日本産科婦人科学会は、妊娠週数を問わず妊婦さんの新型コロナウイルスのワクチン接種を推奨しています（※1）。
ただ赤ちゃんへの影響だけでなく、ワクチン接種後に出る発熱や頭痛などの副反応に不安がある方も多いかもしれません。
そこで今回は、妊娠中のワクチン副反応への対処法をご紹介します。
副反応が出たら、薬を飲んでいいの？
ワクチンを接種すると、妊娠していない女性と同程度に、頭痛や発熱、関節痛といった副反応が出る可能性があります。
日本産科婦人科学会は、発熱した場合には早めに解熱剤を服用するよう提言しています（※1）。
ただし、症状が出る前に解熱鎮痛剤を予防的に飲むことは推奨されていません（※2）。また、妊娠中に飲める薬は限られているので注意しましょう。
妊娠中でも飲める解熱剤・頭痛薬は？
妊娠中に飲める薬
● カロナール
● タイレノール
● ノーシンAc
● バファリンルナJ
妊婦さんの場合は、アセトアミノフェンを主成分とする薬のみ使用可能とされています（※3）。
病院で処方される「カロナール」は、アセトアミノフェンを主成分としていますよ。
市販薬でも、上記の商品なら服用できます。
妊娠中にNGな市販薬
● イブA錠
● バファリン
● ロキソニン
イブプロフェンやロキソプロフェン、アスピリンを主成分としたこれらの解熱鎮痛剤は、妊娠中に飲まないように注意してください。
ワクチン接種前に、医師に相談を
妊娠中は服用を避けるべき薬が多いので、自己判断で市販薬を買うのは控えた方が無難です。
ワクチンを打つ前にかかりつけの産婦人科医に相談し、頭痛薬や解熱剤を処方してもらうと安心ですよ。
