行くときは、それまでの妊娠経過や、そのときの体調をしっかり確認したうえで、日程を決めるようにしましょう。
さらに、真夏日や真冬日を避ける、来園者数が比較的少ない平日を狙って行く、といったことも意識してくださいね。
妊婦が東京ディズニーランド・東京ディズニーシーに持って行くべきものは?
妊娠中に東京ディズニーランドや東京ディズニーシーに行くときは、保険証や母子手帳を忘れずに持っていきましょう。重い荷物を持って園内を移動するのは体に負担がかかるため、パートナーや同伴する人に持ってもらったり、コインロッカーを利用したりして、身軽に動けるようにしてくださいね。
妊娠中に東京ディズニーランド・東京ディズニーシーに行くときの持ち物例
□ 保険証
□ 母子手帳
□ 診察券
□ パレードやショーを待つときに使う折りたたみ椅子やクッション性の高いシート
□ ブランケットやカーディガン(クーラーや外気の寒さから身を守るため)
□ マスクや消毒ジェルなどの感染対策グッズ
妊婦におすすめ!東京ディズニーランド・東京ディズニーシーのレストラン事前予約
東京ディズニーリゾートには、来園前にパーク内外の人気レストランの事前予約ができる「プライオリティ・シーティング」というサービスがあります(※2)。
予約時に利用希望時間を指定し、当日その時間にレストランに行き、席が空き次第、優先的に案内される仕組みになっています。レストランの待ち時間を減らしたい妊婦さんにとってはうれしいサービスですよね。利用日の1ヶ月前から当日まで予約が可能ですよ。
妊娠中は控えたほうがいい食べ物もあるので、事前に食べられるメニューが揃っているレストランを調べて予約をしておくと安心ですね。
妊婦が東京ディズニーランド・東京ディズニーシーに行くなら宿泊したほうがいい?
「普段東京ディズニーリゾートへ行くときは日帰りだけど、妊娠中だからホテルを予約したい」と考える妊婦さんもいるかもしれません。疲れたときにすぐ休める、電車が混んでいる時間帯に帰らなくて済む、といったことを考えると、たしかに周辺のホテルを予約しておくと安心ですよね。
ただし妊娠中の宿泊は、いつもと違った環境に体が慣れなかったり、ベッドの寝心地に違和感を覚えたりして、かえって疲れてしまうこともあります。
また、妊娠中に飛行機や新幹線を利用して東京ディズニーランドや東京ディズニーシーに行き、宿泊をしようと考えている人は、リスクが伴うことを事前にしっかり考えましょう。
長い移動時間で想像以上に体への負担が大きくなりますし、感染症などのリスクも高まります。現地で万が一トラブルが起きたとき、すぐに地元のかかりつけの病院に行けないこともリスク要因といえます。
自分や家族の体調、お腹の赤ちゃんへの影響を考慮して、全員が心から楽しめるタイミングで計画したいですね。
妊娠中の東京ディズニーランド・東京ディズニーシーは体調を最優先に
妊娠中は、ママと赤ちゃんの体が一番大切です。なんとなくでも体調が良くない場合は、前から計画していたとしても行くのをやめて、家で休むようにしてください。一緒に行く人の体調が悪いときも同様です。
妊婦さんは風邪などにかかってもなかなか薬をのむことができません。あらゆる感染症から身を守るために、マスクを着用する、こまめに手洗いをする、人混みは避けるなど、基本の感染症対策は怠らないようにしましょう。
妊婦さんだけでなく、一緒に行く家族や友人も同じように気をつけることが大切です。くれぐれも無理をしないでくださいね。