子どもが保育園に通っていると、毎日どのように過ごしているのか気になりますよね。どんな環境で、どんな風に保育士さんや友達と接しているのか、そんな園での子どもの様子を見ることができるのが「保育参観」です。
今回は、保育参観について、目的や年齢別の内容などをご紹介します。
保育参観とは?どんなねらいがあるの?
「保育参観」は、保育園で子どもが保育士さんや友達とどのように接しているのか、食事やお昼寝はどのようにしているのかなど、普段の園生活を保護者に見てもらうことがねらいです。
保育参観を年に2~3回行っている園もあれば、特別に日程を決めず事前申請さえあれば普段から見学できる園もあります。
参観の場合は基本的に保護者は見ているだけですが、子どもと一緒に園生活を体験する「保育参加」を実施している園もあります。
保育参観の内容は?0・1・2・3歳児で違いはある?
保育参観の内容は、保育園の方針や保護者の意見を取り入れながら決めるため、園によってそれぞれ違いがあります。
以下に一般的な保育参観の内容を年齢別に紹介するので参考にしてみてくださいね。
0、1歳児クラスの保育参観の内容
0、1歳児は、まだ成長に差がある時期で、一人一人できることも違うため、普段の生活に重点を置いて保育参観を行います。
保育士さんとの接し方、他の子をどんな風に認識しているのか、食事風景などを見ます。途中で保護者が遊びに参加する、給食の味見をさせてくれる、といった園もあるようです。
0〜1歳頃は、参観時にママやパパの姿を見てしまうと園生活に集中できなくなったり、抱っこをせがんだりすることがあるため、子どもに姿を見せないように見学させる園もあります。
2歳児クラスの保育参観の内容
2歳児クラスになると、一人でできることが増え、友達と積極的に関わろうとする子も。保育参観は、そういった成長を見られるような内容となっています。
家ではうまくできない着替えが上手にできていたり、友達と一緒におもちゃで遊んでいたりと、家とは違う成長ぶりが見られて驚くことも多いようですよ。
見学以外に、一緒に簡単な工作やゲーム、体操などをする時間が用意されている園もあります。
3歳児クラスの保育参観の内容
3歳児クラスでは、保育士さんのサポートがなくても身の回りの基本的なことができる子が多くなります。自分からおもちゃを片付けたり、クラスの友達や年下の子を気にかけたりといった姿も見られます。
そのため、保育参観は協調性や自主性を見られるような内容となっています。合唱や劇などを発表する園もあるようです。
保育参観で気をつけた方がいいことは?
保育参観に参加するうえで、いくつか気をつけておきたいポイントがあります。
写真・動画撮影は確認してから
保育参観での写真撮影や動画撮影を禁じている園も多いようです。写真・動画撮影をしてもいいのか事前に確認しましょう。
保育参観に相応しい服装で
保育参観の内容は、事前に案内状などで教えてもらえることが多いようです。子どもと一緒に遊ぶ場合は、パンツスタイルなど動きやすい服装にしましょう。
また、園内には小さな子どもがたくさんいるので、アクセサリーなどの小物がうっかり外れて落ちてしまわないようにすることも大切です。香水など、強い香りも子どもには刺激的なので気をつけましょう。
スマートフォンはマナーモードに
保育参観中はスマホはマナーモードにして、できるだけバッグの中などにしまっておきましょう。
仕事の都合でどうしても連絡をしなくてはいけない場合は場所を変えたり、あらかじめ職場に保育参観で連絡が取れないことを伝えておいたりすることが大切です。
保育参観は園での子どもの様子を見るチャンス
保育参観は園での子どもの様子を間近で見たり、一緒になって遊ぶことができたりするいい機会です。参観日の日程がわかったらスケジュールを調整して、都合がつく限り参加できるといいですね。