高温期8日目の症状は?フライングで陽性に?体温が下がると着床?

妊娠を望んでいる場合、高温期8日目にもなれば、体に何らかの妊娠兆候が現れているのではないかと気になりますよね。何も症状が現れないと不安になるかもしれません。そこで今回は、高温期8日目に妊娠初期症状が現れるのかどうか、フライングで妊娠検査薬を使って陽性が出ることはあるのか、体温が下がるのは着床のサインなのかなどをご説明します。

高温期8日目の体はどんな状態?

女性 お腹 子宮 

精子と卵子が受精すると、一般的に受精から6〜7日目頃に着床しはじめます(※1)。排卵日の翌日から高温期が始まったとして、排卵日当日に受精したとすると、高温期8日目は着床が始まって1日が経過したところといえます。

しかし、実際は受精のタイミングは人によって違うので、高温期8日目に着床が始まる人もいれば、まだ着床が始まっていない人もいます。

高温期8日目に妊娠初期症状は現れる?

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一般的に、排卵日に受精していれば、高温期8日目時点では着床が始まっている可能性が高いと考えられます。そのため、着床によるホルモンバランスの変化で急激に体調が変化し、いわゆる「妊娠超初期症状」が現れることもあります。

着床時に現れるとされる「着床出血」や「着床痛」のほか、吐き気や胸の張り、腰の痛み、おりものの量が増えるなどの症状が見られることもあります。ただし、どの症状も生理前特有のものと見分けがつきにくいので、症状だけで着床したかどうかを判断するのは困難です。

一方で、高温期8日目に何の症状も現れないと、「着床がうまくいかなかったのでは?」と不安を感じるかもしれません。しかし、妊娠超初期症状が現れるかどうかは個人差が大きく、まったく症状が現れなくても妊娠していたという人もいるので、あまり不安に思う必要はありません。いつもどおりの生活を続けましょう。

高温期8日目に体温が下がることがある?

【740px】基礎体温表 ⑦高温期に体温が低下する(インプランテーション・ディップ)

高温期8日目に基礎体温が一時的に下がった場合、「インプランテーションディップ」といわれる妊娠兆候かもしれません。

インプランテーションディップは着床のタイミングで基礎体温が一時的に下がることです。医学的な根拠はありませんが、実際に経験した女性が多いことから、妊娠兆候の一つと考えられています。

ただし、インプランテーションディップも妊娠した人全員に起こる現象ではないので、基礎体温が下がらないからといって気にする必要はありません。

ちなみに、高温期8日目頃に基礎体温が下がって、その後もずっと低いままになっているときは、黄体機能不全などの疾患の可能性も考えられます。

高温期が10日以内で終わってしまう、低温期から高温期に切り替わる期間が3日を超える、低温期と高温期の基礎体温が0.3度以内などが数周期続いたときは、念のため基礎体温表をもって婦人科を受診してみましょう(※2)。

高温期8日目のフライング検査では陽性反応は出ない?

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妊活中の人はできるだけ早く妊娠したかどうかを知りたいですよね。ただ、着床していたとしても、高温期8日目の時点で妊娠検査薬が陽性反応を示す可能性は低いといえます。

市販されている妊娠検査薬の多くは、受精卵が着床することで分泌されはじめるhCGというホルモンに反応して陽性かどうかを判定しています(※1)。

一般的なものは、尿中のhCG値が50mIU/mL以上になると陽性反応が現れる仕組みになっているのですが、多くの商品で「生理予定日の1週間後(高温期21日目)以降」での検査を勧めています。

そのため、体内のhCGの分泌量が、妊娠検査薬で検知できるくらい高まるまで、もう少し様子を見る必要があります。

高温期8日目時点で妊娠検査薬を使うのはフライングといわれ、正しい結果を判定できません。反応が現れたとしても、見えるか見えないかくらいの薄い線が出るだけなので、一喜一憂しないでくださいね。

高温期8日目、妊娠初期症状に振り回されずリラックスして過ごそう

高温期8日目は、妊娠初期症状が現れても、何の症状も現れなくても、引き続き経過を見ていきましょう。

前述の通り、高温期8日目の時点では、着床しているかどうかを確定することはできません。妊娠兆候やフライング検査の結果に振り回されず、妊娠検査薬でハッキリと反応が出るようになる期間まではリラックスして過ごしてくださいね。

高温期9日目の症状は?体温が下がるのは着床なの?吐き気や出血は?

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