生理不順で妊娠可能性はどう判断する?妊娠検査薬を使う時期は?

生理が遅れると「妊娠したかも?」と妊娠の可能性が気になりますが、生理周期が一定でない女性にとっては、生理が遅れることはよくありますよね。それでは、生理周期が一定でない生理不順の女性は、どのタイミングで妊娠検査薬を使って、妊娠の可能性を調べると良いのでしょうか?今回は生理不順のときの妊娠検査薬を使うタイミングや妊娠の可能性をどう判断するかをご紹介します。

そもそも妊娠検査薬とは?

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そもそも妊娠検査薬は、受精卵が着床するタイミングで分泌量が増加する「hCG」というホルモンに反応して、妊娠を知らせてくれる仕組みになっています。一般的に、市販の妊娠検査薬は尿中のhCG濃度が50mIU/mL以上になると陽性反応が出ます。

尿中のhCGの濃度が上がって正確に検査ができるようになる時期は、「生理予定日の1週間後以降」とされています。これより前だと正しい結果が出ない可能性が高いので、慌てて妊娠検査薬を使用しないようにしましょう。

生理不順の場合、妊娠検査薬のタイミングはいつ?

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通常、妊娠検査薬は「生理予定日の1週間後以降」が使用のタイミングとされていますが、生理不順の場合は、生理開始予定日の予測が難しいですよね。

生理不順の場合に妊娠検査薬を使うタイミングについて、妊娠検査薬「チェックワン」のサイトでは、次のように紹介しています(※1)。

● 生理周期がわからないとき、生理周期が大きく変動したり、不規則なとき

前回の生理開始日+前回の生理周期の日数+1週間後

● 生理周期も、前回の生理開始日もわからないとき

性交日+3週間後

妊娠しているかどうかは気になるものだとは思いますが、落ち着いて少し時間が経ってからのほうが正確な結果が出るので、焦らないでくださいね。

生理不順だと妊娠可能性はどう判断すればいいの?

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生理不順の場合、妊娠検査薬を使うタイミングが難しいと思うので、妊娠初期症状の有無も見ながら妊娠の可能性を探りましょう。

代表的な妊娠初期症状には下記のようなものがあります。

味覚と嗅覚の変化

いつもは好んで食べるものが急においしくなくなったり、食べ物の匂いに敏感になったりと人によって様々ですが、妊娠すると味覚や嗅覚に何らかの変化を感じることも。酸っぱいものが食べたくなる人や、1つの食品だけが異常に食べたくなる人もいますよ。

吐き気がする

つわりの症状として、吐き気を感じることあります。つわりは妊婦さんの50~80%に見られ、妊娠5~6週頃に症状が現れ始めることが多いようです(※2)。特に生理不順の女性の場合は、生理の遅れに気づかず「吐き気で妊娠に気づいた」というケースも少なくありません。

頻尿

意外に思うかもしれませんが、妊娠初期症状として頻尿に悩まされるケースがあります。

ただ、寒いときや緊張しているときはトイレが近くなるものなので、「妊娠したかも!」と早合点はしないように、他の症状と合わせて確認してくださいね。

生理前の不快な症状が続く

胸の張りや痛み、頭痛、イライラなど、生理前に起こるような症状が長い間続くようなら、妊娠の可能性があります。生理がなかなか来ず、生理前の症状も続いているようなら、妊娠を疑いましょう。

妊婦さんの中には「いつもより症状が重かった」「症状に違和感がある」という人もいますよ。

そのほかの症状

ほかにも下記のような症状が見られることもあります。体調の変化をキャッチしたら、妊娠検査薬を使用してみましょう。

● 熱っぽい(高温期が続く)
● 精神的に不安定
● おりものの量の変化
● めまい
● 口内炎
● 風邪のような症状
● 肌荒れ
● 眠気

生理が来ない理由は?妊娠以外の原因もあるの?

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生理周期がいつもより長いのに妊娠検査薬が陰性のときには、検査のタイミングが早かったか、妊娠以外の理由で生理が遅れていると考えられます。その場合、例えば次のような原因が考えられます。

肉体的・精神的ストレスや不規則な生活

肉体的なストレスや精神的なストレスがかかると、卵胞の成長に必要なホルモン分泌をつかさどる脳の下垂体のはたらきが妨げられることがあります。下垂体の機能が低下すると、卵胞の成長が遅くなり、その結果生理周期が長くなります。

また、睡眠不足などの不規則な生活もホルモンバランスを乱し、生理不順を引き起こすとされています。

生理周期が乱れがちで、このようなことに心当たりがある場合には、まず生活を見直してみることから始めましょう。

多嚢胞性卵巣症候群

卵巣内で卵胞が成長するものの、排卵まで至らず、卵巣内に溜まってしまうことがあります。これを多嚢胞性卵巣症候群と呼び、排卵が起こりにくいので、生理が遅れる傾向にあります。

原因には諸説ありますが、ホルモンの分泌異常と糖代謝異常によって起こるとされています(※3)。

排卵誘発剤の使用や生活習慣の見直し、低用量ピルの服用などによって回復を目指します。

早期閉経

最近では30代でも閉経してしまう早期閉経が増えてきています。閉経は、卵胞の成長を促す女性ホルモン(エストロゲン)の分泌量が減るなどして、排卵が起こらなくなる状態です。

遺伝子の疾患でもともと早期に閉経しやすかったという理由や、卵巣の手術などで発症するといわれていますが、ほとんどが原因不明とされています(※3)。

生理不順にはこれらの他にも様々な病気が隠れていることもあるので、生理周期が長かったり、バラバラだったりする場合は、一度婦人科で診察を受けてみましょう。

生理不順だと妊娠可能性が低いの?

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生理不順の女性で、上記のようにホルモンや卵巣、子宮に異常が発生している場合は、卵胞の成長力が弱い、排卵に至るまでに時間がかかる、子宮内膜が成長しにくいなどの障害がある可能性があります。

妊娠には排卵によって飛び出た卵子と精子が受精し、子宮内膜まで到達した受精卵が着床することが必要になることを考えると、生理周期が安定している人と比較すると、自然妊娠する可能性は低くなると考えられます。

ただし、生理不順は正しい治療を行えば改善されることが多いものです。放っておかず、早めに婦人科を受診することが大切ですよ。

妊娠検査薬が陰性でも妊娠可能性はあるの?

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生理不順の人の場合、妊娠検査薬で陰性反応が出た後、陽性に変わって妊娠が判明するということも多いようです。その場合は、下記のような原因が考えられます。

妊娠検査薬をフライングで使用していた

妊娠検査薬が陰性なのに、後で妊娠が判明する原因の多くは、妊娠反応が出る前の期間に検査薬を使ってしまう、いわゆる「フライング」での使用です。

生理不順だと生理予定日を予測することがなかなか難しいので、陰性反応が出たのに生理が来ない場合は、数日ごとに数回検査を行うことをおすすめします。

尿の濃度が薄い、量が少ない

妊娠検査薬は尿中のhCG濃度の濃さを計測するため、かけた尿の量が少なかったり、水をたくさん飲み過ぎて尿が薄くなったりしていると、反応しないことがあります。尿の量や濃度が十分な、寝起きなどのタイミングに検査をするといいですよ。

多胎児だった

とても稀なケースですが、双子や三つ子といった多胎児を妊娠しているときには、尿中のhCGホルモン濃度が通常よりも高くなることがあります。それによって、妊娠検査薬が感知できる濃度の上限を超えて、陰性の反応を表してしまうこともあります。

どんな理由であれ、妊娠検査薬が陰性なのになかなか生理が来ないときは、病院を受診することをおすすめします。

生理不順のときは妊娠可能性を慎重に判断しましょう

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生理不順だと妊娠検査薬を使うタイミングが難しいですが、妊娠初期症状も気にしながら、少し遅れて使用するように心がけましょう。

また、妊娠したかどうかも気になりますが、生理不順自体も治療しておきたいところ。思わぬ病気が隠れていることもあるので、早めに婦人科を受診するようにしましょう。

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