不妊で悩む妊活中の女性におすすめのヨガポーズ7選

妊娠しやすい体作りをするためには、食生活の見直しや、睡眠をしっかりとって体を休ませることが基本です。それに加えて、女性特有の機能の働きを活発にしたり、体の不調をケアしたりすることも欠かせません。そこでおすすめなのが「妊活ヨガ」。今回は、妊活ヨガの効果や、不妊治療中に効果的なポーズ、妊活ヨガをするときの注意点をご紹介します。

妊活ヨガとは?どんな効果があるの?

ヨガ

そもそもヨガは、体や心の不調と向き合うことを目的とした運動です。ゆっくりとした体の動きと姿勢によるストレッチ効果から、体の柔軟性や体力の向上を図ります。また、独特の呼吸法と瞑想を交えることで、精神的なリラックス効果も期待できます。

特に妊活ヨガに関しては、女性機能をはじめ、基本的な体の不調を改善しつつ、妊娠しやすい体を作ることを目的としたプログラムが組まれています。子宮まわりの不調のケア、基礎代謝の向上、血の巡りやホルモン分泌の向上などが期待できるポーズが中心です。

妊活ヨガは、スポーツスタジオや産婦人科でも行っていますが、自宅でも気楽に行うことができます。DVDなどを参考にしながら、普段の生活に取り入れてみるのがおすすめですよ。

妊活ヨガで期待できる効果

● 骨盤の歪みを整え、子宮まわりの働きを活発にする
● 基礎代謝が向上することで冷えやお通じの悩みを緩和する
● ホルモンバランスが整うことで、月経周期を安定させる
● 心地よい動きと呼吸法によりリラックスできる

不妊に効果的なおすすめ妊活ヨガポーズ7選

ここでは、妊活ヨガの代表的なポーズ(アーサナ)を7つご紹介します。慣れないうちは一つずつ、やりやすいものを選んで継続していきましょう。

1. 合蹠(がっせき)のポーズ

合蹠のポーズは、骨盤を正常な位置に戻すことで子宮を正しい位置に導き、血行を促進して子宮の働きを活発にするとされています。子宮の血行が促進されると子宮内膜が厚くなり、着床しやすい状態になるかもしれません。

また、股関節のストレッチにもなるので、柔軟性が高まり、自律神経の働きが良くなる効果も期待できますよ。

足の裏を合わせた状態で座ったときに、膝が床から離れすぎないようにしながら前かがみになるのがポイント。毎日継続して取り組むことで、少しずつ体が伸びていくのを感じることができます。

2. 椅子のポーズ

椅子のポーズは骨盤周りの筋肉を動かし、子宮の位置を正す効果があるとされています。全身の筋肉を鍛えることで、基礎代謝をアップさせ、下半身のシェイプアップにもつながりますよ。

腰が反らないように、尾骨を床の方へ下げるのがポイントです。肩に力が入らないように、力を抜いてリラックスしましょう。

3. 鋤(すき)のポーズ

鋤のポーズは骨盤周辺の血行を促進し、内臓の働きを活発化させることで妊娠力を高めるポーズだとされています。血行が促進されることで冷えの改善にもつながります。

首に負担がかかるポーズなので、あらかじめストレッチをして体を温めた状態で行ってください。首を痛めないように、ポーズの最中はよそ見をしないように。痛みを感じたらすぐに中断し、少しずつできるようにしていきましょう。

4. 橋のポーズ

足腰の筋肉を使いつつ、骨盤底筋を鍛えることで、骨盤内の血行を促進し、女性ホルモンの分泌が増えて、子宮の働きをよくする効果が期待できます。

腸の蠕動運動を促す効果もあると考えられるので、多くの女性を悩ませるお通じのケアにもおすすめ。リラックス効果もあることから、安眠へと導いてくれるので、お風呂あがりや就寝前のストレッチとして行ってみるといいかもしれませんね。

5. 月のポーズ

月のポーズは、子宮の働きを活発にすることで、血行を促進するとされているポーズです。排卵しやすい環境を整え、子宮内膜を厚くしてくれる効果もあるかもしれませんね。

気持ちが穏やかになるポーズなので、ネガティブになりやすい月経前にもおすすめです。ストレスはホルモンバランスを乱す原因ともいわれています。心が落ち込んでいるときは月のポーズを取り入れてみてくださいね。

6. 前屈のポーズ

前屈のポーズは全身の後面をしっかり伸ばすポーズで、内臓の調子を整え、消化機能を促進する効果が期待できます。

腰を伸ばすことで下半身の血の巡りを促進させ、不要となった子宮内膜を排出する手助けをしてくれるため、次の排卵に備えて子宮をきれいな状態に保つことができるといわれています。

卵巣、子宮の機能を高めてくれる可能性があるため、月経中におすすめのポーズです。

7. 鳩のポーズ

鳩のポーズは、下半身の血行を促進させることで冷えを緩和してくれるとされるポーズです。骨盤の歪みを改善する効果も期待できます。

ホルモンバランスを整える効果も期待できるので、自律神経を整え、生理不順のケアにもつながるかもしれません。ウエストやヒップのシェイプアップに役立つのも、うれしいですよね。

妊活ヨガをするときの注意点は?

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妊活ヨガを行うときは、時期に注意しましょう。

不妊治療中で、妊娠の可能性が高まっているときは、激しい運動は控えた方が良いと考えられるので、タイミングや運動の長さを考えて行うようにしてください。

また、医師から運動を控えた方が良いといわれている時期であれば、医師の判断に従うようにしましょう。1度ヨガをしたからといって不妊治療の効果が薄れてしまうとは考えにくいですが、人によっては影響が出るかもしれないので注意してくださいね。

妊活ヨガは体調に合わせた継続が大切

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妊活ヨガは妊娠しやすい体を作るだけでなく、体を動かすことでストレスや肥満のケアにもつながります。ストレスや肥満は自律神経やホルモンバランスを乱し、不妊の要因にもなるとされているので、早期にケアしたいですよね。

妊娠しやすい体作りをするためには、継続することが大切です。ヨガは道具も必要なく自宅で簡単に始められるので、体調やタイミングをみながら、毎日の生活に取り入れてみてください。

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