子育て相談とは?育児に悩んだときに利用できるの?

監修専門家 臨床心理士 佐藤 文昭
佐藤 文昭 おやこ心理相談室 室長。カリフォルニア臨床心理大学院臨床心理学研究科 臨床心理学専攻修士課程修了。米国臨床心理学修士(M.A in Clinical Psychology)。精神科病院・心療内科クリニ... 監修記事一覧へ

子育てには悩みがつきもの。「発達が遅いかも」「あまり食べてくれない」「友達と仲良く遊ぶことができない」など、ママ一人では解決できない悩みや不安もありますよね。このように育児中に悩んだときは、身近な人に相談するほかに、子育て相談サービスを利用するのも一つの方法です。今回は、子育て相談とはどんなものか、相談できる場所や利用方法をご紹介します。

子育て相談とは?育児相談ともいうの?

相談 保健師 親子 ママ 赤ちゃん ベテラン カウンセラー カウンセリング 育児

「子育て相談」とは、ママやパパが抱える悩みや不安などに対して、専門的な知識や経験を持つ人が相談に応じることをいいます。自治体などが行っており、「育児相談」と呼ばれることもあります。

一般的に子育て相談は、18歳以下の子供の発育・発達や行動の不安、子育てに対する悩みなどについて相談することができます。また、子供を虐待してしまった、育てる自信がなくなってしまったなど、ママのつらい気持ちも相談できます。

専門家に相談することで、的確なアドバイスを受けられる、対処法を教えてもらえるなどのメリットがあります。

子育て相談・育児相談ができる場所は?

受け付け 窓口 相談

子育て相談は、市区町村の役所をはじめ、様々な場所で行われています。それぞれに特徴があるため、相談内容によって使い分けることも可能です。予約が必要なところも多いので、事前に確認しておいてくださいね。

児童相談所

児童相談所とは、18歳未満の児童に関する問題について、地域住民からの相談に応じ、児童や保護者に適した援助や指導を行う行政機関です。児童福祉法にもとづいて、各都道府県に設置されています。

児童相談所では、子育ての悩みや発達の不安、子供の不登校、虐待などについて、職員をはじめ、児童心理司や児童福祉司などの専門スタッフがアドバイスをしてくれます。

保健センター・保健所

各自治体の保健センターや保健所では、保健師に子育て相談をすることができます。地域によっては、助産師や栄養士、専門医に、母乳相談や離乳食相談、発達の遅れや多動・自閉傾向の相談をできるところもあります。

産婦人科・助産院

産婦人科や助産院によっては、乳児の育児相談を受け付けているところもあります。その施設で出産していなくても対応してくれるケースもあるので、利用したいときは施設に問い合せてみましょう。

主に、母乳育児や離乳食、赤ちゃんのアレルギーなどについて相談できることが多いようです。施設によって利用料金がかかることもあるので、ホームページなどで調べておきましょう。

児童館・子育て支援センター

児童館や子育て支援センターでは、保育士や社会福祉士、教員免許などの資格を持っている職員が子育て相談を行っています。相談日が設けられているケースが多く、施設によっては専門相談員が応じてくれることもあります。

子育て相談・育児相談は電話でもできる?

相談員と直接話すのが苦手、相談所まで出かける余裕がない、今すぐ相談したい、といったときは電話相談もおすすめです。

エンゼル110番

要出典 エンゼル110番
出典: www.angel110.jp

「エンゼル110番」は、森永乳業株式会社の委託を受けて、森乳コミュニケーション株式会社が運営している育児の無料相談です。1975年に設立され、40年以上に渡ってたくさんの育児相談を受けてきました。

Webサイトにはよく寄せられる相談に対するアドバイスが載っているので、まずは自分にあったアドバイスが書かれていないかチェックして、電話してみるのもいいですね。

日本助産師会 電話相談

要出典 日本助産師会 電話相談
出典: www.midwife.or.jp

日本助産師会では、助産師による電話相談事業を行っています。子育てだけでなく、思春期や更年期といった、女性の性に関する様々な悩みについても相談することができます。

相談の受け付けは、毎週火曜日の10~16時です。

児童相談所全国共通ダイヤル

要出典 児童相談所全国共通ダイヤル
出典: www.mhlw.go.jp

全国の児童相談所では、電話による相談も受け付けています。「児童相談所全国共通ダイヤル」を利用すると、発信した電話の市内局番などから、自動で近くの児童相談所につなげてくれます。

子育て相談を受けるときのポイントは?

女性 メモ チェック ノート

子育て相談を利用するときは、下記のポイントに気をつけましょう。

相談したいことをメモしておく

事前に、どんなことを相談したいのかまとめておきましょう。いざ相談員と話し始めると、一番聞きたかったことを聞き忘れたり、一つの相談にばかり時間がかかったりすることもあります。

相談したい内容が多いときは優先順位をつけて、一番重要なことから相談するといいですね。

相談したことを記録しておく

子育て相談や育児相談を利用したときは、どんなに些細なことでも、利用日や相談内容、もらったアドバイスをメモしてきましょう。

子供が成長して、また似たような相談をするときに役に立つこともあります。相談員の名前も記録しておくと、同じ人を指名したいときに便利ですよ。

緊急時には利用しない

子供が怪我をした、虐待している現場を見た、といった緊急の状況のときは、子育て相談では対処できないため、病院や救急外来、場合によっては警察に連絡をしましょう。

子育て相談は育児中の強い味方

女性 電話 笑顔 子育て相談

子育てについて悩まないママはいません。自分一人で解決できない悩みにぶつかったときには、パパや家族、ママ友など、身近な人に相談するだけでなく、子育て相談も利用してみましょう。

子育て相談と聞くと、「こんなこと相談してもいいのかな」「電話したらダメな母親と思われそう」などと不安に思う人もいるかもしれませんが、決してそんなことはありません。

子育て相談を利用したことで、育児の不安が解消されて気持ちが楽になったというママもたくさんいます。すぐに解決できない悩みでも、専門家に相談することで、解決に向けての一歩が踏み出せるかもしれません。

家の近くの子育て相談所や気軽に電話相談できるところをいくつか探してみて、必要なときに上手に利用できるといいですね。

こそだてハックに「いいね!」して情報を受け取ろう