小学校低学年の男子トイレでは、立っておしっこはできていても、意外とうまくできていない子が多くいます。
今回は、低学年の男子トイレの立ち小便器で起きていることをはじめ、家庭でできる対策や知っておくと良いことについて紹介します!
立ち小便器が上手く使えない…男子トイレ事情
1年生の男子トイレ。立っておしっこはできていても、実は以下のようなことが起きています。原因とともに見てみましょう。
おしっこが飛び散って床が汚れている
低学年の男子トイレでは、立ち小便器周辺の床の汚れが特に目立ちます。原因は大きく以下の2つ。
● おしっこの狙いが定まっていない
● 便器から離れすぎている
床を汚してしまったとしても、恥ずかしくて先生に報告できず、汚れたままになってしまうことも少なくありません。
ズボンや服を汚してしまう
床だけでなく、自分の衣服を汚してしまうこともあります。その理由は、
● おしっこをしっかり切れていない
● 待っている人が多いので焦ってしまう
● 友達と話したり、ふざけたりしながらトイレをしてしまう
休み時間になるとたくさんの子どもがトイレを使用します。焦りや油断から、うっかり衣服を汚してしまうことも。
衣服への付着は時間が経つと乾いてしまうため、親が把握しにくいことから、問題なくできていると思っていることがあります。
上手く立っておしっこをするための4ステップ
立ってきれいにおしっこをするために、以下の4ステップを参考に子どもに声かけをしながら見直してみましょう。
自宅の洋式トイレで練習してもいいですが、ショッピングモールなどにある、子どもと一緒に入れるトイレの立ち小便器で練習してもいいですね。
ステップ①
「便器から指2本分離れた位置に立とう」
便器に近づく際は、衛生面を考えて直接便器に衣服が触れないように注意してあげましょう。「指2本分くらいのすきまをあけようね。」と教えてあげると分かりやすいですよ。
ステップ②
「おへそを前に出してみよう」
おへそを前に出して体を反らせないと、便器からおしっこがはみ出してしまいます。できていないときは、大人が後ろから少し腰を押してあげるといいですよ。
ステップ③
「よそ見をしないで狙いを定めよう!」
便器からおしっこが飛び出ないよう、以下2つのポイントを押さえておきましょう。
●おちんちんをしっかり持つ
●よそ見をしない
おしっこを向ける方向を分かりやすくするために、トイレスタンプなどを的にしてトレーニングしてもいいですね。
慣れている子ほどよそ見をしやすいので、目を離さないように声掛けしてあげましょう。
ステップ④
「おしっこが終わったらちょっと待とう!」
おしっこをした後の処理も練習しておきましょう。
●おしっこが終わったらしっかり振る
●そのまま10秒待つ
小学校のトイレは家よりも焦ってしまいます。日頃から落ち着いておしっこをすることを心がけられるようにしましょう。
あわせて知っておきたい
おしりを出すことが気になるときの対策
立ち小便器でおしっこをするときに、ズボンを下ろしてお尻を出すことで「友達にからかわれた」「恥ずかしい」など、少しずつ周りの目を気にしはじめる子も少なくありません。
低学年ではズボンを下ろしておしっこをすることが多いので心配しすぎる必要はありませんが、本人が気にしそうだったり、すでに気にしていたりするようであれば、以下のような練習しておくと良いでしょう。
ズボンを前だけ下ろす練習方法
ズボンの後ろ側を腰に引っ掛けて、前だけ下ろす感覚をつかませてあげましょう。大人がサポートしながら以下の方法で練習してみてください。
1. 大人がズボンの後ろ側をおさえる
2. 子どもは片手でズボンの前側だけ下ろし、もう片方の手でおちんちんを持つ
ズボンのゴムがきついと上手く前だけズボンを下ろすことができず、おしっこの途中で向きが変わってしまう可能性があります。
伸縮性の高いゴムや、柔らかい素材のズボンだと、比較的前だけを下ろしやすいのでおすすめですよ。
子どもの立ち小便器の使い方を見直しておこう
自宅では座っておしっこをする家庭も増えていて、子どもが立っておしっこをする様子をなかなか見ることがない親も少なくありません。
幼稚園や保育園では汚れても先生がサポートしてくれることが多いですが、小学校では基本的にサポートはないので、この記事を参考に見直しておくと安心ですよ。
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