強くてたくましく、優しい心を持った人に育ってほしいと願うママやパパは多いのですよね。そんな想いが込もった「かっこいい」名前にはどのようなものがあるのでしょうか。
そこで今回は、人気の漢字を使った男の子のかっこいい名前をご紹介します。
男の子にかっこいい名前をつけるときのポイントは?
一口に「かっこいい」といっても、人によってイメージするものは違います。勇気があってたくましい男の子もかっこいいですし、心が広くて優しい男の子もかっこいいですよね。
男の子の赤ちゃんに「かっこいい名前をつけよう!」と思っているママやパパは、「どんな男の子に育ってほしいか」という想いを込めて名前をつけてあげましょう。
次からは、漢字の特徴や響き、イメージといったテーマ別に、かっこいい男の子の名前を20個ご紹介していきます。
男の子のかっこいい名前で漢字一文字のものは?
漢字一文字で表される名前は、潔くビシッと決まっていて、かっこいいイメージがありますよね。漢字一文字にママとパパの思いをぎゅっと込められるのも、人気の理由です。
蓮(れん)
蓮(はす)は、仏教では神聖な花とされています。夏が見ごろの花で、「神聖」や「清らかな心」という花言葉がついています。「れん」という響きから、涼やかで凛とした雰囲気の男の子に育ちそうですね。
純(すなお)
「純」は「穢れのない、きれいで高潔なさま」を表し、純粋な印象を与えてくれます。素直な子どもに育ってほしいと願うママやパパにおすすめの名前です。
統(すばる)
「統」には「全体に繋がるスジを指し、全体をまとめる」という意味があります。解字の「充」は、充実していることを意味していて、糸へんがつくことで充実した状態が全体に行き届くことを表しています。
仁(じん)
「仁」という漢字は「人」そのものを指し、隣人愛の気持ちを表していて、儒教ではとてもいい漢字とされています。「広く他人を思いやり、慈しみの気持ちをもつこと」という意味の「仁義(じんぎ)」という言葉もあります。
他と組み合わせて使うことが多い漢字ですが、あえて一文字で使ってもかっこいいですね。
響(ひびき)
「音や声が伝わる」という意味を持つ「響」という漢字は、優しさや心地よさを連想させます。また「影響を及ぼす」という意味から、周りの人が幸せな気持ちになるようないい影響を与える人になってほしいという願いを込めるのもいいですね。
かっこいい男の子の名前で古風なものは?
歴史上の人物や武士の時代を連想させる古風な名前も、かっこいい男の子の名前として人気です。昔から使われている名前には、安定したイメージを感じることもできますね。
正宗(まさむね)
日本らしい古風な名前を付けたいと思っているママやパパにおすすめです。「宗」という漢字には「中心になる」「人が集まる」といった意味があります。。読みが四文字の名前はかっこよさが感じられますね。
伊織(いおり)
最近では女の子につけられることも多い名前ですが、もともとは宮本武蔵の養子である「宮本伊織」にあやかった名前だといわれています。宮本伊織は実直な人柄で家臣からの信頼が厚く、若い時から才気にあふれる人物だったそうです。子どもにもそんな風に育ってくれたらいいですね。
朔太郎(さくたろう)
「日本近代詩の父」と呼ばれる萩原朔太郎を連想させることや、「太郎」という響きから、古風なイメージを抱きやすいですが、近年人気の名前です。「朔」には、「月の初め日」という意味があり、「これから新しいことが始まる」「一番最初」といった意味合いも含まれています。
武尊(たける)
漢字の並びからも古風さを感じる「武尊」は、古事記や日本書紀に登場する古代の英雄「日本武尊(やまとたけるのみこと)」から読み方を取った名前です。
「尊」も「たける」と読み、一文字でも勇ましい様子が感じられますね。
かっこいい男の子の名前で響きがいいものは?
音の響きを聞いただけで、かっこいいと感じる名前も素敵です。まずは好きな響きから名前の読みを決めたいというママやパパにおすすめです。
達磨(たつま)
あるお坊さんがつけた名前で、「達磨(だるま)のように何度も立ち上がれる、くじけない子になるように」という想いが込められています。響きがいいだけでなく、意味を知ると改めてかっこいい名前だと感じますね。
瑛至(えいしん)
「瑛」は球が輝くさまを表しており、「至」には最高にという意味があります。男の子の名前に「臆さず、笑顔が輝く子どもになってほしい」という想いを込めたい場合におすすめです。
同じ読み方で「栄進」という漢字を当てた名前は、「役職や地位が上がること」という明るい未来を意味しており、「えいしん」という響きそのものが前向きな印象を与えてくれます。
伊吹(いぶき)
「生気や活気のあること」を意味する息吹(いぶき)をもじった名前です。心地よい響きの中に力強さを感じることができます。生命力みなぎる丈夫でかっこいい男の子に育ってくれそうですね。
かっこいい男の子の名前でたくましさを感じるものは?
「たくましく育ってほしい」という願いを持つママやパパは多いですよね。たくましさや強さをイメージさせる漢字を使うことで、かっこいい名前がつけられますよ。
虎太郎(こたろう)
「虎」という漢字は、「虎のように勇敢でたくましく育ってほしい」と願いを込めて使うママやパパもいます。何事にも恐れず「トラ」イしてほしい、という意味を込めるのもいいですね。
大翔(たいが・はると・ひろき)
漢字からも響きからも、たくましさを感じる名前です。「大」という漢字には、「大きい」だけでなく、「立派なさま」「偉大と認める」といった意味もあり、「翔」には、「羽を大きく広げて飛ぶ」という意味があります。
「世界に大きく羽ばたいていってほしい」という願いを込めた名前として人気です。
勇武(いさむ)
響きからも、勇ましくて強い男の子のイメージが伝わってくる名前です。「勇」には、「気力があって、思い切りがいい」という意味があり、侍を連想させる「武」は、たくましさを表しています。
雄星(ゆうせい)
「オス」の意味の「雄」という漢字を使った男の子ならではの名前です。「星」を組み合わせることで、男の子たちの中でスターのような存在として、たくましく生き抜いていってほしいという願いを込めることができます。
かっこいい男の子の名前で珍しいものは?
個性的な名前を持った男の子は、かっこいいですよね。珍しい名前は本人の個性にもなって自信につながるかもしれません。
海凪(みなぐ)
「みなぐ」は珍しい名前ですが、落ち着きのある響きを持っています。「海」には「大きい」や「多くのものが集まるところ」という意味、「凪」には「落ち着いた」という意味合いがあるので、雄大さと穏やかさを持った男の子に育ってくれそうですね。
翔(かける)
「翔」という漢字は、「しょう」と読むことが多いですが、「かける」という読み方で名前をつけてみるのもおすすめです。字のとおり「羽を大きく広げて飛ぶ」という意味があるので、未来に大きく羽ばたいていってほしいというママやパパの想いを込められそうですね。
優(すぐる)
「ユウ」という読みで名前に使われることの多い「優」ですが、「すぐる」と一文字で読むこともできます。優れた能力や頭脳といった知的なイメージと、優しい心を持つイメージをバランスよく取り入れることができそうですね。
樹(たつき)
「樹」と書いて「いつき」と読むことはありますが、「たつき」は珍しい読み方です。生命力を感じる「樹」という漢字一文字だけを使うことで、頼りがいのある強い男性に成長してくれそうです。
男の子のかっこいい名前には、ママ・パパの期待を込めて
名前は運命にも大きく関わるとされ、姓名術では「良い名前は幸運を招き、悪い名前は不幸を招く」といわれています。
今回ご紹介したように、かっこよさを感じる男の子の名前はたくさんあります。まずはママとパパが、どんな子どもに育ってほしいか、どんな人生を歩んでほしいかをよく考えて、その想いを込めながら名前をつけてあげられるといいですね。