妊娠すると「太りすぎてはいけない」と言われ、体重を気にする妊婦さんは多いと思います。しかし妊娠中の体重増加量が少なすぎると、早産のリスクや赤ちゃんが小さく生まれるリスクが高まります。
そこで2021年4月に、妊娠中の体重増加の推奨値が変更されました。新しい基準を目安に、健康的な生活を送るようにしてくださいね。
理想的な体重増加の目安が変わりました
妊娠中の適正な体重増加は、ママと赤ちゃんの長期的な健康の維持・増進につながります。
厚生労働省の発表によると、妊娠中の体重増加の推奨値は下表のとおりに変更されました(※1)。
| 妊娠前のBMI値 | (旧)体重増加の推奨値 | (新)体重増加の推奨値 |
| BMI 18.5未満 | 9~12kg | 12〜15kg |
| BMI 18.5以上25.0未満(標準) | 7~12kg | 10〜13kg |
| BMI 25.0以上30.0未満 | 個別対応 | 7〜10kg |
| BMI 30.0以上 | 個別対応 | 個別対応(上限5kg) |
これまで適正とされていた体重増加量から、推奨値が全体的に増えています。
なおninaru内の妊婦さんの体重に関する記載は順次更新し、正しい情報をお届けしてまいります。
ママの体にあわせた体重管理をしよう
妊娠中の理想的な体重増加の目安は、妊婦さんのもともとのBMI値によって異なります。
自分の体重増加の目安を出すには、まず妊娠前の体重からBMI値を算出してみましょう。
BMI値の算出式
BMI=体重<kg>÷(身長<m>×身長<m>)
【例】身長165cm、妊娠前の体重55kgの場合
BMI=55÷(1.65×1.65)=20.20 → 体重増加の推奨値は10~13kg
妊婦さんの体重が増えすぎると、妊娠高血圧症候群などのリスクを抑えるために医師から体重制限の指示がでることもありました。
しかし日本産婦人科学会の新たなガイドラインによると、妊婦さんの体重増加量を厳格に指導する根拠は十分ではないため、個人にあわせたゆるやかな指導をするよう通達が出されています(※2)。
妊娠中は栄養バランスのとれた食生活を
厚生労働省によると、妊婦さんが十分に栄養・エネルギーを摂取できていないことが指摘されています(※3)。
体重を気にしすぎてストレスを溜めるのもよくありません。体重管理を難しく考えすぎず、まずは栄養バランスの取れた健康的な食生活を心がけてみてくださいね。