古風な名前を漢字一文字で!男の子・女の子の名付け30選

子供の名付けをするときに、苗字とのバランスや、ぱっと見たときの印象から、漢字一文字の名前にこだわってつけたいという人もいるのではないでしょうか。漢字一文字の名前には、古風な漢字や季節にちなんだ漢字を使ったものが多く、日本らしさを感じられるのが特徴です。今回は、そんな漢字一文字を使った名前を、男の子・女の子別にご紹介します。

漢字一文字の名前をつけるときのポイントは?

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漢字一文字の名前は、印象に残りやすく、その文字を見ただけで意味が伝わりやすいのが特徴です。

一文字にパパとママの想いをぎゅっと込めることができるのも人気のポイントですが、一文字ですべてが伝わってしまうだけに、どんな漢字を使ったらいいのか迷ってしまうこともあるでしょう。

そんなときは、漢字からだけでなく、響きを含めて総合的に考えてみると、きっと候補を絞ることができますよ。苗字とのバランスを考えて、漢字の形から決めるのも一つの方法です。

次からは、漢字一文字の名前例を男の子・女の子に分けてご紹介していきます。

古風な名前を漢字一文字で!【男の子編】

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まずは、男の子の漢字一文字の古風な名前をご紹介します。

玄(げん)

「玄」には、「くろい」「静か」「天」といった意味があります。濁音が入った響きから、日本らしさや男らしさがイメージできる名前ですね。

和(やまと、かず、たか)

「和」といえば、日本的なものが連想されるので、名前を見ただけで、日本らしさが伝わって名前です。「和」には、「おだやか」「なごやかな状態」といった意味がありますが、「やまと、かず、たか」といった響きからは、男の子らしさが伝わってきますね。

勇(いさむ、いさみ)

歴史上の有名な人物の名前も、古風なイメージを感じることができます。「勇」は、新撰組局長の近藤勇からとった名前です。「勇ましい」「勇気」といった言葉が連想でき、男の子らしい名前ですね。

昴(すばる)

「すばる」という響きがかっこよく、男の子パパ・ママに人気のある名前。「昴」は、おうし座に含まれるプレアデス星団の和名です。神秘的な星座の世界が想像できますね。

匠(たくみ)

「たくみ」という響きが人気の名前です。「匠」には、「職人」「考案する」といった意味があり、「創造的な子供に育てほしい」という願いを込めて名前をつけるパパやママも多いそうです。

寿(ひさし)

「寿」は、結婚を指したり「長寿」といったおめでたい言葉に使われたりする縁起のいい漢字です。響きからも日本らしさを感じることができますね。

仁(じん)

「仁」という漢字には、「いつくしむ」「親しむ」「思いやり」という意味があります。「じん」といった響きからは、潔さを感じることができますね。

古風な名前を漢字一文字で!【女の子編】

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次に、女の子の漢字一文字の古風な名前をご紹介します。

都(みやこ)

「都」は、その読みのとおり「みやこ」を意味し、「古都」や「京都」といった言葉から、華やかで古風なイメージが強いですよね。最後に「コ」がつくところが女の子らしい名前です。

雅(みやび)

「雅」という漢字からは、「優雅」や「雅楽」といった言葉が思い浮かぶように、日本らしさを感じることができる名前です。「みやび」という響きも美しく、「みやびやかで上品な女性に育ってほしい」という願いを込めて名付けするのもいいですね。

詠(うた)

「詠」には、「うた」「よむ」「詩歌」といった意味があり、文学や芸術の世界がイメージできます。「うた」という響きがかわいらしいですね。

和(のどか、なごみ)

男の子の名前でも人気の漢字ですが、女の子の場合は、「のどか」「なごみ」と読むことで、穏やかでやわらかい印象を受けますね。

里(さと)

どこかなつかしさを感じる名前です。左右対称の漢字は縁起がいいともいわれているので、ポジティブなイメージの名前をつけたいと思っているパパやママにもおすすめです。

琴(こと)

和楽器を代表する「琴」。音楽好きのパパやママにもおすすめの名前です。「こと」という2文字の響きが軽やかでかわいらしく、親しみやすいところもいいですね。

紋(あや)

「様々な形の模様」を意味する「紋」という漢字は、「家紋」という言葉にも使われているため、美しさとおごそかさの両方のイメージを持っています。「あや」という名前には、様々な漢字がありますが、「紋」は、古風で一文字の漢字を探しているパパとママにおすすめです。

季節にちなんだ古風な漢字一文字の名前【男の子編】

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漢字一文字で季節にちなんだ名付けをすることもできます。まずは男の子の例から見ていきましょう。

陽(はる)

漢字からも響きからも春の暖かな日差しを思わせる名前です。「みんなを明るく照らす太陽のように心の優しい子になってほしい」という願いが込められています。

蓮(れん)

おしゃれな響きで、男の子に人気の名前です。池に咲く蓮のように、清らかで存在感のあるイメージを連想させます。蓮が花を咲かせる頃の、夏生まれの男の子にぴったりですね。

潮(うしお)

「潮」は、海水の様子を表す漢字で、波が高くなったり、低くなったりする様子から、感情の波を指しています。海にちなんだ名前は、夏生まれの子にぴったりですね。

湊(みなと)

「みなと」という響きから、夏の海が思い浮かぶ名前です。「湊」には「あつまる」という意味があるので、「周りにたくさんの人が集まってきてくれるような人望の厚い人に育ってほしい」という想いが込められています。

実(みのる)

実りの秋をイメージさせる「実」という漢字は、「中身のつまった木の実」を意味し、物事が満ちる様子を表しています。「幸福で実り多い人生を送ってほしい」という想いを込めてつけてあげるのもいいですね。

穣(ゆずる、じょう)

「穣」は、「きびの茎の皮を取ったさま」を指し、穀物が豊かに実っている様子を表す漢字です。響きを「じょう」や「ゆずる」と変えることで、イメージががらりと変わるので、パパとママの好みのものを選んであげてください。

柊(しゅう)

「柊(ひいらぎ)」は、クリスマスのリースなどの飾りに使われていることから、冬を連想しやすい漢字です。柊の葉は、若木のうちはとげがありますが、成長するにつれて丸くなることから、「成長とともに温和な人柄になりますように」という意味合いを込めてもいいですね。

元(はじめ)

「元」は、元旦に使われているように、物事のはじめやリーダーを意味する漢字です。「元気」という言葉にも使われていることから、パワフルでエネルギッシュな子供に育ってくれそうですね。

季節にちなんだ古風な漢字一文字の名前【女の子編】

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女の子にも、漢字一文字で季節にちなんだ名前があります。

桜(さくら)

日本を代表する花ともいわれる「桜」は、春生まれの女の子にぴったりの名前。古風なイメージを持ちつつ、世界にも通用する名前には、「世界に羽ばたくグローバルな人間に育ってほしい」という願いも込められそうですね。

椿(つばき)

3月に見頃を迎える「椿」。花言葉は色によって違い、赤は「控えめな愛」「気取らない美しさ」、白は「申し分のない愛らしさ」「理想的な愛情」「冷ややかな美しさ」です。和服の似合う女性に育ちそうですね。

梓(あずさ)

「梓」は春を指す枕詞として用いられる樹木です。建築木材に使用されるほど丈夫でしなやかであることから、「どんな困難にも気丈に立ち向かえる人物になってほしい」という願いを込めることができます。

紫(ゆかり)

梅雨の時期に咲く「紫陽花」を連想させる「紫」。「ゆかり」という可憐な響きで、より一層、女の子らしさが増しますね。

葵(あおい)

近年の名付けランキングでも上位に入るほど人気の名前。葵は、様々な植物の総称ですが、なかでも有名なタチアオイは夏に花を咲かせます。「気高く威厳に満ちた美」という花言葉から凛とした女性像を感じさせる名前です。

渚(なぎさ)

夏の砂浜をイメージさせる爽やかな名前です。「波打ち際」「水際」を表す漢字で、砂や小石が集まっている場所を指すことから、人をまとめあげるリーダーシップとカリスマ性の備わった子供に育ってくれそうですね。

朱(あけみ、あや)

「あか」という意味を持つ「朱」からは、秋の紅葉で葉っぱや真っ赤な夕日が連想されますね。「シュ」や「アカ」と読むことが多い漢字を、「あけみ」や「あや」と読むところもおしゃれですね。

柚(ゆず)

「柚」の花言葉は「健康美」で、初夏に花を咲かせ、冬に実を付けることから、「たくましく健康に育ってほしい」という願いが込められています。柚子の優しい香りのように、相手を優しく包み込む女の子に育ってくれそうです。

漢字一文字の古風な素敵な名前を

今回ご紹介した名前以外にも、漢字一文字で人気のある名前はたくさんあります。

赤ちゃんがお腹にいる間に名前を決めようとすると迷ってしまうこともありますが、いざ赤ちゃんが生まれ、顔や雰囲気を見て、直感的に決められることもありますよ。

パパとママの愛情を一文字に込めて、素敵な名前をつけてあげられるといいですね。

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